Camp Nou BarcelonaGetty

当初は昨年予定も…バルセロナ、カンプノウ復帰がまた遅れる。早くとも5月まで使用できず?

バルセロナは、本拠地カンプノウへの復帰が5月まで遅れることになったようだ。

収容人数をサッカースタジアムとしては最大の10万5000人に増やすことを計画し、2023年6月に始まったカンプノウの改修工事。その後、ジョアン・ラポルタ会長はクラブ創立125周年となる2024年11月29日に間に合わせるために拡大規模を減らして再開する目標を語っていたが、昨年10月の段階で復帰日が未定であることが発覚。そして、最低でも5月までは試合を行うことができないようだ。

『The Athletic』によると、バルセロナはソシオ会員に宛てたメールの中で、現在ホームゲームを戦っているエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(旧称エスタディ・デ・モンジュイック)で4月23日のラ・リーガ第33節マジョルカ戦を戦うことを明かしたという。当初バルセロナと市議会の契約は3月31日までだったが、契約は4月末まで延長されたようだ。

なお、バルセロナの次のホームゲームは5月10日に予定される第35節のレアル・マドリー戦。しかし、クラシコと同じ週末にモンジュイックではローリング・ストーンズがコンサートを予定しているため、状況は複雑になっていることが伝えられている。

『The Athletic』のポール・バルス記者は「これはバルセロナ内部で予想されていた事実を確認したに過ぎない。今季終了までにカンプノウで試合ができるかは、現時点では不明だ」と指摘している。

「クラブにとっては良いニュースではない。カンプノウ復帰により、シーズン後半のマッチデー収入増加を見込んでいたからだ。だが、役員会から流れる噂はすべてがその逆方向だった。副会長のエレナ・フォルトは、工事に多少のトラブルが発生し、復帰予定が未定であることを明かしている」

「幹部陣は、たとえ1試合でも今季中にカンプノウで戦うことを主張し続けている。だが、問題は間近に迫ってきた。レアル・マドリーとの一戦は当初、カンプノウで行われる予定だった。そのため、同じ週末にモンジュイックでローリング・ストーンズがコンサートを行う。現状では、バルセロナは5月11日もモンジュイックを必要とする可能性がある。どちらかが新たな会場を設定しなければならないかもしれない」

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