FIFAワールドカップ2026のグループステージで日本代表は日本時間6月20日にグループF第2節でチュニジア代表と対戦する。ハンニバル・メイブリをはじめとした注目の若手選手を擁するアフリカの強豪はどのようなフォーメーションや戦術で戦うのだろうか。
本記事では、チュニジア代表の最新フォーメーションや戦術を紹介する。
Getty ImagesFIFAワールドカップ2026のグループステージで日本代表は日本時間6月20日にグループF第2節でチュニジア代表と対戦する。ハンニバル・メイブリをはじめとした注目の若手選手を擁するアフリカの強豪はどのようなフォーメーションや戦術で戦うのだろうか。
本記事では、チュニジア代表の最新フォーメーションや戦術を紹介する。
Getty Images■基本情報
W杯出場:7回目(3大会連続)
最高成績:グループステージ
FIFAランク:40位
主要タイトル:アフリカ・ネイションズカップ優勝(2004)、アラブカップ優勝(1963)
Getty Images通算戦績:6戦1勝5敗 3得点8失点
| 試合日時 | 大会名 | 結果 |
|---|---|---|
| 1996/10/13 | 国際親善試合 | ● 0-1 |
| 2002/6/14 | ワールドカップ | ● 0-2 |
| 2003/10/8 | 国際親善試合 | ● 0-1 |
| 2015/3/27 | キリンチャレンジカップ | ● 0-2 |
| 2022/6/14 | キリンカップ | ○ 3-0 |
| 2023/10/17 | キリンチャレンジカップ | ● 0-2 |
Getty Imagesチュニジア代表はアフリカの強豪の1つで、ワールドカップ本戦出場7度はカメルーン代表に次ぐアフリカ大陸内で2位タイの出場回数だ。1978年大会に初出場し、日本代表と対戦した2002年大会にも出場したが、依然としてグループステージを突破した経験はない。また、2025年11月のFIFAランキングで40位につけ、アフリカ大陸内で6位に位置する。2018年には同国最高位となる14位にまで浮上した。
チュニジア代表はワールドカップ2026予選でナミビア代表やリベリア代表などとともにグループHに入り、10試合を戦って9勝1分けでグループ首位通過を決め、3大会連続の本戦出場権を獲得。中でも、守備陣の安定感は抜群で、10試合で無失点を記録した。
Getty Imagesチュニジアは、20世紀半ばまでフランスの植民地であったことから、フットボールの面でも同国からの影響を強く受けてきた。そのため、他のアフリカ勢と比較してもより組織的で戦術面で統率の取れたスタイルでプレーしてきた。その影響があってからか、伝統的に組織された守備を基盤にして戦い、2004年にはアフリカ・ネイションズカップを制した。
2025年から再びチュニジア代表の指揮官に就任したトラベルスィーの下、チームはアフリカ予選で4バックを基本とした4-3-3、もしくは4-2-3-1のシステムを採用。4バックによる組織化された守備を中心に試合を組み立て、素早いトランジションからのカウンターで相手ゴールを目指すプレースタイルだ。チームの心臓としてプレーするスキリがキーマンとして攻守をつなぐ役割を担っている。
アフリカ予選ではこのプレースタイルがしっかりとはまって、10試合連続無失点、さらに4試合で1-0の勝利を挙げるなど、勝負強さも光る。11月にブラジル代表と対戦した際、5バックを採用したチームはPKでの1失点のみに抑えており、強豪相手にもその守備力が通用することを証明した。
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