過去のNXGNでGOALはジェイドン・サンチョ、ジャンルイジ・ドンナルンマ、ジュード・ベリンガムらを1位に選出。世界のフットボール界にきらめく才能をランキング形式で紹介してきた。
今年のNXGNはランキング形式ではなく、若き才能50選手を紹介。対象は、2004年1月1日以降に生まれた選手たちだ。
GOAL過去のNXGNでGOALはジェイドン・サンチョ、ジャンルイジ・ドンナルンマ、ジュード・ベリンガムらを1位に選出。世界のフットボール界にきらめく才能をランキング形式で紹介してきた。
今年のNXGNはランキング形式ではなく、若き才能50選手を紹介。対象は、2004年1月1日以降に生まれた選手たちだ。
Getty/GOAL「トルコのメッシ」と母国で呼ばれるアルダは、何年も前からトップに立つことを期待されている。2021年夏にフェネルバフチェのトップチームに入って以来、その理由を明確に示し続けてきた。
クラブ史上最年少得点記録を持つアルダは、有数のドリブル突破力と精密なコントロールを誇る。華麗なプレーを標榜するその姿は、常に特別なタレントであることを示しているだろう。
18歳の攻撃的MFはすでにトルコのフル代表に選出され、11月にデビュー。アーセナル、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンといったビッグクラブが過去12カ月の間に興味を示している。
Getty/GOAL大金を投じて世界最高級の注目を集める才能を獲得するというチェルシーの方針は、ここ数カ月で大きな話題となったが、アンドレイをスタンフォード・ブリッジに招聘するという決断は、特によい効果を生みそうだ。
ブルーズは同じく関心を持っていたバルセロナとの競争に勝ち、1月にこの18歳と契約した。ブラジル2部でブレークを果たしたシーズンの後、チェルシーは1300万ポンド(約21億円)をバスコダガマに支払った。
「ブラジルのブスケツ」の異名を取るアンドレイは、U-20南米ユース選手権でキャプテンを務めタイトル獲得に貢献。自身は6得点を挙げ得点ランキングトップタイで大会を終えた。現在は労働許可を得るためローンで母国に戻っている。
Getty/GOAL偉大なペレよりも若くしてサントスでデビューを果たすことができる選手はそう多くはないが、アンジェロは2020年10月にベンチから足を踏み出し、15歳でプロデビューを果たした。
18歳にしてトップチーム100試合以上出場を果たし、ベテランとも言えるこのウィンガーは、ブラジル屈指の若手に成長した。この活躍をもって、バルセロナやニューカッスルが興味を示している。
リベルタドーレス杯最年少得点記録を持つアンジェロは、右サイドからのカットインを得意としている。この才能をもってすれば、12カ月以内に欧州移籍を果たすものと予想される。
Getty/GOALリヴァプールの中盤は今シーズン、熱量とクオリティが切実に必要だ。そんな中、バイチェティッチはユルゲン・クロップのチームにほぼ自動的に選出される選手に飛躍を遂げた。
この18歳は2020年12月、マンチェスター・ユナイテッドに争奪戦で勝利したレッズに加わった。持ち前の優れた守備力に自信あふれるポゼッションを組み合わせ、経験の浅さを補っている。
モハメド・サラーは最近、チームがシーズン折り返しで苦闘する中、バイチェティッチを「リヴァプール最高の選手」と評した。今季絶望の負傷を負ったことは残念だが、夏の補強でチームが完成されることになったとしても、来季以降の出場機会がなくなる事態となれば驚きに値するだろう。
Getty/GOAL燃えるような赤髪を持つバルコを、ピッチで見失うことはまずないだろう。だが、見た目の特徴を抜きにしても、この左サイドバックはボールを持った時のパフォーマンスで目立つ存在だ。
ボカ・ジュニアーズで4番目の年少デビュー記録を持つ18歳は、カルロス・テベスやファン・ロマン・リケルメらを発掘したスカウトによって見出された。バルコは彼らの足跡を辿り、このスポーツの頂点に立とうとしている。
マンチェスター・シティはこのティーンエイジャーとの契約に興味を示し続けている。ユヴェントスも関心を示しており、南米で最も強い輝きを放つ若きタレントの争奪戦が過熱している。
Getty/GOALW杯後の初戦、モナコのベン・セギルはヨーロッパリーグで交代で登場したが、トップチームでの出場時間はわずか1分にとどまった。
だが、オセール戦でベンチから出場した彼のプレーを見た人は知る由もないだろう。この攻撃的MFは、国内デビュー戦で試合の中心となり、2つの見事なゴールを決め、チームを3-2の勝利に導いたのだ。
