Paulo Dybala Argentina 2022Getty

ディバラに年俸8億円の4年契約を提示のインテル、獲得への障害は?伊紙が分析

今シーズン限りでユヴェントスを退団するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの去就について、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が3日、分析を行った。

今シーズン限りで7シーズンを過ごしたユヴェントスとの契約満了を迎え、フリーとなるディバラ。ユーヴェの背番号10番を巡っては、元ローマのフランチェスコ・トッティ氏が古巣への加入を熱望しているほか、プレミアリーグやラ・リーガなどからも熱視線が注がれている。

中でも移籍先として有力視されているのが、同胞であるハビエル・サネッティ氏が副会長を務め、パレルモからユヴェントスへとディバラを引き抜いたジュゼッペ・マロッタ氏がCEOを務めるインテル。すでに年俸600万ユーロ(約8.3億円)+ボーナスの4年契約を提示し、交渉は本格化している。インテルとしては、オファーの金額をこれ以上引き上げることはできないが、ディバラはイタリアでのプレーを希望していると見られ、セビージャやドルトムント、ニューカッスルから舞い込んだオファーを拒否。ミラノのクラブはユーヴェFWの獲得へますます自信を高めているとみられる。

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イタリア紙は、「ディバラは偏った発言ができないとはいえ、すでに決断を下しているはずだ」と指摘。ただ、インテルにとって「時期尚早」であるとの見方を示した。その背景には、セビージャなどイタリア国外から問い合わせを受けているチリ代表FWアレクシス・サンチェスの去就問題がある。

ディバラの獲得には、チリ代表FWを放出する必要があるが、その年俸は750万ユーロ(約10億円)と高額。獲得候補は金額に驚き、あらゆる交渉が停滞してしまう。このためインテルは、ディバラとの契約サインを加速させるためにも、サンチェスとの契約解除も視野に入れているとみられる。今後の動向は注目されるところだ。

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