――個人としてはチャンピオンシップのベストイレブンにチームメイト投票のクラブMVP、ファン投票のクラブ年間最優秀ゴール賞、そして選手が選ぶ年間ベストイレブンと個人賞4冠に輝きました。この結果をどう捉えていますか?
個人4冠は率直に嬉しいです。結果として5ゴール2アシストで、もうちょっとやれたと思いますが、この成績でちゃんと評価されているのは嬉しいなと。それにチームメイトに選んでもらうのはすごく嬉しいです。ちゃんと認められていると思えますから。でも、忘れてはいけないのは僕がリーズに所属していなかったらベストイレブンに入っていないということです。
チームがあってその賞をもらえています。それはすごく感じています。あとは自分のようなタイプがいないチームを選べたことがすごくよかったと思います。チームのなかで自分にしかできないことがあった。昨年はたまたまアンカーで使われて、自分がいるからボールが回るというチームになったからこそ、こういった賞につながったと思うし、それはサッカーをする上ですごく楽しかった要因でもありますね。
――ご自身が選ぶチームの最優秀選手は誰ですか?
CBのジョー・ロドンですね。46試合すべてに出場しました。僕は彼がMVPだと思っています。本当にいい選手なんです。それにここまで話していて分かると思いますが、46試合に出るのは本当にすごいことですから。キャプテンではないですけど、それぐらいちゃんとチームを締めていた。僕は彼に投票しました。
後ろからボールをつなげるし、運べて、守れる。昨年で言えば、彼がいないと個人的にはビルドアップが大変でした。彼からはボールがくるし、見てくれるし、助けられました。ラインも高く設定してくれていて、本当に素晴らしいパフォーマンスだったと思います。
――ファンショップやスタジアムに行くと、田中碧選手のポスターなどが貼られていました。かなり現地サポーターから愛されていそうですね。
結構、チームやサポーターからの愛を感じています。僕も何でかと思うくらいです。本当に自分のようなタイプの選手がいないから好きなんだろうなと。それにめっちゃ一生懸命、戦いますから(笑)。スタジアム(のピッチ)に立ってもそれは感じていて、僕がボールを取ったときにもすごい歓声をくれます。
局面を打開したときや、キープして密集地帯を抜け出したときも歓声がすごいです。プレーしている側からすると、あれは気持ちいいですね。ベンチスタートのときにもアップしに出ていくと、応援歌を歌ってくれますから。スタメン発表のときもチームでもトップクラスの声援をもらえてすごく嬉しい。プレミアリーグになれば、もっとすごい雰囲気になると思うので楽しみです。