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【東京五輪】U-24世代で注目すべき選手16人…久保建英、ペドリら|男子サッカー

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    U-24日本代表:MF久保建英(レアル・マドリー)

    2001年6月4日生まれ (20歳)

    今夏に20歳となった久保が母国での大舞台に臨む。2020-21シーズンは前半のビジャレアル、後半のヘタフェでいずれも苦しい戦いを強いられたが、5月にはチームの残留を決定づける圧巻のゴールを叩きこみ、勝負強さを発揮。東京五輪に向けて本人も、「出場するからには優勝するつもりで。勝つことで個人として、そしてチームとして世界へのアピールにつながる。良い意味で世界を驚かせる大会にしたい」と意気込む。U-24日本代表の攻撃を牽引し、改めてその才能を世界に示したい。

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    U-24日本代表:DF冨安健洋(ボローニャ)

    1998年11月5日生まれ(22歳)

    アビスパ福岡からシント=トロイデンVVへ移籍してから約3年半、その市場価値は2000万ユーロ(約26億円)まで到達。ベルギー、そしてなによりセリエAで見せた活躍は圧倒的だった。昨季はフィールドプレーヤーでセリエA唯一第23節までフル出場を達成するなど、ボローニャの絶対的存在に。そして日本代表でも、同じく必要不可欠な存在であり続けている。DFラインに求められる全てをこなす現代型CBの理想形である冨安だが、今大会後のビッグクラブ行きが濃厚。ステップアップ前の母国大会で、日本にメダルをもたらす働きが期待される。

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    U-24日本代表:MF堂安律(PSV)

    1998年6月16日生まれ(23歳)

    2017年、ガンバ大阪からフローニンゲンに渡り、2019年にはオランダの強豪PSVへとステップアップした堂安。PSVでは難しい時期を過ごしたが、昨季はレンタル先のビーレフェルトで見事復活。ブンデスリーガ全34試合に出場し、5ゴール3アシストを記録して残留に大きく貢献した。良いイメージを持って東京五輪本大会に臨めるはずだ。U-24日本代表では冨安や久保と同様に絶対的な主軸であり、中盤のタレントとして攻撃面で違いをもたらすことが求められる。これまでに度々五輪への強い思いをメディアで語ってきただけに、それをピッチ上で最大限表現したい。

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    U-24韓国代表MFイ・ガンイン(バレンシア)

    2001年2月19日生まれ(20歳)

    10歳でスペインへと渡り、バレンシアの下部組織に加入したイ・ガンイン。2017-18シーズンにプロデビューすると、2018年10月にトップチーム初出場を飾った。2020-21シーズンからはトップチームに定着。リーグ戦24試合に出場し、4アシストを記録した。左利きで高い技術を持ち、スペインでプレーするという共通点から日本代表MF久保建英とも度々比較される。すでにA代表デビューしており、ユース世代では完全な中心選手。2019年にはU-20ワールドカップで大会MVPも獲得している。五輪の大舞台で韓国が躍進できるかどうかはイ・ガンインの出来にかかっていると言っていいだろう。

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    U-24フランス代表:DFティモシー・ペンベレ(PSG)

    2002年9月9日生まれ(18歳)

    フランスの名門PSG下部組織出身で、昨年11月にトップチームデビューを果たしたペンベレ。線は細いがスピードと細かいタッチでアタッカー顔負けの突破を見せる男は、抜群のバネも生かした鋭いタックルや粘り強いデュエルも持ち味だ。右サイドバックを主戦場に、右ウイングバックやセンターバックも器用にこなす超新星。このオリンピックから一気にスター選手へと成長するポテンシャルを十分に秘めている。

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    U-24フランス代表MFリュカ・トゥサール(ヘルタ・ベルリン)

    1997年4月29日生まれ(24歳)

