ヘタフェに所属する日本代表MF柴崎岳が、現役引退を発表したMF小笠原満男について語った。
鹿島アントラーズは27日、小笠原が今シーズン限りで現役を引退することを発表。1998年の鹿島加入からJ1リーグ通算525試合に出場し、7度のリーグ優勝などクラブを支えたレジェンドの引退は、年の瀬の日本サッカー界におけるビッグニュースとなった。
柴崎にとって、小笠原は2011年から2016年まで所属した鹿島での偉大な先輩。日本代表での練習後、小笠原の現役引退発表直後にこの話題を尋ねられた柴崎は「知らなかったので、もちろん驚きました。ただ、元チームメイトとしても、同じ東北人（小笠原は岩手県、柴崎は青森県）としても、満男さんがした決断に対しては『お疲れさまでした』と言いたいです。いろんなことを考慮した上だと思うので、満男さんの決断を尊重したいです」と感想を述べた。
さらに柴崎は「満男さんは僕の小学校からのアイドルでした。小学校時代には、リストバンドを買って練習をしていました。鹿島に入って同じチームでプレーできてすごく嬉しかった先輩の一人ですし、満男さんの隣でプレーすることも多かったです。口で多くを語る人ではないですが、プレーの中から得ることがたくさんありました。選手として成長させてくれた先輩、いや大先輩です」と、大きな敬意を示した。
また、記憶に残っている小笠原の姿について、「練習の空気を察するのがすごく上手な人でした。緩い空気だったりとか甘い空気感っていうのを察知するのが人一倍早くて、ゲキを飛ばすことも多々ありました」と、鹿島の勝負強さを体現するような選手であったと強調。一番の思い出については、「たくさんありすぎて1つには絞れないです」と、多くの素晴らしい日々があったことを感じさせた。
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