ユヴェントスのジョルジョ・キエッリーニから非難された元チームメイトのフェリペ・メロとマリオ・バロテッリが反撃した。
2005年からユヴェントスでプレーし、ここまで公式戦500試合以上に出場するキエッリーニ。2004年にデビューを飾ったイタリア代表としても100キャップ以上を誇る35歳の同選手は、代表とクラブでキャプテンを務めるなど人望も厚い。
しかし、どうしても許せない元チームメイトが2人いるようで、近日発売される自伝の中で「バロテッリは、チームにリスペクトのないネガティブな奴」、「フェリペ・メロはさらに悪い。最悪の中の最悪だ!」とイタリア『La Reppublica』に対してキエッリーニは明かしていた。
さらに、イタリア代表で同僚だったバロテッリに対しては「2013年コンフェデレーションズカップのブラジル戦で、全くチームを助けようとしなかった。ビンタされても文句は言えない」と話し、一方のユヴェントスで共闘したメロについては「何でもかんでもケチをつける無礼な奴に我慢できなかった。あいつはいつも誰かとけんかしていた。あいつは腐ったリンゴだとコーチに言ったりもした」と振り返った。
これを受け、メロはイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で「トリノにいた頃、チームメイトやコーチ陣、ユヴェントスの誰1人に対しても悪態をついたことはない。ただ、あんなことを言われてからは、彼(キエッリーニ)をリスペクトするつもりもないし、これからもすることもない」と反撃し、苦言を続けた。
「バロテッリはビンタを受けるべきだったとか、いつも喧嘩のリスクがあったから俺は最悪の中の最悪だと言っていた。俺のせいなのか?あいつはいつも勝手にキレていた。本で他人の非難をすることはとても簡単なんだろう。このディフェンダーはおそらく今でもオレに腹を立てているかもしれない。なぜかって?俺がガラタサライに行った後、あいつらをチャンピオンズリーグから追い出してやったからだ」
「もしかしたら、俺がインテルにいてすべてを勝ち取ったからかもしれない。他にも、2009年コンフェデレーションズカップで俺たちはイタリアに3-0で勝利して、その後優勝した。だから自身をいつまでも責めているんだろう。それに、あいつは代表で何も手にできていない」
「まとめれば、あのようなことを言うことはプロフェッショナルじゃない。あれこそ無礼だ。俺はこれ以上何かを言うつもりはない。あのようなことはドレッシングルームに留めておくべきだ」
一方のバロテッリも、自身の『インスタグラム』でキエッリーニに苦言。「少なくとも、俺には誠実さがあるし、面と向かって言う勇気がある。2013年以降、真の男として振舞う多くの機会があったはずだけど、あいつはそうしなかった。いつの日か今のチームメイトについても何か言う日が来るかもしれない」と綴り、代表チームメイトをこき下ろした。
「奇妙なキャプテンだ。彼がやったことがチャンピオンを意味するのなら、俺はチャンピオンになりたくはない。それに、アッズーリのユニフォームを侮辱することもしない」
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