    リヨンでリーグ・アンデビューを果たし、2020年1月にクラブ史上最高額でヘルタ・ベルリンへと加入したトゥサール。フランス代表の各育成年代でプレーしてきており、2019年のU-21欧州選手権ではキャプテンとして4試合に出場した。多くの主力を欠くU-24フランス代表において数少ない経験ある選手であり、東京五輪メンバーの中では中心選手となるだろう。また、オーバーエイジ勢をのぞけば年長者にあたるだけに、ピッチ内外でチームを束ねる働きも期待される。

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    U-24スペイン代表:MFペドリ(バルセロナ)

    2002年11月25日生まれ(18歳)

    スペインの至宝が東京五輪に参戦する。世界で優れた若手を表彰する2021年の『NxGn』で4位に入ったペドリは、バルセロナ入りした2020-21シーズンに飛躍。18歳ながら公式戦52試合に出場した。そして、今夏のEURO2020でも代表入りしただけでなく、レギュラーとして全6試合でプレーし、大会最優秀若手選手賞を受賞。スペインのルイス・エンリケ監督も「イニエスタすらできないこと成し遂げた」と脱帽した。そのパスセンス、プレービジョン、運動量、戦術的インテリジェンスは驚異的。日本でも“魔法”を見せることだろう。

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    U-24スペイン代表:DFパウ・トーレス(ビジャレアル)

    1997年1月16日(24歳)

    優勝候補スペイン、その最終ラインの中心がセンターバックのパウ・トーレスだ。2019-20シーズンからビジャレアルのレギュラーに定着すると、今夏のEURO2020でも主力として全6試合に出場。高さと強さ、優れた状況判断とカバーリング能力を備え、高精度の左足を活かしたロングキックとビルドアップで攻撃の起点をつくることも可能だ。若くして完成度の高いプレーを見せるパウ・トーレスにはレアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッドなどメガクラブからの関心も伝えられており、その去就も注目されている。

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    U-24スペイン代表MFダニ・オルモ(RBライプツィヒ)

    1998年5月7日生まれ(23歳)

    バルセロナ下部組織出身で、ディナモ・ザグレブで頭角を現したダニ・オルモ。2020年1月にはRBライプツィヒへとステップアップした。2020-21シーズンは主力選手としてリーグ戦32試合で5ゴール10アシストを記録すると、スペイン代表の一員としてEURO2020にも参戦。5試合の出場でゴールこそなかったものの、3アシストを記録した。結果的に敗退となったイタリア戦ではPKを失敗してしまったものの、多くのチャンスを生み出すなど、ピッチ上のベストプレーヤーの一人だった。長いシーズンを戦っているだけに疲労が懸念されるが、ユース代表随一の豪華メンバーの中で輝きを見せたい。

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    U-24アルゼンチン代表:FWアドルフォ・ガイチ(CSKAモスクワ)

    1999年2月26日生まれ(22歳)

    五輪の南米予選を首位通過したアルゼンチンのエース。190センチの長身と屈強な体躯を生かした豪快なプレーやストライカーらしい嗅覚だけでなく、細かいタッチからチャンスメイクも可能な万能アタッカーだ。昨季後半はベネヴェントでプレーし、セリエAの舞台でも戦えることを証明。3月のU-24日本代表戦での活躍も記憶に新しい。リオネル・メッシらが躍動した2008年大会以来の金メダルを目指すアルゼンチンだが、これまで五輪チームをけん引してきた彼の働きがカギとなるだろう。

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    U-24オーストラリア代表:DFトーマス・デン(浦和レッズ)

    1997年3月20日生まれ(24歳)

    JリーグファンにはおなじみのDFだ。スピードと強さに加えCB&右SBをこなすユーティリティ性、ビルドアップも得意な24歳は、昨年のAFC U-23選手権2020でも4試合に出場して3位入賞に貢献。長期離脱から復帰してそれほど時間も経っていないため、コンディションが万全ではないかもしれないが、U-24オーストラリア代表の中心選手として戦うことが予想される。スペインやアルゼンチンといった攻撃的なチームと同居するグループで、そのパフォーマンスが注目される。

