NxGn 2020:世界最高の若手50人…頂点に立ったのは?

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50パブロ・モレノ|ユヴェントス
現在グラナダのストリートで人気のあるユヴェントスのユニフォームは、クリスティアーノ・ロナウドのものではない。
地元のヒーローであるバブロ・モレノは、まだビアンコネッリ(ユヴェントスの愛称)でデビューこそ果たしていないものの、その得点力は折り紙付き。様々な役割をこなして攻撃を牽引し、トリノの地で爆発することが期待されている。
バルセロナの下部組織で200を超えるゴールを量産してきた17歳は、すでにユヴェントスU-23にも名を連ねており、昨年はコッパ・イタリアにてベンチ入りを果たしている。
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49ルクマン・ハキム|KVコルトレイク
小柄で俊敏なフォワード、ルクマン・ハキムはこの3月のはじめに18歳の誕生日を迎えたばかりだが、すでにU-23マレーシア代表に選出されている。
ヨーロッパでのキャリアを開始した彼は、ヴィンセント・タンが所有するカーディフ・シティで少しばかりのトレーニングを積んだ後、同じくタンが所有するベルギーのクラブ、KVコルトレイクに加入した。
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48ルカ・ウンベハウン|ボルシア・ドルトムント
ボーフムのユースチームでプレーしていた彼は、2016年に15歳にしてボルシア・ドルトムントに引き抜かれた。
U-18ドイツ代表にも選出された彼だが、ジグナル・イドゥナ・パルクでのトップチームデビューはまだ果たしていない。しかし、ボルシア・ドルトムントのUEFAユースリーグ・チームでレギュラーの座を掴んだ彼はプレーの質を高めており、このドイツ屈指の有望なゴールキーパーがリュシアン・ファーヴルによってチャンスを与えられる日はそう遠くないはずだ。
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47ナジ・ユニュヴァル|アヤックス
ナジ・ユニュヴァルは間違いなくハートの強い選手だ。アヤックスが1月にKNVBカップでスパーケンブルグと対戦した際、PKキッカーはクラース=ヤン・フンテラールに任されていたにもかかわらず、16歳の彼は試合後半で得たPKを蹴らせてもらうよう、ベテランフォワードに直談判を申し出たのだ。
こうした自信に満ちたユニュヴァルだからこそ、クラレンス・セードルフが保持していたアムステルダムでの最年少ゴール記録を破ることができたのだ。
U-18オランダ代表でもプレーする彼についてアヤックスが抱える唯一の悩みは、バルセロナなどの強豪がすでに彼に触手を伸ばしているという事実だ。
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46ダニエル・マルディーニ|ACミラン
ダニエル・マルディーニの父と祖父はミランでディフェンダーとして活躍した選手だったが、ロッソネーリ(ミランの愛称)3代目となる彼のプレースタイルはその系譜を継いでいない。
2月にヴェローナとドローに終わった試合でついにサン・シーロのピッチに立ち、セリエAデビューを飾った18歳はアタッカーとしての豊かな才能を開花させている。父パオロは昨年、『DAZN』に対して誇らしげに次のように語っていた。
「彼はファンタジスタであり、ストライカーでもある10番の選手だ。ボールを巧みに扱う詩人なんだ」
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45シャビ・シモンズ|パリ・サンジェルマン
ブラウグラナ(バルセロナの愛称)のレジェンドと同じ名を持つオランダの神童シャビ・シモンズを昨夏パリ・サンジェルマンに引き抜かれたバルセロナは、大きなショッックを受けていたはずだ。
2010年からラ・マシア(バルセロナの下部組織)に在籍し、多くの年代でキャプテンを務めてきたこの16歳のミッドフィルダーは幅広いスキルの持ち主であり、様々な役割をこなすことが可能だ。リオネル・メッシと共にプレーすることが夢だと語っていた彼だったが、すぐにこのニューカマーをU-19チームへと迎え入れたパリ・サンジェルマンからのオファーを思いとどまるには至らなかった。
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44ユスファ・ムココ|ボルシア・ドルトムント
11月に15歳となったユスファ・ムココは、UEFAユースリーグで最年少出場・ゴール記録の両方を塗り替えた選手だ。カメルーンに生まれながらU-16ドイツ代表でプレーする彼が、この先さらにエキサイティングなプレーヤーとなることは疑いようがない。
年齢制限により彼がブンデスリーガ・デビューを果たすのは早くとも2021-22シーズンとなるが、多くの記録を破り続ける「ニュー・サミュエル・エトー」は、その活躍を待つに値する選手に違いない。
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43エフライン・アルバレス|ロサンゼルス・ギャラクシー
