FIFAワールドカップ2026のベスト4について、有力メディア『The Athletic』の記者が持論を展開した。
史上初の三カ国共催で行われているワールドカップ。連日白熱した試合が各地で繰り広げられているが、現地時間11日までに準々決勝の日程が終了した。ベスト4が出揃い、準決勝の対戦カードも決定。スペイン(3位)対フランス(1位)、アルゼンチン(2位)対イングランド(4位)と、現在のFIFAランキング上位4カ国が激突することになっている。
1992年にFIFAランキングが導入されて以降、史上初めて上位4チームが準決勝に進出することになったが、『The Athletic』のティム・スパイアーズ記者は「これこそまさにFIFAが望んでいたベスト4なのだろうか?」とし、持論を展開した。
「まさに夢のようなW杯準決勝の顔ぶれだ。優勝候補フランス対EURO王者スペイン、前回王者アルゼンチン対過去2度のEUROで決勝に進んだイングランド。これ以上ないほどの組み合わせと言えるだろう。細かいことは抜きにして、実に魅力的なベスト4であり、これこそまさにFIFAが望んでいた顔ぶれなのだから」
「主催であるFIFAは、上位ランクの国々がノックアウトステージの早い段階で対戦しないようにし、大会終盤に“ビッグゲーム”が実現する可能性を高めようとしている。昨年11月にシード順位を発表した際には、『競技の公平性を保つため、準決勝に至るルートを2つに分ける。上位2チームがグループステージを突破した場合、決勝戦まで対戦しないことが保証される』と発表していた」
「シード制自体は1930年の第1回大会から導入されており、今に始まったことではない。だが今回問題なのは、シード順位1位~4位までのチームが準決勝まで当たらないよう、意図的に組み合わせ抽選が操作されたことだ。ファンは抽選が可能な限り自由かつ公平であることを望んでいるものの、FIFAはそうしなかった」
スパイアーズ記者は、準々決勝で物議を醸した複数の判定については「そこまで極端なことはしないだろう」との見解を示しつつ、「陰謀論者たちが噂するのは間違いない。特にアルゼンチンは、ノックアウトステージでFIFAランキング22位以内のチームと一度しか対戦していないのだから」とも指摘。そのうえで、こう綴っている。
「公平を期して言えば、もし準決勝がモロッコ対ベルギー、ノルウェー対スイスだったら、当事者以外の興奮をそこまで煽ることはなかっただろう。それは認めざるを得ない。しかし、FIFAランキングが導入されて以来、初めて上位4カ国が準決勝へと進んだのは今回が初めてだ。そう考えると、シードの振り分けに関しての疑問が浮かび上がるのは、当然のことだと言えるはずだ」