ティエリ・アンリ以来、これほどの若さで2得点を決めたモナコの選手は現れていなかった。この18歳はそれ以来レギュラーメンバー入りを果たし、持ち前の俊足とパスの嗅覚からフランスの特別な才能と認知されている。
Getty/GOALPSGはアカデミーの有望株を確保することに関して素晴らしい前歴があるわけではないが、才能を育てる方法を知っていることは間違いない。ビチャブの成長はそれを見事に証明している。
ユースでのキャリアではその高身長(現在は198cm)からフィジカル面で有利な立場にあった。この17歳はそれ以来ボールの扱いでも成長を見せており、トップクラスのセンターバックになる可能性を秘めている。
ビチャブはキングスレイ・コマンの記録を破り、2021年12月に最年少デビューを果たした。また、翌年にはU17欧州選手権のフランス優勝に大きな貢献を果たしている。
Getty/GOAL18歳の誕生日までにバルセロナとレアル・マドリーの両チームに在籍したことのある選手はそうそういない。だが、数年間旋風を起こしてきたブラボはそれをやってのけた。
スペインのユース代表でもあるブラボは、ラ・マシアで最も有力な9番候補とみられていたが、2021年夏にバルサを離れ、レヴァークーゼンに移籍することを決意。すぐにドイツのクラブで最年少出場記録を打ち立てると、その1年後にはローンでクラブを離れることを許された。
マドリーはこのチャンスに飛びつき、古くからのライバル達に打ち勝ってブラボをカスティージャに呼び寄せた。今シーズンはスペイン3部でレギュラー出場を続けている。ロス・ブランコスは今夏、600万ユーロ(約9億円)を支払い完全移籍契約を結ぶつもりだ。
Getty/GOAL2022シーズン、アルゼンチンリーグでトップチームデビューを果たし、ロサリオ・セントラルで大活躍したブオナノッテは、1月にブライトンが獲得した最新の南米タレントとなった。
シーガルズは500万ポンド(約8億円)をこの攻撃的MFに支払いアメックス・スタジアムに招聘した。ブオナノッテはすでにロベルト・デゼルビ監督率いるチームでプレミアリーグデビューを果たしている。
この18歳は長期的に同郷のアレクシス・マクアリスターの後継者になると評価されている。2人は今後数年で代表チームの定位置を争う関係になるだろう。
Getty/GOALマンチェスター・シティのアカデミーを離れドルトムントに加入したことは、元「NXGN」受賞者のジェイドン・サンチョにとって良い結果を生んだ。もう一人の英国人ウィンガーにとっても、この動きが吉と出ないはずがないだろう。
バイノー=ギッテンスは2020年にドイツに移籍した。その後2シーズンは怪我の影響で活躍の機会が限られたが、この18歳は今やトップチームのキーメンバーの一人であり、すでにブンデスリーガで重要なゴールを何度も決めている。
2022年夏にはU-19欧州選手権優勝を果たしたイングランド代表で重要な役割を果たした。左サイドからカットインしたときのスピードとトリックで、対面するディフェンダーを悪夢に陥れている。
Getty/GOALパウロ・ディバラに喩えられるカルボーニは、今シーズンインテルのトップチームに割って入った。リヴァプールやユヴェントスからのアプローチを拒否し、2020年にネラッズーリに加入した。
この18歳のFWはミランのユースで好印象を残し、すでにセリエAとチャンピオンズリーグの両方でプレー経験がある。アルゼンチンのフル代表に呼ばれ、練習に参加した経験もある。
W杯優勝を果たしたアルゼンチンは、イタリアの世代別代表でプレーしていたカルボーニを自国代表に招聘できる自信がある。アルゼンチン代表での未来を確保することは、南米の巨人にとって大きな一手となるだろう。
Getty/GOAL父親がフランスからイングランドへと移住したことから、パリ・サンジェルマンとエヴァートンのアカデミーで過ごしているチョーは昨シーズン、リーグ・アンのアンジェで頭角を現した。
好調からフランスU-21代表に選出され(以前はイングランド代表として活動していた)、夏に1100万ユーロ(約16億円)でレアル・ソシエダに移籍した。
前戦のどこでもプレーすることができる19歳は、スペイン移籍以来、怪我に悩まされることに。だが、復帰するや否や、ラ・レアルが彼をラ・リーガに呼びたがった理由を示し続けている。
Getty/GOALユルゲン・クロップから「ナチュラル・フォース」と称賛されたドークは、夏にセルティックから60万ポンド(約1億円)でレッズに移籍すると、すぐにリヴァプールでインパクトを残した。
