現地で話題を呼んでいるFIFAワールドカップ2026のチケット売れ行きについて、『The Athletic』が解説している。
ついに回舞う舌4年に一度の祭典ワールドカップ。開幕から2日、各地で熱い戦いが繰り広げられているが、12日に行われた韓国代表vsチェコ代表(2-1)ではスタジアムの空席が話題に。FIFAは観客数を44985人と発表。これはグアダラハラ・スタジアムの収容人数(45664人)より700席弱下回る数字だったが、スタンドには目視でわかるほどの空席が確認されている。
特にハーフエーライン付近で数千席の空席が確認されると、現地でも大きな話題に。記録された観客数は、実際に試合会場に訪れた人数を反映しているのかと疑問が続々と上がっている。
そうしたなかで『The Athletic』は、発表された観客数と実際の観客数の乖離について解説。大会主催者側のほとんどは、実際の観客数ではなく販売されたチケット枚数を公表する傾向があるためだと指摘した。特にクラブレベルでは、シーズンチケットホルダーが実際に観戦しない場合でも記録上はチケット代が支払われることになるため、座席が空席のままになることが多いという。
さらに、ワールドカップなどトーナメント形式の試合では、企業スポンサーに配布されるチケットの割合が通常より高いため、この傾向が顕著になるとのこと。先日までフランスで行われていたテニスの全仏オープンも同様だったようだ。今回の韓国vsチェコでも、ハーフエーライン付近に空席が集中していたのは企業スポンサーが来場しなかったことが一因だと分析している。
また、FIFAの広報担当者は「公式の観客数は試合中の特定の時点での座席占有率を目視で判断するのではなく、スキャンされたチケット数とスタジアム敷地内にいた観客数を反映したもの」としつつ、さらに「グアダラハラで行われた試合では、チケットを所持しているにもかかわらず、試合中も指定席にとどまらないでコンコースに立っている観客も複数確認できた」と説明した。
なお『The Athletic』は、今大会のチケットの売れ行きについて分析。FIFAは今年1月に5億件以上の購入申し込みがあったと発表。ジャンニ・インファンティーノ会長が「全試合完売した」と発言したが、FIFA側が後に撤回している。さらに、メキシコ代表vs南アフリカ代表ではスタジアムが満員となり、実際には観客数の2倍近くがスタジアム周辺に集まった可能性があるようだ。しかし韓国vsチェコのように、期待値がそれほど高くない試合も多数存在すると指摘している。
また同メディアによると、7日夜の時点では、12日に行われたアメリカ代表vsパラグアイ代表のチケット約1万枚が様々な転売サイトに出品されていた模様。FIFAのプラットフォームでは5311枚、SeatGeekには約3000枚、Ticketmasterには約2000枚、StubHubには数百枚が出品されていたようだ。
