Gotoku Sakai Hamburger SV 2019-04-02(C)Getty Images

批判が収まらない酒井高徳、クラブや同僚が反応…退団のホルトビー「彼は一体何をやった?」

ブンデスリーガ2部のハンブルガーSV(HSV)に所属するDF酒井高徳に対する批判の声は、新シーズンに入っても収まらないようだ。地元紙『ハンブルガー・アーベントブラット』がこの件でクラブ公式インスタグラムが“炎上“したことについて報じている。

酒井は昨シーズンのホームでのラストマッチとなった最終節デュイスブルク戦でもブーイングを浴びている。クラブ史上初の2部でのシーズンを過ごしたHSVだが、1シーズンでの1部復帰が実現せず、チームをけん引する存在として期待された酒井は一部のファンから昇格を逃した“戦犯”と見られ、批判の標的となったのだ。

そして、4日にHSVがインスタグラムに練習の写真を投稿すると、酒井も写っていたことが引き金になり、1人のユーザーが反応。「サカイがまだそこにいるのは最低だ。誰も彼を必要としていないことは知っているし、50万ユーロでも支払って契約を解消すればいい話。彼のミスは50万ユーロ以上かかっている」と書き込んだ。

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それに対し、クラブのSNS担当は「ゴウトク・サカイは我々HSVのプロ選手。常にクラブのためにすべてを尽くした。彼の姿勢、忠誠心はすべてのフットボーラーにとって模範的だ。だから、彼にもほかのHSV選手と同じようにサポート、リスペクトすることを願うだけではなく、そうすることを求める」と返信。他のユーザーも「この状況を1人の選手のせいにすることはできない。サッカーはチームでやる競技なんだよ」などと返している。

さらに昨季限りでクラブを離れた元チームメイトのMFルイス・ホルトビーは「彼は一体何をやったというのだ? 僕は何かを見逃したのか」と、酒井が標的にされる理由はないと主張。また、「俺だって少なくとも同じような姿勢と忠誠心を持っているし、月収1万ユーロしかかからない」との書き込みに、GKユリアン・ポラーズベックは「じゃあ練習に来てみればいい。それでもそんなことを言えるのか見てみようじゃないか」と綴った。

サポーター団体のティム=オリバー・ホルン氏はHSVの酒井を擁護する返信にツイッターで「ありがとう、HSV。選手についてどう思うかは別として、敬意を示すべきだ。彼らはみんなHSVファミリーだ!」と投稿。また『アーベントブラット』に対しては、「失望を特定の選手にぶつけるのは間違っている。常にベストなパフォーマンスを見せることができなかったにしても、サカイはいつも気持ちをこめてプレーしたんだ」とも語った。

一方、インスタグラムでの“酒井叩き“を受けて、『ハンブルガー・モルゲンポスト』は、「競技面で常にうまくはいかなかったかもしれないが、いつもクラブのためにすべてを尽くした。28歳の彼はキャプテンも務めた。ピッチ内外で身を隠すようなことは一度もしなかった」と指摘。「サカイは当面は公の場で発言を控える決断を下した。彼は話したくないようだ」「彼はこのクラブやファンについて悪いことを話すことは絶対にないだろう」としばらくはメディアの取材を受けない構えだと伝えている。

2015年にHSVに加入し、124試合に出場した酒井。所属クラブのファンの一部による“戦犯扱い”は「彼を変えた」とも述べる同紙だが、「ディーター・ヘッキング監督も彼をかばって批判に値しないと言及した。その評価は間違いなくサカイにとってポジティブだが、フォルクスパーク(HSVの本拠地)でもう一度挑戦に挑むのだろうか」と依然として退団の可能性を残していることにも触れた。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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