17歳のウィンガーは、持ち前のアグレッシブさやポゼッション時の強靱なフィジカルからウェイン・ルーニーに喩えられる。プレミアリーグ出場を果たした最年少のスコットランド人となり、U-21代表にも選出されている。
アンフィールドの前線にはモハメド・サラーやルイス・ディアスらがひしめいているが、ドークがリヴァプールの定評あるFW陣を押しのけてスターティングメンバーに名を連ねる日も遠くはないだろう。
Getty/GOAL2022年U-17欧州選手権でフランス優勝の原動力になったドゥエは、大会での好調をレンヌのトップチームに持ち帰り、レギュラーとして出場する初めてのシーズンを過ごしている。
エドゥアール・カマヴィンガやウスマン・デンベレらを輩出したアカデミーは、再びドゥエという逸材の育成に成功したように見える。9月には、初めて欧州ビッグ5で得点した2005年生まれの選手となった。
この17歳のセントラルMFはそれ以来、ヨーロッパリーグのドアも開くことに成功した。今後12〜18カ月の間に獲得の意思を見せるクラブとしては、ニューカッスルが最筆頭となっている。
Getty/GOAL2022年1月に、ブラジルのU-20大会を席巻したプレー動画が世界中で拡散されて以来、エンドリッキ争奪戦は欧州エリートクラブの間で熾烈になっていった。
結局、バルセロナ、チェルシー、PSGらとの争奪戦にレアル・マドリーが勝利した。ブラジルに現れたネイマール以来の最高のタレントと認められているこのFW獲得のために、パルメイラスに6000万ユーロ(約86億円)を支払うことで合意した。
この16歳はスペインに移籍するまでに18カ月間待たなければいけないが、トップチーム出場を果たしてから7試合で3得点を挙げている。エンドリッキには今後益々の飛躍を期待せずにはいられない。
Getty/GOALプレミアリーグ昇格以来、ブライトンはコンスタントな得点力のあるストライカーを欲している。だが、その要求に応える選手はファーガソンなのではないかという兆候が見え始めている。
この18歳は、2009年以降のプレミアリーグで2試合連続得点を記録した最年少の選手となった。そのフィジカルの強さとフィニッシュ能力により、ユースチームでの優れたパフォーマンスをトップチームでも発揮することができているのだ。
すでにアイルランドのフル代表でもあるファーガソンは、リヴァプールからの誘いを断った上で、イングランドに活躍の場を移した。ブライトンはすでに10代トップクラスの才能を確保することができた恩恵にあずかっている。
Getty/GOAL1月の移籍ウインドーではフレスネダにまつわる噂が流れていたため、早晩移籍するだろうと思われる中、レアル・バジャドリーに残ったことは驚きであった。
この右サイドバックは、アーセナル、レアル・マドリー、ボルシア・ドルトムントといった多くの欧州クラブから冬の間興味を示されていた。報道によると、この18歳には、スペインで苦境に陥るクラブからの移籍金として3000万ユーロ(約43億円)にも及ぶ価値がついているという。
今夏には移籍することが濃厚だ。12月にバジャドリーがレアル・マドリーと対戦した際、ヴィニシウス・ジュニオールを封じ込めたことで注目を集めたこの選手を新しいクラブが受け入れることになる。
Getty/GOALバルセロナは、高名なラ・マシアのアカデミーでワールドクラスの才能を生み出し続けているが、ガビに関しては、そのバルセロナの歴史をはるかに凌駕するものだ。
このMFはまだ18歳だが、この世界最大級のクラブですでに80試合以上の出場経験のあるベテランだ。好戦的な性質や類い希なボールコントロールにより、ユースチームとエリートチームの間のギャップをいとも簡単に埋めてみせた。
スペイン代表史上最年少出場選手となったガビは、W杯のコスタリカ戦で得点し、W杯全体で3番目の年少得点記録を樹立した。だが、これは、今後国際舞台で常にインパクトを残していくであろう彼の序章にすぎない。
Getty/GOALガルナチョがマンチェスター・ユナイテッドのサポーターの間で人気であるということを最も顕著に物語る事実がある。オールド・トラッフォードの忠実なサポーター達がここ数カ月間、かの有名な「ビバ・ロナウド」のチャントでクリスティアーノ・ロナウドの名前をこのティーンエイジャーに置き換えているのだ。
この18歳は2020年にアトレティコ・マドリーからユナイテッドに加入。昨シーズンはFAユースカップを制したチームでスターとなった。当時の好調をそのままに、エリック・テン・ハーグ率いるトップチームで成果を残し続けている。