ズラタン・イブラヒモヴィッチが試合後に口にするのはたいてい自らへの称賛だけであることから、この歯に衣着せぬスウェーデン人が昨年7月のトロント戦勝利の後、ロサンゼルス・ギャラクシーの有望株エフライン・アルバレスを「天才」と褒め称えたのは特筆すべきことだ。
イブラヒモヴィッチの太鼓判は、この17歳の攻撃的ミッドフィルダーの評価を高め、代表招集を争うアメリカとメキシコの綱引きをますます激化させた。
ロサンゼルス生まれの彼は、アンダーエイジではエル・トリ(メキシコ代表の愛称)でプレーしているが、魔法の左足を持つクリエイティブ・プレーヤーを巡る競争はさらに激しくなることが予想される。
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42アレッシオ・リッカルディ|ローマ
昨年のコッパ・イタリアでプロデビューを果たしたローマのアレッシオ・リッカルディは、セリエAでもたびたびベンチに招集されているものの、未だセリエAのピッチには立てていない。しかしジャッロロッシ(ローマの愛称)は先手を打ち、このプリマヴェーラのスターとの契約を2023年まで延長することを決定した。
4月に19歳になる彼はユヴェントスをはじめとした強豪から熱い視線を注がれているが、それも納得のいく話だ。エレガントで才能豊かなセントラル・ミッドフィルダーのリッカルディはゴールへの嗅覚も鋭く、U-19イタリア代表では驚異的な得点率を記録している。
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41ブライアン・ヒル|セビージャ(レガネスにレンタル移籍中)
セビージャと4年契約を結んでから12ヶ月に満たない昨年12月、ブライアン・ヒルはその契約を2023年まで更新したが、セビージャがこのウインガーを繋ぎ止めておきたいと思うのはもっともだ。
ユーロU-19でスペイン代表の優勝に貢献した19歳のヒルは、その後の4月にはラ・リーガ初となる21世紀生まれのスコアラーとなった。
現在はレガネスにレンタル移籍中のヒルだが、プレーヤーの才能を育むことに定評のあるセビージャで活躍するため、ラモン・サンチェス・ピスフアンに戻ってくる日はそう遠くないだろう。
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40トロイ・パロット|トッテナム
ロビー・キーンの引退を惜しむアイルランドの人々は、長らく若き才能豊かなフォワードの登場を切望してきた。そしてついに、待望の人物がロビー・キーンもかつてプレーしたクラブに姿を現したかもしれない。
すでに代表デビューを果たしている18歳のパロットは、ジョゼ・モウリーニョ率いるトッテナムで今シーズンの初めにプレミアのピッチにも立っており、最近になってノース・ロンドンのクラブでの契約を2023年まで延長した。
卓越した技術と鋭い勘を持つ「ストリート・フットボーラー」パロットは、かつてのチームメイトであるクリスティアン・エリクセンから「アイルランド代表とスパーズ(トッテナムの愛称)でさらなる活躍をみせるだろう」とのお墨付きをもらっている。
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39コンラッド・デ・ラ・フエンテ|バルセロナ
バルセロナの不安は増すばかりだ。コンラッド・デ・ラ・フエンテという若き才能が野望を抱き、プレー機会を求めて他のクラブの手に渡ってしまうことを恐れているのだ。
ハイチ人の両親を持つデ・ラ・フエンテは2012年にマイアミからカタルーニャに移住して過去8年間をラ・マシア(バルセロナの下部組織)で過ごし、そのスピードとドリブルスキルで周囲を驚愕させた。
U-20アメリカ代表でもプレーしてその評価を高める18歳は、この夏にバルサを去ってしまうのかもしれない。
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38イサーク・リアジ|マルセイユ
バルセロナのトライアルに参加中だった2013年11月に脛骨(すねの骨)を骨折していなければ、おそらくイサーク・リアジは今ごろラ・マシア(バルセロナの下部組織)の一員だったはずだ。
その夢を叶えられなかったこの左ウインガーは、昨年のU-17ワールドカップでフランスを3位に導き、現在はマルセイユでプレー。ただ、このクラブでのプレーもそう長くはないだろう。
アンドレ・ビラス・ボアス率いるチームでシーズンの初めにプロデビューを飾った17歳のリアジだが、この夏に満了となる契約の延長を拒否していることから、現在はファーストチームから遠ざかってしまっている。
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37アンデル・バレネチェア|レアル・ソシエダ
レアル・ソシエダのアカデミープレーヤーがBチームを飛び越えて即トップチーム入りを果たしたのは、アントワーヌ・グリーズマン以来のことだ。昨年そのアンデル・バレネチェアがリーガ出場6試合目のヘタフェ戦で驚異的なパフォーマンスを披露した後、自転車でアノエタ・スタジアムを去る姿はネットでも話題となった。
