ドイツ代表OBオリバー・カーン氏は、“バログン事件”を受けてFIFAにある提案を行っている。
世界中で物議を醸しているフォラリン・バログンの出場に関する問題。アメリカ代表FWは2日に行われたワールドカップ・ラウンド32のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(○2-0)で、DFタリク・ムハレモヴィッチに仕掛けたファウルで一発退場となっていた。しかしFIFAは5日、自動的に科される1試合出場停止処分を1年間延期することを発表。バログンはラウンド16のベルギー戦に出場可能となり、先発に名を連ねている。
FIFA側はこの処分の延期が独立機関によって下されたものだと主張しているものの、アメリカのドナルド・トランプ大統領がFIFAのインファンティーノ会長に電話をかけたことを認めており、アメリカ政府の介入の影響も指摘されている。これを受け、ベルギーサッカー連盟やボスニア・ヘルツェゴヴィナサッカー連盟をはじめ、様々なサッカー連盟が声明で非難。また、UEFA(欧州サッカー連盟)も抗議していた。
この事件は世界中で波紋を広げているが、ドイツ代表として4度のワールドカップ出場経験を持つカーン氏がSNSで反応。2002年日韓大会について、ある提案を行っている。
「もし今、フットボールの歴史を書き換えられるというのならば、1つ提案がある。2002年大会の準決勝でミヒャエル・バラックに提示され、彼を決勝で出場停止に追い込んだあのイエローカードを、FIFAに取り消してもらいたいね」
「ついでに、ブラジルとの決勝戦をやり直せればいいね」
2002年大会の準決勝・韓国戦(1-0)、当時ドイツの主力であったバラック氏はイエローカードを受けたことで、累積警告により決勝戦は出場停止に。中心選手を欠いたドイツは、横浜国際総合競技場で行われた決勝でブラジルに0-2と敗れ、4度目の優勝を逃していた。カーン氏は今回の騒動を受け、当時のイエローカードも取り消してほしいと冗談交じりに主張している。