ガルナチョは左からのカットインが十八番のトリッキーなウィンガーだ。スペイン代表のユースチームで出場歴があるが、それ以降はアルゼンチンのフル代表に招集されている。そう遠くない将来にアルビセレステでの活躍が期待される選手だ。
Getty/GOALテクニックに恵まれた10番タイプのガルビが初めて脚光を浴びたのは、リオネル・メッシをパリで初めて取材できるように計画された、報道陣向けの公開練習でのことだった。この練習でガルビは、PSGの年上メンバーの一部を上回る輝きを見せていた。
ガルビがアルゼンチンの伝説的選手のレベルに到達するにはまだ幾分の道のりがあるが、トップチームでのパフォーマンスを見れば、トップクラスで長いキャリアを築く用意ができた選手であることがうかがい知れる。
この18歳は最近フランス代表からスペイン代表に所属を変えた。これまでリヴァプールとチェルシーが関心を寄せており、今後数年間、PSGで出場機会を得るのが難しい状況が続くとすれば、ガルビを手に入れようとするクラブは長蛇の列をなすことになるだろう。
Getty/GOALプレミアリーグのサポーターは、エネルギーあふれる左サイドバックのホールが数カ月の間にチェルシーで頭角を現したところを目の当たりにしてきた。だが、この18歳が最も心地よくプレーできるのはセントラルMFなのだ。
この万能性はおそらくホールの最も優れた点だ。トマス・トゥヘルとグレアム・ポッターの両氏からチャンスを与えられ、様々な役割で年齢に見合わぬ自信にあふれたプレーを示すことができていた。
ブルーズが多額の資金を投じていることで、アカデミーからスタンフォード・ブリッジのトップチームへの道が閉ざされてしまうのではないかという懸念がいくらかあったが、ホールに関して言えば、少なくとも今後数年間はレギュラーとして貢献できるだけの実力を示している。
Getty/GOALマタイス・デ・リフトがアヤックスで台頭して以来、地元出身のDFがこれほど注目されることはなかった。だがハトは、バイエルン・ミュンヘンが夏に獲得した6700万ユーロ(約96億円)に匹敵する移籍金をいつか生み出すだけの才能があることを証明している。
3月に17歳になったばかりだが、ハトは今シーズンすでにアヤックスU-19でキャプテンを務めている。そしてオランダ王者でレギュラー出場しており、トップチームデビューを果たした選手としてクラブ史上3番目の最年少記録を持つ。
センターバックとしてポゼッションを非常に得意としており、左サイドバックもこなすことができる。欧州の富豪クラブがやってきて、アヤックスに財産を残す次世代アカデミータレントになる日もそう遠くはないはずだ。
Getty/GOALイサハクは2021年当時まだ16歳だったが、U-20アフリカネーションズカップで大会MVPに選出された。このガーナ人FWは驚異的なロングレンジのゴールを連発し、目覚ましい活躍を見せたのだ。
現在は19歳のイサハクは、およそ1年前にスポルティングCPに移籍し、初めての欧州でのシーズンの中にいる。過去にはリヴァプールやレヴァークーゼンも興味を持っていた。
2022年W杯ではガーナ代表の一員として参加した。左足の弾丸シュートを持ち合わせ、同世代で最も才能あるアフリカ人選手として多くの人に認められている。
Getty/GOALアリメリアはある種の下剋上を起こしたと言えるだろう。2022年夏に700万ユーロ(約1億円)でカイキを獲得し、ラ・リーガに昇格したチームがバルセロナのような強豪に打ち勝ち、このセンターバックと契約することに成功したのだ。
カイキはこの1年間でサントスのレギュラーメンバーになり、欧州に活躍の場を移した。母国ブラジルでは同郷のマルキーニョスと比較されている。
この19歳は欧州にも上手く溶け込んでいる。スペインではまだ常にスターティングメンバーというわけではないが、1部リーグでの生き残りを目指す新天地で確固たる貢献を果たしている。
Getty/GOALカメリは、2021-22 UEFAユースリーグで決勝進出を果たしたザルツブルクのスター選手だ。現在はアカデミーからトップチームに昇格し、オーストリア王者で貢献している。
この攻撃的MFはブルーノ・フェルナンデスと比較されることもあった。ザルツブルクではすでに国内リーグとチャンピオンズリーグの両方で試合経験を積んでいるが、最近は怪我に悩まされている。
だが、この18歳はオーストリア代表新監督のラルフ・ラングニックからすでに注目されている。向こう数カ月の間に初招集がかかることはほぼ確定だろう。
Getty/GOAL「いつか世界一になる選手のひとり」とオーストラリアの元監督に言われていたクオルは、1月にニューカッスルに移籍。Aリーグの未来のスター候補として台頭した。
