Goal.com
David Alaba FC Bayern Bayer Leverkusen DFB Pokal 040720Getty

バイエルンが誰より失いたくないダヴィド・アラバ。フリック監督も認める重要性

DFBポカール決勝でバイエルンが4-2でレヴァークーゼンを破った後、「だいたいにおいて、わたしは個々の選手について言及するタイプじゃない」とハンジ・フリック監督は語った。そう、「だいたいにおいて」だ。というのも、この後監督は特別にお気に入りであるダヴィド・アラバについて、例外的に次のように賛辞を呈したのだから。

「今日はダヴィドがワールドクラスのゴールを決めてくれた」

件のゴールは試合開始後16分のことだった。アラバは短い助走をつけてほぼ17mの距離から壁を越えてゴール隅へ美しい放物線を描いた。今シーズンの公式戦では2つ目のゴール。昨年の夏にも彼はブンデスリーガ第3節のマインツ戦で、同じように一見の価値のあるフリーキックを決めていた。試合後、勝利の立役者となったアラバは「最初、ゴール前へクロスを上げてからシュートに持ち込もうとしていたんだ。その後、僕の気が変わったんだよ」と明かしている。

David Alaba FC Bayern Bayer Leverkusen DFB Pokal 040720Getty

それは正確な、状況に即した最善の決断だった。だが、別のより大きな、より将来を左右する決断に関しては、多くを語ろうとしない。

2021年で終了するバイエルンとの契約を延長するのか、あるいは、キャリアのピークでもう一度新たな環境に挑むことになるのか、というテーマだ。

『キッカー』誌のインタビューで、アラバは「いい質問だが、今は何も考えてないよ」と語っている。さらに、「ここ何週間かパフォーマンス面での課題に集中していた。これからの数週間もそうするつもりだ」と去就に関しては明言を避けた。

ポカール決勝で勝利した後も、やはりアラバからは自らの将来について何ら具体的な発言はなかった。ARD(ドイツ公共放送連盟)の然るべき問いに対する答えは「ひとまず今日はお祝いをしたいよ」というものだった。イギリスの『ガーディアン』紙が先日伝えたところでは、アラバの以前の監督ペップ・グアルディオラの率いるマンチェスタ・シティが契約に大きな関心を示しているという。さらにインテルもアラバにアプローチしているらしく、スポルトメディアセット(イタリアのスポーツテレビチャンネル)によれば、コロナウイルスによる休止の前すでにミラノで会談の場が持たれていたとも伝えられる。

■ミュンヘンに忠実だったアラバ

GERMANY ONLY: DAVID ALABA BAYERN MÜNCHEN GERMAN BUNDESLIGA 16062020Getty Images

アラバの退団の可能性を巡って様々な噂がはびこるのは今に始まったことではない。一定の期間を置いては何度も何度も、彼はヨーロッパの様々なメガクラブと結びつけて取り沙汰されてきた。そんな時には、可能性のある移籍先としてレアル・マドリーやバルセロナの名前まで挙がっていた。

だが、周知のように移籍は一度も実現しなかった。アラバは、2008年から在籍するバイエルンに忠実であり続け、今やチームのリーダー的存在へと成長を遂げた。フリックはアラバの存在感の大きさをこう語る。

「ダヴィドはピッチの上でチームに貢献してくれるだけじゃない。ピッチの外でも信望が厚いんだ」

監督から「チームの核」と呼ばれるアラバは「持ち前のポジティブな気質」でチームのモチベーションを高め、センターバックのポジションを占めながらあらゆる方面で「並外れた選手」へと成熟しているが、それも長年バイエルンの左サイドバックとしてワールドクラスの流儀で研鑽を積むことができたからだろう。

「彼を留めることができるなら、まったく喜ばしいことだと思う」と繰り返し述べるフリック監督がアラバのこの先のキャリアについて希望するシナリオは次のようなものだ。

「自分を育ててくれたクラブでキャリアを終えることだってできるんだ。最近はそういった例はあまり見られなくなっているが、彼がそういう道を選ぶこともできるだろう」

いずれにせよ、フリック監督は「アラバのような選手を引き留めるためにはどんな努力も厭わない」心づもりだ。

■数字の面でも必要不可欠な存在に

GERMANY ONLY: DAVID ALABA BAYERN MÜNCHEN GERMAN BUNDESLIGA 16062020imago images / Müller

数字に表れたパフォーマンスに目を向ければ、フリック監督がしきりにアラバへラブコールを送っていることにも納得がいく。4バックの陣形で左寄りのセンターバックを務めるようになって以来、アラバの1対1の戦いでの勝率は平均して59%に上り、バイエルンの中ではチアゴ(61,17%)とリュカ・エルナンデス(59,18%)に次いで3位につけている。

以前と比較してみるなら、昔からの左サイドバックを引き受けていた頃、リーグ戦4試合に出場して(その間4試合に欠場)1対1の勝率はわずか31,58%だった。

現在の33というクリア数もチームのトップクラスで、これを上回るのはジェローム・ボアテングの38という数字だけである。同様に、ボール奪取数(198)もアルフォンソ・デイヴィス(202)に次ぐ2位となっている。

こういったデータ以外にも、数字に表れづらいビルドアップの開始地点としても機能しているアラバ。本人もCBという新たな定位置には手応えを感じており、「よりボールに触れるし、ビルドアップにも参加できるから、このポジションは好きだよ」と話す。

ポゼッションを高める技術も備え、数少ないカウンターでのピンチもスピードと対人戦の強さで摘み取るアラバ。今やフリック率いるバイエルンにおいて誰より欠かすことのできない存在なのだ。

■指揮官は残留に自信

***GER ONLY*** David Alaba Hansi Flickimago images / Poolfoto

ドイツ誌『シュポルト・ビルト』によれば、カール=ハインツ・ルンメニゲとハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)、アラバの父ジョージと代理人のピニ・ザハヴィが顔をそろえた交渉ゲームの第1ラウンドは成果を得られずに終わったようだ。

通常通りの手続きが踏まれているものの、結局、物を言うのは巨額の移籍金である。『シュポルト・ビルト』によればジョージ・アラバには基本的に延長の気がないわけではなく、どちらかと言えば、話し合いによって息子のために妥当な契約書を取りつけられるものと楽観しているらしい。

しかし、クラブ側もアラバ側も何も決まらないまま最後の契約年に突入するつもりはないのだとすれば、それに従って今夏の内に何らかの決断が下されることが予想される。移籍の意思がますます具体化してきているように見えるテクニシャン、チアゴの場合とは異なり、アラバの残留に関してはフリック監督は自信たっぷりな様子だ。

「彼は我々との契約を延長してくれるものと確信しているよ」

フリック監督のラブコールが功を奏するのかどうか、これから判明することだろう。

ブンデスリーガ|最新ニュース、順位表、試合日程

▶サッカー観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

【関連記事】
DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
DAZN(ダゾーン)をテレビで見る方法7つを厳選!超簡単な視聴方法を紹介
DAZNの2020年用・最新取扱説明書→こちらへ  ┃ 料金体系→こちらへ  ※
【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説  ※
DAZN番組表|直近のJリーグ放送・配信予定  ☆
DAZN番組表|直近の海外サッカー放送・配信予定  ☆
Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
「☆」は提携サイト『 DAZN News 』の提供記事です

広告

この物語を楽しんでいただけましたか?

GOAL.comをGoogleの優先情報源に追加して、より多くのレポートをご覧ください。

GOALをGoogleでフォロー