昨夏ユーロU-19でスペインを優勝へと導いた小柄なウインガーに対し、レアル・ソシエダは、6000万ユーロ(約70億円)のバイアウト条項を盛り込んだ契約延長をおこなっている。プロ初ゴールをレアル・マドリーにお見舞いした才能を引き止めるためには、当然の決断ともいえるだろう。
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36マルコス・パウロ|フルミネンセ
昨年の夏、バルセロナのホセ・マリア・バケーロはフルミネンセのストライカー、マルコス・パウロの獲得のためブラジルへと飛んだが、リオのクラブはブラウグラナ(バルセロナの愛称)からの500万ユーロ(約6億円)のオファーを拒絶した。
その後もブラジレイロ・セリエA下半期で4ゴールを沈めクラブの復調に貢献してきた19歳は、その評価を高め続けている。
U-19ポルトガル代表でもプレーする彼に対し、バルサをはじめとしたヨーロッパの強豪が、さらに高額のオファーを用意して再びブラジルへと渡るのは時間の問題といえるだろう。
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35ルシアン・アグメ|インテル
ソショーの監督オマール・ダフは、ルシアン・アグメがクラブに長くとどまる選手ではないことを感じており、昨シーズンに次のように語っていた。「彼は試合を重ねるごとに成長しているよ」
実際にアグメは昨夏インテルへの移籍を果たし、ソショーは痛手を被ったが、昨年5月にはユーロU-17でフランスを準決勝まで導いたこのNEXTポール・ポグバの潜在能力を考えれば、これはサプライズではなかった。
同様に、昨年行われたU-17ワールドカップでキャプテンを務めて自国を3位に導いた彼はその後にミラノへと帰り、12月にはインテルでのデビューを飾っている。
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34ガブリエウ・ベロン|パルメイラス
他の多くのブラジル人同様、セレソンのレジェンドであるベベットでさえガブリエウ・ベロンについて知ることはわずかだったという。彼を一躍有名にしたのは、2019年の終わりに開催されたU-17ワールドカップで自国を優勝へと導いた「背番号7のビューティフル・プレー」の数々だ。
同大会で3ゴール2アシストをマークして優勝に貢献したこのウインガーはゴールデン・ボール賞(得点王)にも輝いており、その後パルメイラスでも出場2試合目にして2度ネットを揺らしている。
フアン・セバスティアン・ベロンと同じ名を持つこの男が、彼と同じく世界最高の舞台で輝く可能性が高いことは、すでに火を見るよりも明らかだ。
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33ビリー・ギルモア|チェルシー
ビリー・ギルモアは、幼い頃から自分がピッチ上で最も背の高いミッドフィルダーになれないことを悟っていた。そのためこの5フィート6インチ(約168cm)のスコットランド人は、幼少期からアンドレス・イニエスタ、シャビ、ルカ・モドリッチ、セスク・ファブレガスといった選手のプレーを学んできた。
そして、昨年の8月にチェルシーでのデビューを飾った18歳の努力は身を結んだといえるだろう。指揮官フランク・ランパードが彼のレンタル移籍を許さなかったことからも、レンジャーズのアカデミー育ちの彼が高く評価されていることがうかがえる。
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32キ=ヤナ・フーフェル|リヴァプール
キ=ヤナ・フーフェルが、リヴァプール指揮官ユルゲン・クロップに認められるために長い時間はかからなかった。このオランダ人ディフェンダーは2018年12月、彼にとってトップチームで初めてのトレーニング・セッションだったにもかかわらず、モハメド・サラーを封じ込めたのだ。
昨夏ユーロU-17でオランダを優勝へと導いた18歳の多才な右バックは、その将来をレッズ(リヴァプールの愛称)に捧げており、指揮官も大満足だ。クロップは8月に、「最高だよ。彼はファンタスティックなフットボーラーで、彼と一緒に長くプレーができることを本当に嬉しく思っているんだ」と語っている。
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31ブノワ・バディアシル|モナコ
ブノワ・バディアシルがミスの多い選手であることは確かだ。しかしこの3月の終わりに19歳になるモナコの若きディフェンダーは、2018年11月のトップチームデビュー以来、多くの経験を積んできた。
1月にはバレンシアとの接触もあったとされるこのU-19フランス代表は、バルセロナのサミュエル・ユムティティのプレーをお手本としている。バディアシルが堂々とプレーしており、左利きでパスレンジの広いセンターバックであることを考えれば、確かに2人には共通点があるといえるだろう。
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30アントニオ・マリン|ディナモ・ザグレブ
ミラン、パリ・サンジェルマン、ユヴェントスといったクラブが興味を示す中、クロアチアのクラブのアカデミーで、長きにわたって最もエキサイティングなヤングスターとして活躍してきたアントニオ・マリンが2017年9月にプロ契約を結んだのは、ディナモ・ザグレブだった。