このFWはセントラルコースト・マリナーズで57.5分に1度のペースで得点かアシストのいずれかを記録し、バルセロナ、チェルシー、ボルシア・ドルトムントといった強豪に注目された。結局マグパイズが争奪戦に勝利し、30万ポンド(約4300万円)でクオルと契約した。
1997年のハリー・キューウェル以来、サッカルーズに招集された最年少選手の記録を久々に更新したこの18歳は、W杯にも2試合出場した。その後経験を積むためローンでスコットランドのハーツに移籍している。
Getty/GOALサウサンプトンは今シーズン、プレミアリーグで苦戦を強いられている。ラヴィア自身はトップチームでデビューを飾り、開幕節から最高レベルのパフォーマンスを見せていたが、このベルギー人MFの素晴らしいシーズンに影を落としている。
アンデルレヒトのアカデミーで注目されていたラヴィアは、KDBカップ(ケヴィン・デ・ブライネの名前から命名された)でペップ・グアルディオラの目にとまった。2020年にマンチェスター・シティに移籍してイングランドに到着すると、すぐにユースチームでスター選手になった。
だが、エティハド・スタジアムではトップチームの道筋はロドリの台頭で妨げられた。ラヴィアは2022年夏にクラブを去ることを許可されると、サウサンプトンとおよそ1000万ユーロ(約14億円)程度で契約した。この19歳はそれ以降チェルシーから5000万ユーロ(約72億円)の契約を持ちかけられている。万一セインツが降格することになれば、大量のオファーが彼のもとに舞い込むだろう。
Getty/GOALペップ・グアルディオラの信頼を18歳という年齢で得るには特別な能力が必要になるが、今シーズンのルイスは確かにそれをやってのけたようだ。プレミアリーグ王者のレギュラーメンバーの一員になっているのだ。
チャンピオンズリーグ初戦で先発し、史上最年少得点記録を更新した。イングランドのユース代表でもあるルイスは、グアルディオラの有名なサイドバックとセントラルMFのハイブリッド戦術の一角として見事な適応を見せるなど、この数カ月で学習能力の高さを見せつけている。
イングランドのフル代表への招集もすでに取りざたされている。クラブでは、カイル・ウォーカーの代わりとなる選手として長期的に活躍することを期待されているのだ。
Getty/GOALフラメンゴは2月にマテウスと契約を更新したと発表。報道によると、この攻撃的MFに対して欧州からの脅威が高まっていることを背景に、契約に2億ユーロ(約287億円)の契約解除条項が含まれているとのことだ。
1月にはニューカッスルが2000万ユーロ(約29億円)のオファーを拒否されたと言われている。2022年にブラジル1部で立場を確立して以降、アーセナルとレアル・マドリーもこの18歳に興味を示し続けている。
フラメンゴではヴィニシウス・ジュニオール以来のクラブユース最高の逸材とみられている。マテウスがマドリーのスーパースターの後を追って欧州へ行くのは時間の問題だろう。
Getty/GOALアムステルダム生まれのミズーイは、いつの日かアヤックスのトップチームでスター選手になることを夢見ていた。この攻撃的MFは確かにその夢を現実にしようとしている。
2022年U-17欧州選手権でオランダ代表の決勝進出に中心選手として貢献したミズーイは、勢いそのままに、オランダ2部でプレーするヨング・アヤックスでレギュラーメンバーになった。
10番としてもウィンガーとしても十分にプレーできる類い希なドリブラーだ。この17歳はすでにアヤックスのトップチームでの練習経験があり、ヨハン・クライフ・アリーナでトップチームの試合に出場する日は近づいているといえる。
Getty/GOAL昨シーズンのUEFAユースリーグでベンフィカが優勝を果たした際の中心選手。モレイラはその後すぐにマンチェスター・シティへの移籍が噂されたが、彼の動向を注視している欧州エリートクラブは、シティだけではなさそうだ。
この18歳のウィンガーは、サイドでもプレーすることができ、過去にはナニと比較されていた。トリックの引き出しが多く、ドリブルとパス両方の能力で戦況を変えることができる存在だ。
ポルトガル、ベルギー、ドイツでの代表資格を持つモレイラは、すでにプリメイラ・リーガとチャンピオンズリーグの両方でデビューしている。今後12カ月でよりコンスタントにプレー時間を得ることが期待される。
Getty/GOALユースで真の得点能力を見せつけたムココは、16歳でドルトムントのトップチームに入団するなど、寄せられる期待は高い。だが、このストライカーは全く失望させなかった。
