FIFAはワールドカップ2026を取材するコメンテーターの取材許可を取り消したようだ。
現地時間19日に行われたグループD第2節のトルコ対パラグアイ戦。開始2分のゴールを守りきったパラグアイが1-0で勝利した一戦だが、この試合の前半終了間際にミゲル・アルミロンが一発退場に。同選手は口元を隠しながら相手選手に声をかけると、VARオンフィールドレビューが行われた結果、レッドカードが提示されている。
国際サッカー評議会(IFAB)は4月、差別的発言を隠す目的で手やユニフォームで口を覆う行為を厳罰化し、口を隠しながら発言した選手にはレッドカードを提示することを決定していた。アルミロンは今大会の新ルールで初の退場者となったが、この退場処分に関するパラグアイの放送関係者の発言が物議を醸している。
『ABCカルナバル』や『ABCテレビ』に所属するコメンテーター、ホルヘ・チピ・ベラ氏は、アルミロンの退場処分に激昂。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長やこの試合の主審について「泥棒」や「フットボールを殺した」、さらに「クソ野郎ども」といった暴言を20回以上も口にしたという。その後、同士はSNSで自身の暴言を謝罪していたが、FIFAは厳格な処分を下したようだ。
『The Athletic』によると、ベラ氏の発言はFIFA内部で「強い嫌悪感」を持って受け止められており、FIFAは直ちに書面を送付して取材許可を取り消す措置を講じたとのこと。関係者は「取材許可を受けた放送関係者やメディアパートナーの代表者に求められるプロ意識やリスペクトの基準に反するもの」と判断し、今回の処分を科したという。またベラ氏に対しては、『ABC Deportes』に付与された放映権ライセンスの条件に違反するものであり、その結果として試合会場への立ち入りを認めないとの通知を行ったと伝えられている。


