FIFA(国際サッカー連盟)は、FIFAワールドカップ2026を含めた直近4年間で莫大な収入を得るようだ。
史上初の三カ国共催であり、参加国も48チームまで拡大されたFIFAワールドカップ2026。6月11日に開幕した今大会もいよいよ残り2試合となり、残すはフランスvsイングランドの3位決定戦(18日)、スペインvsアルゼンチンの決勝戦(19日)のみとなった。
そんな今大会について、イギリス『BBC』は「ワールドカップにおける経済的な勝者と敗者」を分析。「参加国や試合数が増えたことで、より多くの人々の注目を集めると同時に、収益を生み出す機会も拡大された」とし、FIFAの収益を推測している。
「世界のフットボール統括団体であるFIFAがワールドカップから得る収益は天文学的な数字に上る。2022年大会は過去最高の76億ドル(約1兆2328億円)だったが、今大会は出場チームが拡大されたこともあり、この記録をさらに上回ることが予想される」
「ドイツ銀行リサーチのシニア・ストラテジスト、マリオン・ラボゥール氏は、FIFAこそが“間違いなく最大の勝者”と述べた。彼らのこのワールドカップまでの4年間の総収入は130億ドル(約2兆1092億円)に迫っている。収入源は、放映権にライセンス権、ホスピタリティ(VIP向け)の販売、スポンサー契約、そしてチケット販売など多岐にわたっている」
「さらにラボゥール氏は、FIFAがチケットの公式再販売に参入したことも注目する。『公式再販マーケットプレイスを通じて二次流通市場にも参入し、買い手と売り手の双方から15%の手数料を徴収した』と付け加えた」
そのうえで『BBC』は、「FIFAは次回大会でさらに64チームまで拡大することを検討しているため、今後の大会ではこうした傾向がさらに強まるだろう。拡大が実現すれば、中国やインドといった国々が参加する可能性もある。それに伴って数十億人規模の新たな視聴者層も獲得できるだろう」とし、64チーム案が浮上する2030年大会ではさらに収益が上昇することを予想している。
一方で『BBC』は、今大会を観戦したファンは経済的な「敗者」であると指摘。「チケット代の高騰だけでなく、FIFAが需要に応じて価格が変動するダイナミック・プライシングを導入したこと、さらに移動費に食事代、宿泊費と多くの負担に苦しんだ」と分析した。