ブンデスリーガ史上最年少得点記録を樹立し、チャンピオンズリーグでは最年少デビュー記録を打ち立て、2022年W杯では最年少選手となった。ムココは11月に18歳を迎えたばかりだが、すでにトップチームで60試合以上の試合経験のあるベテランだ。
シニアキャリアで絶好調というタイミングで最近かかとを負傷してしまったのは残念であった。だが、欧州からの興味が高まっていた1月に、ドルトムントが契約更新に奔走したことからも、ムココへの期待が高まっていることがよくわかる。
Getty/GOAL「次世代のポール・ポグバ」の二つ名は褒め言葉と捉えられないこともあるかもしれないが、ベンフィカのMFンドゥールがこのユヴェントスのスター選手と似た能力を多く備えていることは間違いないだろう。
イタリアのユース代表でもあるンドゥールは、2020年にアタランタを離れポルトガルへと拠点を移した。その後のUEFAユースリーグではベンフィカの中心選手となり、さらに2年後にはジョアン・フェリックスの記録を抜き、2部で活動するリザーブチームのクラブ史上最年少出場選手になった。
この18歳は最近トップチームでもデビュー。マンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスをはじめ、熱烈な興味を持つクラブは非常に多い。
Getty/GOALアーセナルのヘイルエンド・アカデミーは近年、ブカヨ・サカ、エミール・スミス=ロウ、エディ・エンケティアのような選手をトップチームに供給してきたが、ノートン=カフィーも同じような道筋を辿っており、生産ラインはとどまることを知らない。
ノートン=カフィーはフィジカルだけでなく技術面にも類い希な才能を持つ右サイドバックだ。昨シーズンはローン移籍先のイングランド3部リンカーン・シティで活躍し、その後ガナーズで注目されることになった。
この19歳は、イングランド代表としても夏にU-19欧州選手権を獲得するなど印象を残した。今シーズンはロザラム・ユナイテッドから現在はコヴェントリー・シティにローンで移籍し、チャンピオンシップ(イングランド2部)で成長を続けている。
Getty/GOAL母国で「ノルウェーのネイマール」の異名を取るヌサは、2021年夏にスターベクで強烈なゴールを量産し、シーンに台頭した。ノルウェー1部の年少得点記録として、マルティン・ウーデゴールに続く歴代2位となった。
こうした偉業を達成することはヌサにとって日常になっているのかもしれない。この17歳は9月にクラブ・ブルッヘでチャンピオンズリーグに出場し、得点も記録。アンス・ファティに続いてこのコンペティションで年少得点記録の2位につけた。
ヌサは、攻撃的ポジションであればどこでもプレーできるトリッキーなFWだ。マンチェスター・シティやミラノの両クラブが興味を示しており、ノルウェーのファンはすでに、アーリンク・ハーランドやウーデゴールのように将来の代表チームを背負って立つことを期待している。
Getty/GOALヌワネリは9月にプレミアリーグ史上最年少出場記録を樹立し、紙面を賑わわせた。ブレントフォード戦で、15歳にしてアーセナルのベンチから交代出場したのだ。
この攻撃的MFは、ガナーズのアカデミースタッフから高く評価されている。初出場の試合以降トップチームでの出場機会はないが、これからフットボール界の最高峰でキャリアを築いていくことが期待されているのだ。
アーセナルのライバル達もそうなることを確信しており、マンチェスター・シティやチェルシーといったクラブが、ノースロンドンでプロ契約に同意する前にヌワネリと契約しようと熾烈に争っている。
Getty/GOAL2022年W杯の出場権を逃したイタリアは、ロベルト・マンチーニ監督に将来の計画を立てる時間的猶予を与えた。アッズーリのボスはこの12カ月で数多くの若手選手をデビューさせることに成功している。
フル代表デビューを果たした選手の中で最も経験が少なかったのがパフンディだ。17歳のプレーメーカーはイタリア代表の100年以上の歴史の中で最年少の出場選手となった。
小さなプレーメーカーのパフンディは、ウディネーゼでもトップチームに割って入った。そんな彼の成長を追う欧州クラブは数多い。報道によるとマンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、レアル・マドリーらが動向を注視しているという。
