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Netherlands v Morocco: Round Of 32 - FIFA World Cup 2026Getty Images Sport

FIFA会長の「政治的中立性義務の度重なる違反」…欧州議員70名以上が調査を要求。トランプ大統領との関係性に注目

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長について、70名を超える欧州の議員たちが「政治的中立性」の原則に関する調査を行うよう求めているようだ。


世界中で物議を醸しているフォラリン・バログンの出場に関する問題。アメリカ代表FWは2日に行われたワールドカップ・ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(○2-0)で、DFタリク・ムハレモヴィッチに仕掛けたファウルで一発退場となっていた。しかしFIFAは5日、自動的に科される1試合出場停止処分を1年間延期することを発表。バログンはラウンド16のベルギー戦に出場可能となり、先発に名を連ねている。


FIFA側はこの処分の延期が独立機関によって下されたものだと主張しているものの、アメリカのドナルド・トランプ大統領がFIFAのインファンティーノ会長に電話をかけたことを認めており、アメリカ政府の介入の影響も指摘されている。


これを受け、ベルギーサッカー連盟やボスニア・ヘルツェゴヴィナサッカー連盟をはじめ、様々なサッカー連盟が声明で非難。また、UEFA(欧州サッカー連盟)も抗議した。しかしFIFA側は、ベルギーサッカー連盟の異議申し立てを棄却。さらに、バログンと同じく一発退場となったイングランド代表DFジャレル・クアンサーは2試合の出場停止処分が決定するなど、この問題は世界中で波紋を広げている。


そして『The Athletic』によると、欧州議会の議員72名は8日、EU加盟27カ国のサッカー協会会長宛てに書簡を送付。バログンの件に関する意思決定プロセスについて調査を行うように求めたようだ。またこれに先立ち、6月29日には50名の欧州議会議員がFIFAに対し、インファンティーノ会長が昨年12月にトランプ大統領へ「FIFA平和賞」を授与したことに関する倫理規定違反の申立に対処するよう要求するとともに、同会長による政治的中立性義務の「度重なる違反」を指摘していたという。


書簡では、「当該意思決定プロセスについて、欧州各国のサッカー協会が介入し、FIFAに調査を求めるべき時が来たと考える」としつつ、「加盟団体には、規則が遵守されて違反者の責任が問われるような状況を確立するという役割がある。その観点から、我々はインファンティーノ会長とトランプ大統領の関係性を調査するよう求めるノルウェー協会の動きに対し、皆様にも賛同の声を寄せるように強く求める。今後の調査では、FIFAが撤回した意思決定プロセスも必ず検証を行う必要がある」と要求している。


また、スポーツ以外にも人権問題や政治的弾圧にも取り組む非営利団体「フェア・スクエア(FairSquare)」も8日、インファンティーノ会長による政治的中立性義務の「度重なる違反」について、IOC(国際オリンピック委員会)に苦情を申し立てると発表していた。インファンティーノ会長に対する重圧は高まっている。

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