“バログン事件”を発端に、イングランドとフランスもカード取り消しを求めてFIFAへ要請するようだ。
世界中で物議を醸しているフォラリン・バログンの出場に関する問題。アメリカ代表FWは2日に行われたワールドカップ・ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(○2-0)で、DFタリク・ムハレモヴィッチに仕掛けたファウルで一発退場となっていた。しかしFIFAは5日、自動的に科される1試合出場停止処分を1年間延期することを発表。バログンはラウンド16のベルギー戦に出場可能となり、先発に名を連ねていた。
FIFA側はこの処分の延期が独立機関によって下されたものだと主張しているものの、アメリカのドナルド・トランプ大統領がFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に電話をかけたことを認めており、アメリカ政府の介入の影響も指摘されている。これを受け、ベルギーサッカー連盟やボスニア・ヘルツェゴヴィナサッカー連盟をはじめ、様々なサッカー連盟が声明で非難。また、UEFA(欧州サッカー連盟)も抗議していた。
そうした中、各国サッカー連盟も自チームの選手のカード取り消しを求めている模様。『The Athletic』によると、フランスサッカー連盟(FFF)はラウンド16のパラグアイ戦でマイケル・オリーセが受けたイエローカードの取り消しを要請。オリーセは準々決勝で警告を受けた場合に準決勝は出場停止となるが、FFFは手元にある映像証拠を根拠として再検討を求めているようだ。
また同メディアは、イングランドサッカー協会(FA)もジャレル・クアンサーの出場停止処分について今後の対応を検討していると報道。ラウンド16のメキシコ戦で一発退場となった23歳DFは、11日のノルウェー戦は出場停止となっている。FIFAの規則ではレッドカードに対して不服を申し立てるための公式な仕組みはないものの、今回の“バログン事件”を受け、FAもアピールを行う可能性があるとのこと。なお、複数のサッカー連盟が懲戒処分への異議申し立てを検討し始めているとも報じられている。