U-21クロアチア代表でも活躍するこの19歳は、ディナモ・ザグレブのトップチームでの過去12ヶ月で多彩なプレー、ドリブルスキル、ピンポイントのボール供給を披露してその評価を上げ、今年の『NxGn』では順位を13位もジャンプアップさせた。
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29トマス・タヴァレス|ベンフィカ
9歳の頃からベンフィカでプレーするトマス・タヴァレスはユースチームで急激な進化を遂げ、昨年9月にはチャンピオンズリーグのRBライプツィヒ戦でトップチームデビューを果たした。
右サイドバックが本職ながら、左サイドでも難なくプレーをこなすこの19歳は、イーグルス(ベンフィカの愛称)のチャンピオンズリーグ・グループステージ6試合のうち5試合のスタメンに抜擢されている。すでにU-21ポルトガル代表として活躍する彼が、A代表に招集されるのは時間の問題だろう。
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28ヤリ・フェルシェーレン|アンデルレヒト
2年連続での『NxGn』選出となったヤリ・フェルシェーレンだが、ここ1年の急成長によりその順位は一気に20位のジャンプアップとなった。
2019-20シーズンは怪我に悩まされてきたが、両サイドでのプレーが可能なこの18歳の攻撃的ミッドフィルダーは、ロットパークにてトップチームのレギュラーの座を射止めた。ベルギー代表にも選出された彼は、 ロベルト・マルティネスの指揮のもと、出場わずか2試合目で代表初ゴールを記録している。
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27カーティス・ジョーンズ|リヴァプール
もはやリヴァプールでカーティス・ジョーンズの実力を疑う者はいない。ユルゲン・クロップに「信じられないプレーヤー」と言わしめたこのミッドフィルダーに必要なのは、その才能を輝かせる舞台を待つ忍耐力だけだ。
昨年を通して著しい成長を遂げたこの19歳は、現在実りの時を迎えている。今シーズンはユースチームでキャプテンを務め、マージーサイド・ダービーでは決勝点を記録。カラバオ・カップのアーセナル戦では勝利を決めるPKを沈めた。
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26ラシナ・トラオレ|アヤックス
アヤックス・ケープタウンで2年間を過ごした後、昨年1月にアヤックスに加入したラシナ・トラオレは、そこが自分のいるべき場所だと感じているようだ。
2017年5月には、すでに16歳にしてブルキナファソ代表デビューを果たしているこのパワフルなフォワードの実力は確かなものだ。アムステルダムでは常に伸び伸びとプレーしており、12月のADOデン・ハーグ戦でアヤックス初のスタメンを飾ったトラオレは、同試合で素晴らしいゴールも記録している。
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25ジョアン・ペドロ|ワトフォード
ワトフォードは、ジョアン・ペドロ獲得のために素早く動いた。彼らは2018年10月、まだ当時所属していたフルミネンセでのプロデビューすら果たしていなかったフォワードを青田買いしたのだ。
労働許可が下りるのが遅れ、結局今年の1月にイングランドへと渡ったこの18歳の天才ストライカーは、数日後にはFAカップにてホーネッツ(ワトフォードの愛称)デビューを飾った。
ウィンガーとして起用されているペドロは、ヴィカレージ・ロードで彼よりも前に成功を収めた同郷のリシャルリソンと同程度のインパクトをチームに与えることが期待されている。
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24カリム・アデイェミ | レッドブル・ザルツブルク
ウンターハヒンク(ブンデスリーガ3部)のU-17チームでカリム・アデイェミを指導したオグネン・ザリッチは、このストライカーが偉大な業績を成し遂げることを疑ったことはない。この監督は昨年11月にGoalの取材に対し、「彼は頂点に立つべくして生まれてきたんだ。限界は見いだせない」と絶大な評価を語っている。
ザリッチがアデイェミに対して手放しに高評価を与える理由は確かによくわかる。ミュンヘンで生まれ育った18歳のストライカーは、期限付き移籍期間中にFCリーフェリング(ザルツブルクのセカンドチーム)でゴールを量産したのだ。それが高く評価され、保有権を持つレッドブル・ザルツブルクに呼び戻されることに。なお、ザルツブルクは2018年にチェルシーやリヴァプールとの争奪戦を制し、彼を獲得することに成功している。
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23ジョヴァンニ・レイナ | ボルシア・ドルトムント
ボルシア・ドルトムントで名をあげたアメリカ人として、ジョヴァンニ・レイナはクリスチャン・プリシッチと当然のように比較されている。
