東京オリンピックの男子サッカー競技は開催国の日本をはじめ、各大陸の代表16カ国が参戦する。
出場国の優勝候補筆頭はどこなのか?今回は各国の優勝オッズをもとに優勝候補を予想する。
※優勝オッズは『bet365』参照。7月21日開幕前のデータ。
Getty Images東京オリンピックの男子サッカー競技は開催国の日本をはじめ、各大陸の代表16カ国が参戦する。
出場国の優勝候補筆頭はどこなのか?今回は各国の優勝オッズをもとに優勝候補を予想する。
※優勝オッズは『bet365』参照。7月21日開幕前のデータ。
Getty Images日本と同組に入った南アフリカは、最もオッズの低い251倍となった。
ブライトンのパーシー・タウらプレミアリーグでプレーする注目選手が招集外となり、オーバーエイジ枠もGKのロンウェン・ウィリアムズのみが参加と、厳しい状況での参加を強いられている。
Catherine Ivill南アフリカと同じくオッズ最下位となったのはサウジアラビアだ。
サウジアラビアはブラジル、ドイツ、コートジボワールと同じD組に所属。死の組とも言われるグループからの突破は非常に困難なミッションとなるだろう。
(C)Getty Imagesアジア枠からの出場となるオーストラリアは151倍のオッズとなった。
浦和レッズのトーマス・デンや、元清水エスパルスのミッチェル・デュークなど、日本に馴染みの深い選手が参加。一方でスペイン、アルゼンチンと同居するグループに入ったことで、苦戦する可能性が非常に高いだろう。
Getty Imagesニュージーランドのオッズは101倍となった。同代表はオーバーエイジ枠にバーンリーのストライカー、クリス・ウッドを招集。プレミアリーグの複数クラブを渡り歩いてきた29歳FWの存在は、若きチームにとって心強いだろう。
韓国、ホンジュラス、ルーマニアと同組のニュージーランドにとっては、初戦の韓国戦(7/22)が非常に重要となってくるだろう。
(C)Getty Imagesコートジボワール代表のオッズもニュージーランドと同じ101倍となった。
決して下馬評は高くないが、マンチェスター・ユナイテッドからエリック・バイリーとアマド・ディアロ、ミランのフランク・ケシエといったタレントの招集に成功。
ブラジル、ドイツのグループとなるが、初戦のサウジアラビア戦で勢いに乗れば、決勝トーナメント突破も現実味を帯びてくるだろう。
Getty Imagesメキシコとともに北中米カリブ海代表として出場するホンジュラスの優勝オッズは101倍となった。
チームは決してタレント揃いではないものの、組織力に長けた構成で、ロンドン五輪(2012)ベスト8、リオデジャネイロ五輪(2016)ベスト4の実力を再び披露したい。
Getty Imagesスター、モハメド・サラー(リヴァプール)の五輪不参加がエジプトにとってどう影響するだろうか。
オーバーエイジにはロシアW杯で全試合に出場したアハマド・ヘガジーを招集するなど、経験値をプラスしているがスペイン、アルゼンチン、オーストラリアが揃う難しいグループを突破できるかは未知数だろう。
大会屈指のメンバーを従えて来日したスペインとの初戦がキー・ポイントとなりそうだ。

日本と同組に入ったメキシコのオッズは51倍に。
A代表でもゴールマウスを守るキジェルモ・オチョアもオーバーエイジ枠で参加。ロンドン五輪ベスト4でも相対した日本にとっては難敵になるだろう。
Getty Imagesドイツ、スペイン、フランスとともに欧州枠から東京五輪に出場するルーマニア。
そのメンバーの多くが自国でプレーする選手ばかりだが、難敵揃いのU-21欧州選手権でベスト4に入った実力は本物。ヤニス・ハジ(レンジャーズ)ら一部の主要選手は不参加となったが、優勝オッズでは41倍と一定の評価を得ているようだ。
(C)Getty Imagesロンドン五輪銅メダルの韓国は、優勝オッズ17倍をマークしている。
チームはこの世代の中心選手であるイ・ガンイン(バレンシア)、オーバーエイジでキム・ミンジェ(北京国安)、クォン・チャンフン(水原三星)、ファン・ウィジョ(ボルドー)といった実力者を招集。2大会ぶりのメダル獲得へ本気ムードを漂わせている。
(C)Getty Imagesドイツ代表にとっては、5年前のリオデジャネイロ五輪の借りを返す大会となるだろう。
リオ五輪ファイナルではブラジルに敗れ、金メダル獲得はならず。東京五輪ではそのブラジルといきなりグループリーグ初戦で顔を合わせる。
メンバーはこの世代の主要選手の招集は見送られたが、経験豊富なマックス・クルーゼ(ウニオン・ベルリン)や、ナディエム・アミリ(レヴァークーゼン)といった選手がオーバーエイジ枠で参加している。

開催国日本は、アルゼンチンと並び優勝オッズは9.00倍となった。
フランス、メキシコ、南アフリカと難敵揃うA組に所属する日本は、久保建英や堂安律と前線に才能豊かな若手を、また守備陣にはオーバーエイジ枠の吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航がいる。
攻守のバランスが取れ、“歴代最強メンバー”との呼び声も高い中、メキシコ五輪の銅を超える色のメダルを獲得できるのだろうか。
(C)Getty Imagesアルゼンチンの優勝オッズは9倍となった。
3月にU-24日本代表と対戦したU-24アルゼンチンは、その時のメンバーであるアドルフォ・ガイチやネウエン・ペレスらを招集。2008年北京五輪以来3大会ぶりの金メダルを目指す。
フル代表が先日のコパ・アメリカで悲願の優勝を果たしたアルゼンチンだが、U-24代表も続けるか。
Getty Images6倍と3番目に高いオッズを記録したのがフランス。
当初発表されたメンバーから大幅に入れ替わり、各クラブで活躍する若手を招集できなかったものの、フル代表経験のあるフロリアン・トヴァン、アンドレ=ピエール・ジニャックとオーバーエイジ枠に実力者を揃えた。
1996年大会以来25年ぶりのオリンピック参戦となる同国は、予選リーグで日本やメキシコらとA組に入っている。
(C)Getty Imagesブラジルが3.75倍で2位に入った。大会連覇を目指す同国には史上最も多くのチームタイトルを持つ38歳ダニ・アウヴェスをはじめ、アーセナルのガブリエウ・マルティネッリ、レアル・マドリーのヘイニエルら注目の若手が揃う。
また、準優勝に終わったコパ・アメリカを知るリシャルリソンとドウグラス・ルイスは、五輪の舞台でその悔しさを晴らせるのだろうか。
(C)Getty Images優勝オッズでナンバーワンに輝いたのが3倍を記録したスペイン。
2019年のU-21欧州選手権を制した同国は、先のEURO2020でベスト4に入ったメンバーから最優秀若手選手に選ばれたペドリ、守護神ウナイ・シモンら6選手がメンバー入りし、オーバーエイジ枠にもダニ・セバージョスらが揃うなど攻守に豪華なタレントが集まった。
1992年バルセロナ五輪以来の金メダルに向けて下馬評は高い。
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