昨季の王者と2位による対決は、白熱の展開となった。
ボールを保持しながら前進してくる柏に対して、鹿島は鋭いカウンターで応戦。一つのミスが命取りになるような、肉薄の戦いだった。そして鹿島は相手の隙を逃さなかった。
前半終了間際に右サイドバックのDF濃野公人が、激しいプレッシャーを開始。相手選手はたまらず背中を見せて、そのままボールを失い、これを背番号22が奪い取った。
濃野はそのまま一人、二人、三人とDFを交わしてゴール前へ。最後はボックス内左で待っていたFW鈴木優磨とちょこんと預け、背番号40が冷静に流し込んだ。
鹿島の鬼木達監督は「キミ(濃野)はあのようなところに出ていくのが良さなので、仕事をしてくれたのは良かった」と鋭い突破からアシストを記録した濃野を称賛した。
後半は柏にボールを握られる時間が続くも、集中した守りでゴールを許さず。指揮官が「最後の最後まで苦しい状況でした」と認めたように、89分には退場者を出してしまったが、そのまま1-0で力強く逃げ切った。
鬼木監督が「あのような難しい展開の中で1-0で終えられたのは、選手の頑張り以外にないと思います。チームの全員が、誰が出ても愚直にやり続ける姿勢は、改めて誇りに思います。よくやってくれたと思います」とうなずいたように、改めて勝負強さを見せた鹿島。3試合連続となるクリーンシートで、優勝へ弾みをつけた。


