Getty ImagesGOAL(ゴール)
ボスマン判決から25年。最高のフリー移籍選手は?ピルロ、レヴァンドフスキらが登場
Getty Imagesボスマン判決とは?
2020年12月、サッカー界の移籍が大きく変わった“ボスマン判決”から25年を迎える。
ボスマン判決とは、EU加盟国の選手が契約満了となった場合に、EU圏域であれば自由に移籍できるようになる、欧州司法裁判所の革新的な判決のこと。この判決を機に、移籍金のかからないフリー移籍が可能となったのだ。
ボスマンの由来は、ベルギー出身のサッカー選手、ジャン・マルク・ボスマン氏が訴えを起こしたことから、“ボスマン判決”という名で広く知られることとなった。
今回はそんなフリー移籍で、素晴らしい活躍を見せた選手を紹介する。
Gettyロベルト・レヴァンドフスキ
FW|2014年にボルシア・ドルトムント→バイエルン
バイエルンと共に6年連続でリーグ優勝を果たし、2020年には初めてチャンピオンズリーグを制覇した。バイエルンでは4回得点王に輝いている。
Getty Imagesアンドレア・ピルロ
MF|2011年にACミラン→ユヴェントス
ユヴェントスで過ごした4シーズンに、4回イタリア王者になった。数多くの素晴らしいパスを繰り出して、ユヴェントスですぐに“マエストロ”の呼び名を奉られた。
Gettyジェイムズ・ミルナー
MF|2016年にマンチェスター・シティ→リヴァプール
リヴァプールと共にチャンピオンズリーグ2018-19で優勝を果たし、翌年にはプレミアリーグを制した。複数ポジションをこなすユーティリティ性もあり、リヴァプールでは今も必要不可欠な存在だ。
Alex Liveseyズラタン・イブラヒモヴィッチ
FW|2016年にPSG→マンチェスター・ユナイテッド、2020年にLAギャラクシー→ACミラン
今もなお、欧州サッカーで驚異的なプレーを見せるイブラヒモヴィッチ。彼はフリーで加入したユナイテッドとミランでも目覚ましい活躍を見せた。今季のセリエAでは、すでに二桁得点を記録している。
imagoラウール・ゴンザレス
FW|2010年にレアル・マドリー→シャルケ
レアル・マドリーで16年を送り、チャンピオンズリーグをも制覇した後、シャルケへ移った。98試合に出場して40得点を挙げ、今なお“王者の青”(シャルケの愛称)で高い評価を受けている。
Getty Imagesポール・ポグバ
MF|2012年にマンチェスター・ユナイテッド→ユヴェントス
ユヴェントスでの4つのタイトル獲得を経て2013年にゴールデンボーイ賞を受賞し、2016年に1億ユーロ(約100億円)を超える金額で“赤い悪魔”(マンチェスター・ユナイテッドの愛称)に復帰した。
Getty Imagesソル・キャンベル
DF|2001年にトッテナム→アーセナル
イングランド代表も務め、“ガナーズ”(アーセナルの愛称)と共にプレミアリーグで2回タイトルを手にした。アーセナルが無敗優勝を果たした2003-04シーズン、“インビンシブルズ”(無敗優勝チームの称号)の立役者の一人だった。
Gettyスティーブ・マクマナマン
MF|1999年にリヴァプール→レアル・マドリー
スコットランド生まれのマクマナマンは王者マドリーでの初シーズンにさっそくチャンピオンズリーグ制覇を果たし、イングランド外のクラブでCL優勝を経験した初めてのイギリス人選手になった。
Gettyミヒャエル・バラック
MF|2006年にバイエルン→チェルシー
バイエルンとの粘り強い交渉を経て、“カピターノ”ことバラックはついにイギリスへ渡った。“ブルーズ”(チェルシーの愛称)と共に2回リーグ優勝を果たし、FAカップとリーグカップをそれぞれ1度手にした。
Gettyジョエル・マティプ
DF|2016年にシャルケ→リヴァプール
2016年にシャルケから加入したカメルーン代表DFは、2019年のチャンピオンズリーグ制覇の際、フィルジル・ファン・ダイクとのコンビで手強く中央の守備を固めた。
Getty Imagesミロスラフ・クローゼ
FW|2011年にバイエルン→ラツィオ
2014年のワールドカップで優勝を果たし、ラツィオで170試合に出場して63得点を挙げた。2012-13シーズンにはコッパ・イタリアも制した。
Getty Imagesジェイジェイ・オコチャ
FW|2002年にPSG→ボルトン
フランクフルトからPSGへ移った際の移籍金1000万ポンドは、ナイジェリア出身選手の中でそれまでの最高額だった。それゆえ、PSGからボルトンへのフリーで移籍は特別に“お得な”買い物だと考えられた。
Gettyガリー・マカリスター
MF|2000年にコヴェントリー・シティ→リヴァプール
リヴァプールが三冠を達成した2000-01シーズンに重要な役割を果たした。UEFAカップ準決勝のバルセロナ戦で、当時35歳だったマカリスターは決定弾となるペナルティーキックを決めた。
Getty Imagesヘンリク・ラーション
FW|2004年にセルティック→バルセロナ
2006年チャンピオンズリーグ決勝、対アーセナル戦での2つのアシストによって、ラ―ションはカタロニアのファンの心に永遠に残り続けるだろう。現在は故国スウェーデンのクラブで指導者となっている。
Getty Imagesエステバン・カンビアッソ
MF|2004年にレアル・マドリー→インテル
カンビアッソのインテル移籍は大成功を収めた。結果的に2010年、インテルと共に三冠を達成。ベテランのハビエル・サネッティとともにいぶし銀の活躍を見せ、315試合に出場、41ゴールを決めた。
Getty Images欧州サッカー特集はこちら
広告