チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦でアーセナルのPKが取り消された場面について、有力メディア『The Athletic』の記者が分析している。
29日に行われたCL準決勝第1戦で、アトレティコ・マドリーと対戦したアーセナル。敵地での一戦は44分にヴィクトル・ギェケレシュのPKで先制したものの、56分にPKから失点して追いつかれる展開に。終盤にはエベレチ・エゼがボックス内で倒れて再びPKを獲得したが、VARレビューの結果判定は取り消し。そのまま1-1のドローで試合を終えている。
しかし、アーセナル2度目のPKが取り消された場面は物議を醸しており、ミケル・アルテタ監督は「あれはルール違反だったし、理解できない。非常に腹立たしい。明らかな接触があった」と不満を爆発させている。
『The Athletic』のダーモット・コリガン記者は、「アーセナル2度目のPK判定はなぜ覆されたのか?」と題し、以下のように分析した。
「この夜3度目のPK判定は、おそらく最も物議を醸すものとなった。エゼが倒れた後、ダニー・マッケリー主審がペナルティスポットを指さした時、アトレティコの選手やサポーターからの抗議は比較的静かだった」
「しかし、VARチェックが始まると騒ぎが大きくなり、ディエゴ・シメオネ監督(アトレティコ)はサイドラインから主審にモニターを確認するよう指示した。さらに彼は、主審がモニターを確認すると拍手し、映像を確認する間も可能な限り近くに立っていた」
「リプレイ映像を見ると、確かにエゼは接触を最大限利用しようとしたように見える。問題は、ダヴィド・ハンツコがエゼを倒すほど接触したのか、それとも軽い接触をエゼが誇張したのか、という点だ」
「結局、主審は腕を組んで考えを変えたというジェスチャーをしている。アトレティコサポーターからは大歓声が上がり、シメオネは喜びのあまり踊りだした」
なおこの試合では、アトレティコにPKが与えられた場面も物議を醸している。VARレビューの結果、ベン・ホワイトのハンドが認められているが、『スカイスポーツ』の解説者を務めるジェイミー・キャラガー氏は「CLは間違いなく最高の大会だが、ハンドによるPK判定は大会の汚点だ。昨夜の判定は特に酷かった。ホワイトに対するPKは認められるべきではなかった」とSNSに投稿している。