Getty/GOALアルゼンチンのサッカーファンがリオネル・メッシの後継者を探すようになるのもそう遠いことではないだろう。そしてプレスティアーニには、7度のバロンドール受賞者がいなくなることを憂う必要がなくなるのではないかと思わせる才能がある。
この17歳のウィンガーはすでにベレス・サルスフィエルドのトップチームでもレギュラーメンバーだ。南米で最も栄えあるアカデミーから出現し、クラブ史上最年少の選手となった。
プレスティアーニは両サイドでプレーすることができるが、スターティングメンバーとしての地位は確立できていない。だが、だからといってレアル・マドリーとバルセロナが早くから行っていた調査を止めることはない。この両クラブは10代のトップタレントの争奪戦を展開するつもりだろう。
Getty/GOALレアル・マドリーにおけるカリム・ベンゼマ時代以降のプランはまだ発展途上だ。しかし、アルバロ・ロドリゲスがサンティアゴ・ベルナベウのトップチームに早くから溶け込むことができれば、ロス・ブランコスはすでにこの9番の後継者を見つけたといえるはずだ。
ロドリゲスは2月のリーガデビュー戦でマルコ・アセンシオにアシストを供給している。さらにこの18歳は翌週には自ら得点を決め、地元のライバルであるアトレティコ・マドリーに対して終盤に追いついている。
ここ数年で主戦場をウィングから中央に変えたことで、マドリーのアカデミースタッフからはアーリンク・ハーランドと比較されていた。ウルグアイのユース代表でもあるロドリゲスは、向こう数年でスペイン首都の中心選手になる運命にありそうだ。
Getty/GOAL15歳にしてレアル・マドリー戦でデビューし、リーガ史上最年少出場選手となってからおよそ3年、ロメロはついにシニアレベルのレギュラーとして定着しようとしている。
2021年夏にマジョルカを離れてラツィオに加入したプレーメーカー気質のフォワードは、スタディオ・オリンピコでレギュラーメンバーになる機会を得るまでに時間を要したが、現在はマウリツィオ・サッリの下でコンスタントに出場時間を確保している。
この18歳は成長の過程で「メキシコのメッシ」と呼ばれていたが、2022年に初めてのフル代表としての招集を受け入れ、国際舞台ではアルゼンチン代表として出場しようとしている。
Getty/GOALオランダ1部で最年少得点記録を持つルーニーは、長年欧州トップクラブのレーダーに捕捉されている。スウェーデンのワンダーキッドは最高峰でキャリアを築く運命にあるのだろう。
中央でも両サイドでもプレーできるこのフォワードは、過去にチェルシー、バイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムントといったクラブのスカウトから熱視線を浴びており、本人はいつかレアル・マドリーでプレーしたいという夢を公言していた。
だが今のところ、この17歳はコペンハーゲンで成長し続けることに注力。今シーズンは怪我に苦しんだ序盤から回復し、2年連続でレギュラーに定着している。
Getty/GOALマンチェスター・シティのオーナーが運営するクラブのネットワーク、シティ・フットボール・グループは、常に若く才能のある選手を探している。彼らの視線はここ数年南米に集中している。
サヴィオは2022年夏に加わった最新のブラジル人となった。フランスのトロワはこのウィンガー獲得のためにまずアトレティコ・ミネイロに650万ユーロ(約9億円)を支払い、その後PSVにローンで移籍させ、欧州サッカーへの順応を開始した。
アントニーやアリエン・ロッベンと比較されたこともある18歳は、アイントホーフェンでトップチームのサッカーを味わっている。だが、現在は怪我により欠場を余儀なくされている。
Getty/GOALノルウェーの才能豊かな若手選手、シェルデルップは、2022年にリヴァプールへ加入するチャンスを断り、代わりにFCノアシェランに加わることで早くトップチームに参加しようとした。
その結果は良好だ。それから2年半が経ち、このウィンガーは2022-23シーズン前半にオランダ1部で得点ランキング首位に立つと、1000万ユーロ(約14億円)の契約でベンフィカに加わった。
この18歳はドリブル能力からジャック・グリーリッシュやエデン・アザールに似た特徴を持つ。まだポルトガルでのキャリアを始めたばかりではあるが、向こう数カ月のうちにロジャー・シュミット率いるチームの中心選手になることが予想される。
Getty/GOAL2年連続でNXGNトップ50入りした唯一のゴールキーパーだ。シカゴ・ファイアでスターティングメンバーとして定着した初めてのシーズンを過ごし、頭角を現すと、スロニナの株は上がり続けた。