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    U-24オーストラリア代表MFダニエル・アルザーニ(マンチェスター・シティ)

    1999年1月4日生まれ(22歳)

    オーストラリア屈指の若手であるアルザーニは、19歳の若さでロシア・ワールドカップに出場。2017-18シーズンにはメルボルン・シティでAリーグのシーズン最優秀若手選手賞を受賞し、2018年夏にマンチェスター・シティへと移籍が決まった。その後はセルティック(スコットランド)、ユトレヒト(オランダ)、オーフスGF(デンマーク)とレンタル移籍を繰り返したが、いずれのクラブでも定位置は獲得できずにキャリアは停滞している。それでも、その細かいタッチでのドリブル突破とテクニックは非凡。すでにA代表デビューしており、若きサッカルーズでは中心人物となるだろう。

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    U-24ブラジル代表:FWリシャルリソン(エヴァートン)

    1997年5月10日(24歳)

    ブラジルA代表のレギュラーアタッカーであるリシャルリソンも東京五輪世代だ。2018-19シーズンから3シーズンにわたってエヴァートンで二桁ゴールを記録。今夏のコパ・アメリカ2021でもセレソンの中心選手として全7試合でプレーし、準優勝に貢献した。左サイドからのダイナミックかつ鋭い仕掛けは迫力満点。ドリブルだけでなく、クロスからのヘディングやラストパスも出すことができる危険なプレーヤーだ。

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    U-24ブラジル代表:FWガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)

    2001年6月18日生まれ(20歳)

    18歳になってすぐにブラジル4部からプレミアリーグ名門アーセナルに引き抜かれた逸材。さらに初スタメンの試合で2ゴール、加入から先発した4試合連続で得点を奪うなど、イングランドで衝撃を与えた。あのユルゲン・クロップ監督が「今世紀における才能の1人」と絶賛すれば、ロナウジーニョ氏も「ロナウドを彷彿とさせる」と太鼓判。抜群のスピードと優れたポジショニングに裏打ちされるゴールへの嗅覚、さらに前線の選手でありながら最終ラインまで身体を張った守備をこなす献身性を持ち合わせ、試合中は止まることなくフリーランを繰り返す。ケガ明け、かつ追加招集ということを考慮すれば出番はそれほど多くないかもしれないが、世界トップクラスの若手アタッカーに注目だ。

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    U-24ブラジル代表FWアントニー(アヤックス)

    2000年2月24日生まれ(21歳)

    サンパウロユースの至宝と称されたアントニーは、2020年2月にアヤックスへと加入。チェルシーへと移籍したハキム・ツィエクの後釜として重責を担うこととなったが、1年目からリーグ戦32試合で9ゴール8アシストを記録した。右サイドの仕掛け人としてカットインからのシュートやチャンスメイクを得意としており、タレント揃いのブラジルの前線においても中心選手の一人だ。テクニシャンらしい足の裏を使った遊び心あふれるプレーも魅力であり、日本のサッカーファンも虜にするはずだ。

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    U-24コートジボワール代表:FWアマド・ディアロ(マンチェスター・ユナイテッド)

    2002年7月11日(19歳)

    マンチェスター・Uの大器は、東京五輪でそのポテンシャルを示そうとしている。アタランタで台頭したウインガーは、昨夏に最大4100万ユーロの取引でオールド・トラッフォードへ。今年1月に正式加入すると、2020-21シーズンは公式戦8試合に出場。3月のヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16のミラン戦では、抜け目ないオフ・ザ・ボールの動き出しから初ゴールをマークした。卓越した足下のテクニックとドリブルは相手にとって予測困難。大会以降の去就が不透明だけに、この大会でクラブ対しても改めてその才能をアピールしたい。

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