ミランのレジェンドであるパオロ・マルディーニ氏が9日、セリエA公式ラジオ『Radio Serie A』のインタビューで古巣について語った。
元ミランの選手で指揮官のチェーザレ氏を父に持ち、自身は現役時代にミラン一筋を貫いたレジェンドのマルディーニ氏。2018年夏にディレクターとして古巣に復帰すると、2021-22シーズンのスクデット獲得に貢献した。そんな元ミランのバンディエラは、過去にパリ・サンジェルマン(PSG)のフロント入りへ向けて交渉していたことを明かしたほか、ミランへ復帰した当時を振り返った。
「PSGに『ノー』と言ったことはない。その可能性もあり、ナセル・アル・ケライフィと2回にわたって面会したが話は前進しなかった。それで良かったよ」
「私はレオナルド(当時ミランの幹部)と同じ方法で物事を共有していたからミランで働くチャンスが訪れた。そしてミランだったからその仕事を選択したんだ。ただ、すべてを理解するためには10カ月くらいを要したよ。最初の10カ月はひどいものだった。家へ帰ってきて、満足していたことがなかった。レオナルドはそれを笑っていて、私自身がどれほど重要になりかけているのかを理解していないと言っていた」
「他のクラブでの仕事に関して、イタリア内で(自身に)課しているルールがある。ミランではないクラブにいる自分の姿を見るなんて無理だ。だが、サンシーロには行かない。ミランや(息子ダニエルの所属する)モンツァの試合は見るが、スタジアムへ行く合理性がないように思う。もちろん、テオやレオンが左サイドでプレーしているのを見るのはスペクタクルだけどね」