インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが28日、ミラノ市内で行われたイベントに出席した際、チームについて語った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
今シーズン、ミランとともに熾烈なスクデット争いを繰り広げる2位インテル。ライバルクラブにあと2ポイントと迫る中、27日には1月から延期となっていたボローニャ戦に臨んだ。しかしシモーネ・インザーギのチームは、GK痛恨のミスもあり、1-2とまさかの敗戦。首位浮上の絶好のチャンスを逃している。マロッタCEOは敵地での一戦を振り返った。
「激闘に敗れたが、戦争に負けたわけではない。腹立たしい思いはあるが、落ち込んでいるわけではない。可能な限り素早くチームを立て直さなければならない。残り4試合となったが、現代カルチョにおいて当然の結果が得られる試合は存在しない。どのチームも最後まで戦い続ける」
さらにインテルCEOは、昨夏からアントニオ・コンテの後任としてチームを束ねてきた46歳のインザーギ監督に言及。その手腕を称えつつ、今後の飛躍を予想した。
「監督には非常に満足している。我々は若くて優秀な指揮官を選んだ。その結果、ここまでスクデット争いを演じ、コッパ・イタリアでは決勝へ勝ち進み、スーペルコッパのタイトルも手にした。残る2大会でケーキの上にチェリーを飾りたいところだが、スクデットを獲得した監督に加えて、(ロメル)ルカクや(アクラフ)ハキミ、(クリスティアン)エリクセンらがチームを去ったことも考慮すべきであり、我々は非常に満足している」
「インザーギは非常に良い成績を残しており、さらなる成長の余地もある。(62歳のカルロ)アンチェロッティや(52歳のアントニオ)コンテ、(54歳のマッシミリアーノ)アッレグリの年齢を迎える頃には、現役で最強の指揮官の1人になるだろう」