Goal.com
modric⒞Getty Images

クロアチアの劇的弾はVARで幻に…40歳モドリッチが苦言「いつも僕たちを傷つける」「選手には発言権がない」

北中米で開催されているFIFAワールドカップ(W杯)2026の決勝トーナメントラウンド32でクロアチア代表はポルトガル代表と対戦。クロアチアが先制するも、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのPK弾とFWゴンサロ・ラモスのヘディング弾によって逆転負けを喫していた。

試合後、モドリッチは「VARは200パーセントの誤りがあった場合にのみ使用すべきだと言っているんだ。もし判定が一方的になるなら、選手には発言権がない。それが僕を悩ませるし、いつも僕たちを傷つける。現状はいまのままでいいよ。前に進むしかない。文句は言わない。でももちろん、運命が決めるものだから、僕を悩ませることもある。運命は、僕たちがすることすべて、犠牲にすること、懸命に努力すること、戦うこと、精神状態を決めるんだ。若い選手たちがここに来て、こんなことになるなんて。(VARは)いつも僕たちを傷つけるよ」と素直な想いを口にした。『マルカ』が伝えている。

クロアチア代表が追いつかれたPKのきっかけは、66分にポルトガル代表DFレナト・デ・パウマ・ヴェイガがコーナーキックの際にクロアチア代表MFニコラ・ヴラシッチに捕まれたことで得たファウルだった。

モドリッチはこの場面について「予想通りにいかなかったことがいくつかあった。あのPKだって、もし逆だったら、VARは介入しなかっただろう。VARが導入された当初、私は好きではないと言った。その後、時間が経つにつれて、いくつかの点では良いが、使い方が間違っていたり、選択的だったり、チームの規模によって異なっていたりする。VARは200パーセント間違いなら介入すべきだが、そうでない場合、グレーゾーンの場合は、何も言えない。VARを呼ぶ意味がない。これはPKではない。両チームが掴み合い、押し合っていた。ヴラシッチは彼を引き倒したのではなく、つかんだだけで、両者とも倒れた。だから、このような試合では、このようなPKを判定することはできないよ」とコメント。極めつけは後半アディショナルタイムに生まれた幻のゴールシーンだった。

クロアチア代表は1-2の状況で迎えた90分+13分に、左サイドからのクロスボール供給。混戦のすえにDFヨシュコ・グバルディオルが押し込んだと思われたが、直前に相手と競り合っていたFWイゴール・マタノヴィッチがボールに触れたことがVARによって確認され、劇的な同点弾とはならなかった。

「審判は何と言った?マタノヴィッチがボールに触れたと言ったが、映像を見た限りでは彼がボールに触れたという証拠はない。彼がボールに触れていないなら、オフサイドではないよ」

インタビューの前には「不適切なことを言うつもりはないけど」と断っていたモドリッチだったが、不満をためていたようだ。それでも最後には「もうこれ以上は話さない。自分たちのプレーぶり、戦いぶり、特に後半のクロアチア代表としての姿には誇りを持つべきだ。これこそが、誰もが知っているクロアチア、世界中で尊敬され愛されているクロアチアだ。とにかく、前に進もう。さあ、再出発だ」と前向きなコメントで締めくくった。

なお、モドリッチは40歳を迎えており、この試合が代表通算202試合目だった。

広告

この物語を楽しんでいただけましたか?

GOAL.comをGoogleの優先情報源に追加して、より多くのレポートをご覧ください。

GOALをGoogleでフォロー