面白いことに、BVBの前アシスタントコーチであったヨルク・ハインリヒは、この17歳はチェルシーのウィンガーよりもずっと才能があるかもしれないと信じている。パトリック・ヴィエラも、DFBポカール最年少ゴールを決めたレイナにダビド・トレゼゲの片鱗を見いだしている。
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22ジョシュア・ザークツィー | バイエルン・ミュンヘン
潜在能力を秘めたジョシュア・ザークツィーだが、バイエルンのサポーターに早々とセンセーショナルな活躍を見せたわけではない。しかしこのフォワードは、ブンデスリーガデビュー以来2試合、合わせて8分間で試合を決定づけるゴールを2つも奪ってみせた。
セバスティアン・ヘーネス(FCバイエルンII監督)によると「モダンサッカーでは見いだせない、特別なタイプのストライカー」だというザークツィーは、U-19オランダ代表。長身で優雅さも併せ持つ両利きのアタッカーは、独特のリズムを持ちながらも敏捷性に優れており、これを武器に相手ディフェンダーを1対1で翻弄している。
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21ファビオ・シウバ | ポルト
ポルトは数年前にファビオ・シウバをベンフィカに譲り渡したが、2017年にこのストライカーを呼び戻すことに成功。今やその恩恵を大いに受けている。17歳のファビオ・シウバはクラブ史上最年少の選手であり、最年少ゴールを記録した選手でもある。
ドラゴンズ(ベンフィカの愛称)と2025年まで契約を残すシウバ。この契約には1億2500万ユーロ(約150億円)の契約解除条項が設定されている。スポルティング(ポルトガル1部)のレジェンド、マヌエル・フェルナンデスをして「同時期のクリスティアーノ・ロナウドに奇妙なほどにそっくりだ」と言わしめたほどの選手であることを考慮すれば、遠くない将来このオプションが行使されることも想像に難くはない。
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20マイロン・ボアドゥ | AZ
マイロン・ボアドゥは以前アヤックスとアーセナルからオファーを受けていたが、AZに加入することを決断した。19歳のストライカーは今やAFASスタディオン(AZのホームスタジアム)でゴールを量産し、その決断が賢明であったことを証明している。
ボアドゥはすでにオランダのフル代表に招集されており、オランイェ(オランダ代表の愛称)で出場と得点の両方を記録した初めての21世紀生まれの選手となった。ただ、U-21代表監督のエルウィン・ファン・デ・ローイが驚くのはそこではない。「ゴール前で非常に冷静で、深い位置ではとても危険な存在だ。ゴールを奪うためだけに存在する能力。まさにそれは才能のなせるものだ」
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19 チアゴ・アルマダ | ベレス・サルスフィエルド
ベレス・サルスフィエルドのガブリエル・エインセ監督は昨夏、チアゴ・アルマダに頼りきりになりたくなかったと認めていた。それもそのはず、このアタッキングMFは当時まだ17歳だったのだ。だが、エインセはこう自問したという。「彼はこんなに上手いのに、どうしてプレーさせないでいられようか?」
実際、カルロス・テベスと同じフエルテ・アパッチ出身のこの少年は、元マンチェスター・シティFWと同じような動きと粘り強さが特徴だ。そして面白いことに、U-20アルゼンチン代表でもある彼は、夏のエティハド・スタジアム(マンチェスター・シティのホームスタジアム)行きが有力視されている。
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18ペドリ | ラス・パルマス
昨年9月にバルセロナがラス・パルマスと500万ユーロ(約6億円)の移籍金で合意した際、トップチームでは3試合の出場を数えるのみであった。しかし、今年の夏に彼がカタルーニャにやってきた後で一定の条件を満たせば、その額は1500万ユーロ(18億円)に跳ね上がることになっている。
ラス・パルマスのペペ・メル監督は、この17歳がカンプ・ノウで長くキャリアを続け、成功し続けると断言。「ペドリは(アンドレス・)イニエスタにとても似ているんだ。バルセロナに完璧にフィットするだろうね。高いレベルのプレーヤーが周りにいれば、彼はもっと活躍するよ」
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17ハーヴェイ・エリオット | リヴァプール
プレミアリーグ史上最年少選手となって注目を浴びたのが昨年5月。ハーヴェイ・エリオットは4月で17歳になる。昨夏フラムを去ってリヴァプールに移籍してからも記録を破り続けてきた。
レッズは世界でも最強クラスのメンバーを揃えるが、この才能に恵まれたウィンガーはユルゲン・クロップ率いるファーストチームですでに主役となっている。最高級のテクニックやスマートな動きに恵まれ、強度高く走り続けるエリオットは、ドイツ人指揮官も「特別な選手」と語るほどだ。
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16アディル・アウシシュ | パリ・サンジェルマン