結局チェルシーがこの18歳の争奪戦に勝利。アメリカのシーズン終了後に1200万ポンド(約19億5000万円)を支払い、スタンフォード・ブリッジへ招き入れた。現在は実力者ひしめくポジションで、ケパ・アリサバラガ、エドゥアール・メンディの後塵を拝している。
だが、スロニナは1月にアメリカ代表デビュー。その前には2022年、ポーランドが代表選手として招聘しようとスロニナを説得していた。
Getty/GOALロベルト・レヴァンドフスキ移籍後のバイエルン・ミュンヘンは決して楽な航海ではなかったが、テルのように長期的に後継者になり得る存在を見出すことができたと考えれば、少なくとも満足することはできるかもしれない。
この17歳は、エドゥアール・カマヴィンガの記録を破り、レンヌ史上最年少出場記録を樹立したこともある。2022年夏には基本契約2000万ユーロ(約29億円)でバイエルンに加入すると、その数週間後にはフランスをU-17欧州選手権優勝に導いた。
テルはバイエルンがこれほど熱心に資金を投じた理由をすぐに見せつけた。このストライカーは、すでにブンデスリーガにおけるクラブ最年少得点記録を打ち立てている。
Getty/GOALヴィニシウス・トビアスはこの18カ月で多くのことを経験した。インテルナシオナルのアカデミー出身サイドバックは、2021年夏にシャフタール・ドネツクと契約し、6カ月後には欧州に移籍することを約束していた。
だが、このクラブで試合に出場することはなかった。2022年2月にロシアが侵攻したことでウクライナからの脱出を余儀なくされたのだ。
2カ月後、ローンでレアル・マドリーに移籍する契約が結ばれた。この19歳はすでにシニアチームへ初招集されるほどの印象を与えている。ロス・ブランコスは、今後数カ月のうちに1000万ユーロ(約15億円)を支払って買い取りオプションを行使するかもしれない。
Getty/GOALクルゼイロのアカデミーから頭角を現したロナウド・ナザーリオは、瞬く間にブラジルサッカー界に旋風を巻き起こした。今、ヴィトール・ロッキがその偉大な9番の足跡を辿ろうとしている。
このFWはトップチームでプレーするためクルゼイロを離れ、2022年4月にアトレティコ・パラナエンセに加入した。このクラブでの最初のシーズンで7得点を挙げ、リベルタドーレス杯決勝にクラブを導いた。
最近ではU-20南米選手権でブラジル代表を優勝に導き、得点ランキングトップタイに輝いた。これまでプレミアリーグの多くのクラブが移籍先として噂になっていたが、どうやら近い将来バルセロナに移籍する運命にあるようだ。
Getty/GOAL2022年、ヴァナーは一躍有名人になった。U-17ドイツ代表の合宿から呼び戻され、バイエルンからブンデスリーガデビューし、クラブ史上最年少出場選手になったのだ。
この攻撃的MFはそれ以来、ユリアン・ナーゲルスマン率いるトップチームに残っている。なかなか出場機会には恵まれないが、ドイツ王者からエリートクラスの才能を評価され続けている。
オーストリア代表の新監督ラルフ・ラングニックの下では練習に参加。この17歳のすぐ先の未来について疑問があるとすれば、今後どの代表チームで活動するのかということだ。
Getty/GOALヤマルは7月にようやく16歳になるほどの若者だ。そしてバルセロナの練習場の外にはすでに多くの人が見物に集まっている。バルセロナ史上最も偉大な才能の一人に対する興奮度は、そのレベルにまで達しているのだ。
ラ・マシアに詳しい人たちは何年も前からヤマルを高く評価してきたが、今年になってチャビに呼ばれ、何度もトップチームの練習に参加。その名前はこれまで以上に知られることとなった。
バルセロナとスペイン代表のU-19チームで中心選手として活躍するウィンガーは、同時期のパフォーマンスで偉大なリオネル・メッシと比較され、最高級の賛辞を受けたこともある。
Getty/GOALザイール=エメリは8月にPSGデビューを果たしたばかりだが、それ以来数カ月の間に記録を次々と打ち破ってみせた。印象に強く残るパフォーマンスでクリストフ・ガルティエ監督の信頼を勝ち取っている。
フランス王者で史上最年少デビュー、史上最年少スタメン出場、史上最年少得点を記録した17歳は、2月に行われたバイエルン・ミュンヘン戦のメンバーにも選ばれ、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントで先発した最年少選手にも輝いた。
今シーズンは右サイドで起用されることもあったが、ザイール=エメリのベストポジションは、試合のリズムを決め、持ち前のパスレンジを存分に発揮できるセントラルMFだ。