北中米で開催されている今大会からは前半と後半のそれぞれ22分ごろに3分間の飲水タイムとして、ハイドレーションブレイクが設けられている。高温のなかで試合が行われることも少なくないため、選手たちの健康に配慮した施策とされている。
一方で、3分間の間に戦術的な指示を出せてしまうことによる試合展開の変化や、視聴者はその間にCM広告を見なければならないことなどから、一部からサッカーの形を変化させてしまっているとの批判が出ていた。
そんななか、24日にガーナ代表とのグループリーグ第2戦を戦うイングランド代表のトゥヘル監督は「思っていた以上に、サッカーの試合の流れを中断させ、その本質を変えてしまうと思う。以前にも、本当に暑くて必要な時に水分補給のための休憩はあったが、もっと短かった」と自身の見解を口にした。『BBC』が伝えている。
「それら(以前の給水タイム)はもっと短く、数試合でしか行われていなかった。公平を期すため、現在はすべての試合で、すべてのチームがそれを行っている」
「試合の流れがほぼ4つのクォーターに分かれてしまう。そして、私が思っていた以上に試合の様相が変わってしまうと思う」
実際にイングランド代表vsガーナ代表戦は雨と涼しい気温が予報されており、初戦のクロアチア代表でも屋根付きのスタジアムで空調設備のあるなかで試合が行われていた。
トゥヘル監督は「もちろん監督として、影響力を行使し、チームをまとめられるのは良いことだから、私はそれが好きだ」としながらも、「とはいえ、全体的に見て、前半と後半で一気に試合が進む方が、勢いが生まれる。個人的にはそんなサッカーが好きだ。それも試合の一部だからね。中断があると勢いを維持するのも難しい。休憩がなければ、選手とチーム間のフィールド上での戦いは、より長い時間続くことになる。それは、この美しいスポーツの本質をさらに際立たせるものだ」と持論を語った。