パリ・サンジェルマンのアカデミー出身選手にとって、スター選手がひしめくトップチームに昇格するのは簡単なことではないが、アディル・アウシシュは17歳という若さにしてすでにトップチームでデビューを果たし、それだけでなく今シーズン得点も記録している。
もちろん、アウシシュがトップチームでも群を抜いたレベルの高さであることは驚くべくもない。常にゴールを目指すこのMFは、昨夏アイルランドで行われたU-17欧州選手権において、4試合でなんと9得点を奪ってみせたのだ。
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15ブカヨ・サカ | アーセナル
不安定なシーズンを送るアーセナルでは監督が次々に来ては去っていくが、誰もが疑いもしない、確かなことがひとつある。それは「ブカヨ・サカはエミレーツに現れたここ数年の選手の中で最も有望なプレーヤーの一人」ということだ。
実際、この18歳についての嬉しい悩みがひとつあるとすれば、それは彼のベストポジションだろう。ウィンガーとして出場すれば、9月のELでトップチーム初得点を獲得。アイントラハト・フランクフルトから勝利を奪い、セアド・コラシナツやキーラン・ティアニーが負傷した左サイドバックの穴を埋めたときにも素晴らしい活躍を見せてきた。
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14ライアン・チェルキ | リヨン
「並外れた才能」とは何であるか、キリアン・ムバッペは他の誰よりも分かっている。だからこそ、リヨンが発掘した最新の原石、ライアン・チェルキにパリ・サンジェルマンのスーパースターが熱視線を送ることには意味があるのだ。
カリム・ベンゼマとハテム・ベン・アルファをミックスしたような選手として称賛されている16歳のアタッカーはリヨン出身。すでにグルーパマ・スタディオム(リヨンのホームスタジアム)の歴史にその名を刻んでいる。1月4日のクープ・ドゥ・フランスでブールを相手にクラブ最年少得点を奪ったのだ。
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13エリック・ガルシア | マンチェスター・シティ
アイメリク・ラポルテの負傷によってマンチェスター・シティは苦しいシーズン前半戦を送ってきたが、「エリック・ガルシアがいなければ状況はもっと悪くなっていたかもしれない」とはペップ・グアルディオラの認めるところだ。
スペイン人のガルシアは19歳になったばかりだが、シティはより好条件の新契約を準備している。試合を深く読み役割をこなそうとする意欲から、グアルディオラ監督はこのセンターハーフをバルセロナのMFセルヒオ・ブスケツと比較してきた。
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12ウィリアム・サリバ | アーセナル(サンテチェンヌにレンタル移籍)
アーセナルはウィリアム・サリバをレンタル移籍ながら元所属のサンテチェンヌに帰還させることに合意したが、クロード・ピュエルはそもそも「最高のプレイヤー」を売り渡したクラブの決断に怒り心頭だ。
実際、ガナーズ出身のDFマテュー・ドゥビュシー(現サンテチェンヌ)は「このU-20フランス代表センターバックにつけられた2700万ポンド(約36億円)という価格はバーゲンだったと証明されるだろう」と思う一人だ。
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11セバスティアーノ・エスポージト | インテル
セバスティアーノ・エスポージトにとって素晴らしい12ヶ月だった。昨年3月、16歳255日にしてインテルの欧州クラブコンペティションにおける最年少出場選手となり、5月のU-17欧州選手権ではイタリア代表の決勝進出に貢献したのだ。ネラッズーリ(インテルの愛称)はアカデミー出身のエスポージトを昨夏に3年契約で丁重に迎え入れると、12月には今後クラブにもたらすであろう多くの得点の第1点目をジェノア相手に決めてみせた。
「彼はインテリジェンスに溢れている。素晴らしい未来が彼の前に待っているだろう」とアントニオ・コンテ監督は大絶賛だ。
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10ライアン・グラフェンベルフ | アヤックス
またしてもアヤックスがやってのけた。マタイス・デ・リフトとフレンキー・デ・ヨングを放出してから1年も経たないうちに、この「タレント生産工場」はさらにもうひとりの素晴らしいプレーヤーを輩出した。
アヤックスのエールディビジ最年少出場記録を持っていたクラレンス・セードルフを2018年9月に追い抜いたライアン・グラフェンベルフは、17歳にしてすでにトップチームのレギュラーメンバーだ。
ポール・ポグバとよく比較されるこのMFだが、ロナルド・デ・ブールも、デ・リフトよりも才能があるのではないかと称賛する。
この元オランダ代表は『Fox Sports』にこう語っている。「マタイス(デ・リフト)もそのくらいの年齢では並外れたレベルだったが、グラフェンベルフには他の追随を許さないクオリティが備わっている」
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9久保建英 | レアル・マドリー(マジョルカにレンタル移籍)
