FIFAワールドカップ2026の中継にて、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が度々映し出される理由を『The Athletic』が分析している。
いよいよクライマックスを迎えるワールドカップ。現地時間15日までに準決勝までの日程が終了、18日にフランスとイングランドによる3位決定戦、そして19日に欧州王者スペインvs前回王者アルゼンチンの決勝戦が行われることが決まっている。
そんな今大会だが、ハイドレーションブレイク前にインファンティーノ会長が観戦している姿がほぼ毎試合のように中継に映し出されている。これは2022年カタール大会でも話題となったが、当時『タイムズ』は、テレビクルーに対して試合中に必ず会長を映し出すように指示が送られていたこと、また携帯電話を操作している姿は映さないようにとの指示があったことなどを伝えていた。
そして『The Athletic』によると、今大会の映像制作を担う制作会社「ホスト・ブロードキャスト・サービス(HBS)」は、FIFAが49%の株式を保有している模様。FIFAから今大会の放映権を獲得した世界各国の放送局は、このHBSが提供する映像を使用する義務があるという。一方でFIFA側は同メディアに対し、今大会中にインファンティーノ会長の姿を「特定のショットで映すように指示を出したとするのは誤解を招く表現」と伝えたようだ。
しかし『The Athletic』は、FIFAとHBSの間の取り決めがあると指摘。試合会場を訪れた最高位の役員や「VVIP(極めて重要な人物)」を紹介するために、中継中に試合の各ハーフで必ず「要人ショット」を挿入することになっているようだ。国家元首や各大陸連盟の役員、著名人、サッカー連盟関係者などがこれに該当するため、要人席で試合を観戦するインファンティーノ会長もほぼ毎試合のように映し出されることになっていると伝えられている。
なお、同メディアのアダム・クラフトン記者は「放送を通じてインファンティーノの姿が世界中に頻繁に中継されることは、特に重要な意味を持つ。彼は2027年に会長として3期目を目指す意向を表明しており、もし再選すれば任期は2031年まで続くことになる。そうなれば、在任期間は計15年に及ぶ」と指摘していた。

