かつてイタリア代表指揮官として2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)を制した名将マルチェロ・リッピ氏が、古巣ユヴェントスについて見解を示した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
15日のモンテカティーニ・テルメで行われたプレミオ・マエストレッリ授賞式に出席した際、インタビューに応じた元ユーヴェ指揮官はまず、今シーズンのセリエAでインテルとスクデット争いを演じる2位ユヴェントスに言及すると、マッシミリアーノ・アッレグリ監督を称えた。
「優勝するのはインテルかユーヴェだと思うが、セリエAの素晴らしいところはビッグクラブではない多くのクラブが美しいカルチョをプレーしているところだろう。アッレグリは多くの批判にさらされた末、リベンジを果たしたって? ユヴェントスの監督は常に批判されるものだ。インテルやミランなど優勝を目指しているチームの監督ならそういうものなんだ。アッレグリは偉大なスポーツの素養を持っている指揮官だ。きっと最後までうまく戦っていくはずだ」
しかし、アッレグリ率いるユヴェントスはビッグクラブらしくない“結果主義の美しくないプレー”が批判の的となっている。それでもリッピ氏は、「今シーズンのユヴェントスは好きかって? 私はいつだってユーヴェが好きさ。だが、ユーヴェは勝つから好かれるのであって、勝てずに良いプレーをしても好かれない」と主張した。
若手の育成に定評のあるアッレグリ監督は今シーズン、18歳の逸材FWケナン・ユルディズをトップチームで抜てきした。元イタリア代表指揮官は、ユヴェントスのレジェンド、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏や、クリスティアーノ・ロナウドとの比較を受けるトルコ代表の至宝について問われると、思わぬ事実を明かした。
「ユヴェントスは常に若返りを繰り返してきたチームだ。若手に力を入れていることは、高く評価している。ユルディズは誰に似ているか? 正直、私は新しい選手を全員把握できていない。評価を下すには、今シーズンいっぱい見ていく必要があるだろう。だが、いまはまだ名前すら覚えられていないんだ…」