バルセロナアカデミーのスターであった久保建英はカンプ・ノウデビューを飾ったが、それはバルセロナの選手としてではなく、レアル・マドリーが保有するマジョルカの選手としてであった。
続いて、この日本代表は声援ではなくブーイングで迎え入れられることになるが、これは彼も想像していなかったことだった。「サッカーが上手な18歳ではなく、僕をライバルとして見ているということ」と、日本の至宝は考えている。
11月にはビジャレアル戦でリーガ初ゴールを決め、チームを3-1の勝利に導いた。控えめに言っても、バルセロナが「和製メッシ」を失った代償は大きい。
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8モハメド・イハッタレン | PSV
オランダはモハメド・イハッタレンのモロッコ代表招集を断るよう全力をあげて説得した。モロッコは彼の父の故郷であったが、未来をオランイェに捧げることを決断した。
2月に18歳になったばかりのアタッキングMFは、2019年1月にプロデビューを決めたばかりだが、すでにPSVの最も最重要選手の一員としての地位を確立している。
イハッタレンは最近、『Goal』にこう語っている。「自分語りはあまり好きじゃないんだけど、特別なものを持っていると思うよ」
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7イ・ガンイン | バレンシア
韓国のサッカーファンはだいぶ前からイ・ガンインに稀有な才能があることに気がついていた。このウィンガーは6歳にして、ノンフィクション番組で公に姿を見せた過去があるのだ。
しかし今や、このバレンシアアカデミーの生み出した才能のことを世界中のサポーターが知っている。昨年のU-20ワールドカップでは自国を準優勝に導く2つのゴールと4つのアシストを記録し、ゴールデンボールを獲得した。
イ・ガンインはその後、韓国代表でシニア世代デビューを飾り、さらにCLに出場した最も若い韓国人となった。
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6ガブリエウ・マルティネッリ | アーセナル
10月にリヴァプールがアーセナルと5-5の引き分けを演じた際、クロップはセンターバックのジョー・ゴメスとセップ・ファン・デン・ベルフをことさら批判することはしなかった。代わりに「(ガブリエウ・マルティネッリは)世紀の才能だ!」と言ったのだ。
冷静沈着なフィニッシャーであり、勤勉なストライカーであるマルティネッリは、18歳のブラジル人。アーセナルのフレドリック・ユングベリ前監督は、持ち前の運動量で相手DFに一瞬の平穏ももたらさないマルティネッリを「デュラセルバニー(乾電池メーカー・デュラセルのマスコット。乾電池が搭載されたピンク色のウサギ)みたいだ」と表現する。
同郷のロナウジーニョは、ロナウドと比較されていた。アーセナル所属の10代選手として二桁得点を挙げた1998-99シーズンのニコラス・アネルカ以来の偉業を達成することが、この二人のスーパースターに並び立つのには不可欠だろう。
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5エドゥアルド・カマヴィンガ | レンヌ
シルヴァン・ヴィルトール、ヤン・エムヴィラ、ウスマーヌ・デンベレ…レンヌは何年も続けて若く才能ある選手を育成してきたが、エドゥアルド・カマヴィンガは彼らの中でも最高の選手だと証明されるだろう。
アンゴラに生まれたU-21フランス代表MFは、11月に17歳の誕生日を迎えたところだが、その若さにしてすでにロアション・パルク(レンヌのホームスタジアム)でトップチームのレギュラーの座を確保している。
昨年の夏には、マルコ・ヴェッラッティ、ユリアン・ドラクスラー、マルキーニョスらが作るパリ・サンジェルマンの中盤を見事に制圧。衝撃的ながらも納得の、2-1での勝利をもたらした。
中盤を見事に制圧したこの試合のハイライトはすぐさま世界中に知れ渡った。カマヴィンガは最もエキサイティングな若手プレーヤーとしていきなり注目されることになったが、過熱するメディアの報道に自惚れないところが彼の最も有望な点だ。
以前レンヌのアカデミーで監督を務めたランドリー・ショーヴァンによると、この若者は才能があるだけではなく、おそらく地に足が着いているのだろうと評価する。『Goal』にこの以下のように語っている。
「エドゥアルドは、トップチームの監督と同じくらい、トレーニングセンターの管理人にも敬意を払うような男なんだ。よい決断ができる賢い男だし、それはこれからも変わらないだろう」
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4レイニエル | レアル・マドリー
レイニエルをレアル・マドリーにたった3500万ユーロ(約42億円)で売却したことに対して、フラメンゴの監督、ジョルジェ・ジェズスが激怒したことはよく理解できる。
印象的なほどの運動量ながらエレガントでもあるアタッキングMFは、7月に行われたコパ・リベルタドーレスのセカンドレグでプロデビューを飾ったばかりなのだ。しかしそこからブラジル・セリエAで14試合の出場を果たし、6ゴール2アシストを記録した。
