ワールドカップラウンド32が行われ、日本代表がブラジルの前に涙をのんだ。
ブラジル戦では上田綺世や鎌田大地といった主力選手がグループステージから引き続きスタメンに。また、スウェーデン戦では温存された冨安健洋、佐野海舟といった選手も先発に名を連ねている。直近でゴールを挙げた前田大然もシャドーの位置で先発し、攻守両面での働きが求められる。負傷からの回復を目指す久保建英もベンチ入りした。
一方のブラジルもヴィニシウスやマテウス・クーニャ、カゼミーロといったスター選手がスタメン入りし、ネイマールはベンチスタートとなった。
序盤日本がハイプレスを仕掛けるが、ブラジルが巧みなパス回しでかわしていく展開に。徐々にブラジルが落ち着いてボールを持つようになり、裏へのボールで日本を脅かす。4分にはヴィニシウスへのボールをGK鈴木彩艶が前に出てパンチングでクリアした。直後にもFKの危険なボールを彩艶がキャッチしている。
13分にはブラジルがカウンター。縦への楔からマテウス・クーニャにわたると左足でシュート。GK彩艶が飛び込んでセーブした。直後のCKでもワンタッチパスをつなぎ、ブラジルは危険なシーンを作り出した。
一方の日本も伊東の仕掛けでファウルを誘いFKを獲得。鎌田大地が直接狙ったが、壁に弾かれた。ブラジルに大半の時間を持たれながら、日本は集中した守備を続け、スコアレスを保っている。
すると29分に日本がワンチャンスを活かす。中盤でボールをカットした佐野が自ら持ち運び、右足を振り抜く。ゴール左隅にねじ込み、待望の先制点を挙げた。
34分にはヴィニシウスがミドルシュートを狙ったが、彩艶がしっかりとキャッチしている。日本の先制後からよりブラジルが前に出るようになり、日本は守勢に回るが佐野や堂安らが集中しており、しっかりと要所を締めている。
前半終了間際には鎌田がカウンターをファウルで止めてイエローに。日本は佐野と鎌田の2人がカードを受けた状態で前半を終えた。
1点を追うブラジルは後半からパケタに代えてエンドリッキを投入し、前線に変化をつけた。後半もブラジルがボールを持つ時間が続き、52分に危険なシーン。クロスからブルーノ・ギマランイスが強烈なヘディングシュートを放つが、彩艶が再びビッグセーブを見せた。
54分には右からのクロスを折り返して、カゼミーロが詰めるが冨安が身体でブロック。ボールを彩艶がセーブし、決定的なシーンを防いだ。しかし、56分に左からのクロスをカゼミーロが頭で叩き込み、ブラジルが同点ゴールを挙げている。
直後にもカウンターからヴィニシウスがワンタッチで冨安をかわす。ドリブルでエリア内に入っていくと、シュートフェイクでDFを振り切り右足アウトで狙う。だが、彩艶が超人的な反応で手に当て、ポストに直撃。またも日本のピンチを救った。
64分には前田のスルーパスから上田が抜け出しミドルレンジから右足で狙う。GKアリソンが弾きながらもセーブした。
直後、ブラジルはクーニャに代わってガブリエウ・マルティネッリを投入。日本も鈴木淳之介、菅原由勢を入れ、サイドのケアを行っている。それでも、左サイドのヴィニシウスが存在感を見せはじめ、日本は苦しむ時間帯が続く。73分にもガブリエウのクロスからラヤンがヘディングシュートを放っていった。
日本代表は78分に田中碧と町野修斗を投入、鎌田と伊東が交代となった。依然としてその後もブラジルにボールを持たれる厳しい時間。右サイドを抜け出したダニーロをDF鈴木が倒し、ゴール右の危険な位置でFKに与えてしまう。ラヤンの左足のシュートは頭でブロックしてゴール上へそれた。
ヴィニシウスが左サイドで起点を作り、日本は辛くも耐える時間が続く。アディショナルタイム、日本はゴール前でボールを失うと、ブルーノ・ギマランイスにつながれて最後はマルティネッリ。彩艶が指先に当てるも、ゴールポストに当たりながら2点目となった。
試合は1-2で終了。日本は逆転負けとなり、ワールドカップの戦いはラウンド32で終了した。

