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2006 japan brazil(C)Getty Images

「世界最高のチームと対戦するのか」W杯のブラジルはひと味違う?元日本代表の三都主アレサンドロ氏が振り返る「失うものは何もなかった」

元日本代表の三都主アレサンドロ氏が、日本代表vsブラジル代表戦について語った。

ブラジル出身の三都主氏は2001年に日本の国籍を取得し、ミッドフィルダーやサイドバックとしてJリーグでも活躍。日韓で開催されたFIFAワールドカップ2002年大会と2006年のドイツ大会に日本代表として出場した。

現在北中米で開催されているW杯の決勝ラウンド32で日本代表がブラジルと対戦するなか、三都主は2006年W杯時の対戦を回想。2006年W杯のグループステージでも日本はブラジルと対戦したが、1-4で敗戦を喫した。

三都主氏はブラジル『ge』のインタビューで「(ドイツW杯の)1年前、私たちはブラジルと対戦し、2対2の引き分けに終わっていました。しかしワールドカップで対戦することになって、そこでブラジルを見ると『なんてこった、世界最高のチームと対戦するのか』と思うものなんだ」とブラジル代表との戦いを振り返った。

「非常に難しい任務だった。だけど私たちにとっては本当に素晴らしいものでもあった。カカ、ロビーニョ、ロナウジーニョ、ロナウド、ロベルト・カルロス、カフーといった選手たちと対戦するわけだから、失うものは何もなかった。プレッシャーはすべて相手側にあった。もしブラジルが負けたら、彼らは終わりだ。でも、私たちは歴史を作ることができる」

2006年時はサイドバックとして日の丸を背負って戦った三都主氏。「僕は昔はウイングだった。いつも前に出ていく厄介なウイングだった。僕をサイドバックにしたのはジーコだ。2002年に日本代表としてワールドカップに出場した時、僕はウイングだった。ジーコがやって来て、僕を呼び寄せてこう言ったんだ。『アレックス、チームのフォーメーションを考えているんだけど、君は自由に前に出られるサイドバックがいいと思う』と。僕は何も考えずに『彼が言うことなら何でもやってみよう』と答えた。だって、僕は何者なんだ?ジーコが僕を呼び寄せてプレーしろと言うなら、やってみようとね」とサイドバックとしてブラジル戦に出場し、アシストを記録した。

日本代表は昨年10月の国際親善試合で、これまで1勝もできていなかったブラジル相手に3-2で初勝利をあげた。再び大舞台で相まみえるなか、当時といまの状況はすこし似ているのかもしれない。

「アシストで鳥肌が立ったのは初めてだった。ブラジルに勝つ必要があったから、何か特別なものがあったんだ。リードを奪ったことで、そういう気持ちになったんだ…。その後、ひどい逆転負けを喫したけどね(笑)」

また三都主氏は2002年大会時について「もっと期待していた」と回想し、「2002年のワールドカップは楽しめまなかった。なぜなら、私たちが観戦し応援するワールドカップは、選手たちにとってよりもずっと大きなものだからだ。選手たちは試合に集中し、自分たちのやるべきことに集中しすぎて、ファンのことや、そのモチベーションがどれほど大きいかを忘れてしまう。私たちはあらゆるものから遠く離れたホテルに滞在し、ファンと接触することも、新聞を読むことも、テレビを見ることもできなかった。日々の出来事に集中しなければいけなかった」とW杯の難しさを語った。

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