元チームメイトのフィリペ・ルイスは、早くからカカと比較されていることが正当かどうかは時間が経てば分かることだと言うが、アトレティコ・マドリーでもサイドバックを務めたこの男は、『Marca』に対して「レイニエルはゴールを背にするともっとすごいクオリティを見せるんだ」と、より前向きなコメントを残している。
U-23ブラジル代表に選出されたレイニエルはまだ18歳になったばかりであり、マドリー加入後はまずBチームで戦うことになる。だが、ジネディーヌ・ジダン率いるトップチームでヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴと共に戦列に加わるのは時間の問題だろう。
「彼はまだ100%の状態じゃない。だが、本当に素晴らしい契約だ。レアル・マドリーにおめでとうと言いたい」
ルイスが言うことは真実だろう。
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3メイソン・グリーンウッド | マンチェスター・ユナイテッド
「マンチェスター・ユナイテッドの4000回目の試合でメイソン・グリーンウッドが得点したことは、アカデミーの業績を強調するためにちょうどよかったように思える」オーレ・グンナー・スールシャールはこうコメントした。
トップクラスの才能を生み出し続けるクラブにあっても、この万能フォワードの存在は際立っている。
見事なほどに両利きで、フリーキックもPKもおそらく「どちらかというと苦手なほう」の右足でいつも蹴っているという、そんな選手なのだ。
U-21イングランド代表にも選出されているグリーンウッドは、すでにたくさんのユナイテッド・レジェンドたちからお墨付きを受けている。
ロビン・ファン・ペルシはこのブラッドフォードで生まれ育った才能に自分自身を重ね合わせ、ガリー・ネヴィルはこの18歳がすでにマーカス・ラッシュフォードより優れたフィニッシャーであると確信している。グリーンウッドのポテンシャルは彼が7歳の時から明らかで、それは自身が初めて彼のプレーを見た瞬間から分かっていたとスールシャールは語っている。
当時は理解に難かったはずだが、ユナイテッドにとって欧州主要大会で最年少得点者となったグリーンウッドに対し、すでに新たな契約を提示している。
ユナイテッドにとっては試練の時となっているが、グリーンウッドはファンに未来の希望を示している。
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2アンス・ファティ | バルセロナ
11月20日、バルセロナのアカデミーを率いるパトリック・クライファートは「試合時間を多く確保するため、アンス・ファティはブラウ・グラーナのBチームに降格させるべきだ」と、彼を思うがゆえの意見を語っていた。
するとその3週間後、ファティはCLに出場。サン・シーロでインテルを相手に決勝点を挙げてチームを勝利に導いた上、CL史上最年少得点の歴史を塗り替えた。このときファティは17歳40日の若さであった。
このウィンガーに「特別な才能がある」証拠は他にも見つかった。エルネスト・バルベルデ前監督がそう語ったように、トップチームでの彼の活躍から十分な恩恵を得たのだった。
ギニアビサウ出身のファティは、すでにU-21スペイン代表キャップがある。一方リーガでは1月のレバンテ戦で2得点を挙げ、最年少マルチゴール記録を更新した。
バルサはこの駆け出しのFWに対する評価を過剰なものだとしつつ、なるべく注目を浴びないよう賢く振る舞っているようだ。しかし、レアルとの争奪戦を制してこの並外れた才能と契約できたことがいかに幸運なことか、バルサはもう気がついている。記録を絶え間なく更新し続けるこの若き才能がいれば、リオネル・メッシ引退後の時代のことをあまり恐ろしく感じなくて済むのではないだろうか。
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1ロドリゴ | レアル・マドリー
ロドリゴの莫大なポテンシャルは彼が16歳の時、2017年11月にサントスでプロデビューを飾ったときから明らかだった。実際、その年のNxGnリストでは5位にランクインしたほど目覚ましい才能をすでに持っていた。
しかし、それにしても彼のトップクラスに上り詰めるスピードには驚かされる。レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督に初めて会った時、緊張して震え上がったというティーンエージャーの話をしているのを我々は忘れてはいけない。
19歳の少年がピッチ外でこうして萎縮していようが、我々にはその様子が一切わからない。それほどピッチでは堂々と輝いている。
昨夏4500万ユーロ(約54億円)でサンチャゴ・ベルナベウに到着した彼は、リーガデビューを飾ったその93秒後に得点。さらにCL初出場戦で先発し、完璧なハットトリックを達成した。この歴史に残る偉業が認められ、ブラジル代表では2キャップを経験した。
万能なウィンガーは最近の自分の取り巻く状況をこう語る。
「思った以上に物事が速く動いてきた。できることなら、この調子を維持したいね」
もしそれができれば、ロドリゴはレアルの記録を塗り替えることができるだろう。