Getty Images流行語大賞2020トップテンが決定!授賞ワードは?3密、鬼滅の刃、Go To キャンペーンなど…サッカー界の1年も振り返り!
(C)Getty Images流行語大賞とは?
毎年恒例となっている「現代用語の基礎知識」選「ユーキャン新語・流行語大賞」は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選出するもの。
1984年に創始され、2020年で37回目を迎える。毎年12月初めに発表しており、『現代用語の基礎知識』収録の用語をベースに、自由国民社および大賞事務局がノミネート語を選出。選考委員会によってトップテン、年間大賞語が選ばれる。
その「ことば」に深くかかわった人物・団体においては、毎年顕彰が行われる。2018年にはサッカー界から「(大迫)半端ないって」がトップテン入りを果たした。
Getty Images流行語大賞|2020年授賞語
2020年の『ユーキャン新語・流行語大賞』のノミネート30語は2020年11月5日(木)に発表された。
その中から選出されるトップテンは、2020年12月1日(火)に発表。新型コロナウイルス(COVID-19)関連から「3密」が年間大賞を授賞した。
■年間大賞
- 3密(小池百合子さん/東京都知事)
■トップテン
- 愛の不時着(ヒョンビンさん/俳優)
- あつ森(あつまれ どうぶつの森)/任天堂株式会社 あつまれ どうぶつの森 開発チームさん
- アベノマスク(特定非営利活動法人サラダボウルの皆さん)
- アマビエ(湯本豪一さん)
- オンライン○○(株式会社 東北新社の皆さん)
- 鬼滅の刃(吾峠呼世晴さん)
- GoToキャンペーン(GoToトラベル、イートを活用した皆さん)
- ソロキャンプ(ヒロシ さん/芸人)
- フワちゃん(フワちゃん さん/ユーチューバー、芸人)
Getty Imagesユーキャン新語・流行語大賞|2020年ノミネート語
- 愛の不時着/第4次韓流ブーム
- 新しい生活様式/ニューノーマル
- あつ森
- アベノマスク
- アマビエ
- ウーバーイーツ
- AI超え
- エッセンシャルワーカー
- おうち時間/ステイホーム
- オンライン○○
- 顔芸/恩返し
- カゴパク
- 鬼滅の刃
- クラスター
- 香水
- GoToキャンペーン
- 3密(三つの密)
- 自粛警察
- Zoom映え
- 総合的、俯瞰的
- ソーシャルディスタンス
- ソロキャンプ
- テレワーク/ワーケーション
- 時を戻そう(ぺこぱ)
- NiziU(ニジュー)
- 濃厚接触者
- BLM(BlackLivesMatter)運動
- PCR検査
- フワちゃん
- まぁねぇ~(ぼる塾)
Getty Images流行語大賞|2019年授賞語
■年間大賞
- ONE TEAM(ラグビー日本代表)
■トップテン
- 計画運休(国土交通省さん)
- 軽減税率(秋葉弘道 さん/有限会社 アキダイ代表取締役社長)
- スマイリングシンデレラ/しぶこ(渋野 日向子 さん/プロゴルファー)
- タピる(華恋さんと奈緒さん/たぴりすと。)
- #KuToo(石川優実さん/アクティビスト)
- ◯◯ペイ(PayPay株式会社さん)
- 免許返納(免許返納された全ての人)
- 闇営業(FRIDAY編集部さん)
- 令和(御田良知さん/坂本八幡宮 宮司)
■選考委員特別賞
- 後悔などあろうはずがありません(鈴木一朗さん)
(C)J.LEAGUE2020年のサッカー界はどうだった?
ここからは、流行語大賞の発表に合わせて「2020年のサッカー界」をトレンドキーワードで振り返っていく。
2020年のサッカー界は新型コロナウイルスのパンデミックで、世界的にリーグ戦や国際大会が数ヶ月にわたり延期になるなど、多大な影響が出た。
それでも、国内外で見逃せないトピックが多々あった。まずは、海外のトピックを振り返る。
(C)Getty Imagesマラドーナ
元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏が11月25日に60歳の若さで死去したことは、全世界に衝撃をもって伝えられた。
フットボール界のレジェンドであるマラドーナ氏は、今月上旬に体調不良を訴え、母国ブエノスアイレス近郊の病院に入院していた。検査で脳に硬膜下血腫が見つかり、11月3日に手術を行い、成功したと発表されていたが、同25日の早朝に心臓発作を起こし、息を引き取った。
マラドーナ氏の訃報により悲しみに包まれたフットボール界。全世界のフットボーラーや関係者が続々と哀悼の意を表している。

メッシ退団
バルトメウ会長に対する不信感などから、ブロファックス(スペインの内容証明郵便)を通じてバルセロナを退団する考えを示したメッシ。しかし、その後、Goalの独占インタビューで一転してバルセロナ残留を表明。2020年夏の移籍マーケットは、世界的スターの退団騒動が最重要トピックだったといっても過言ではない。
Gettyバルトメウ辞任
メッシ退団騒動の直接的な起因となったバルトメウ会長。CLでの歴史的大敗、自身の方針を批判するメッシが退団を申し出るなど、瞬く間に求心力を失った。バルトメウに対する不信任決議に必要な署名は必要数を上回ったが、決議を待たずして自ら辞意を明らかにした。
Gettyお前らはズラタンじゃない
新型コロナウイルスに感染したイブラヒモヴィッチだが、その後コロナ感染防止キャンペーンの中で、「ウイルスは俺にチャレンジしてきた。そして俺は勝利した。だが、お前らはズラタンじゃない。ウイルスに挑戦するな。頭を使い、ルールを守れ」とメッセージを発信。強烈なワードでコロナについて持論を述べた。
Gettyガナザウルス
コロナ禍による経営難のため、アーセナルを解雇されたマスコット、ガナザウルスと中の人。エジルが給与支払いを申し出るなど騒動となった。ガナザウルスは11月中旬にクラブ復帰を果たしている。
Getty Imagesカディス公式
ラ・リーガ昇格組であるカディスの日本語公式Twitterアカウントも話題となった。その最たる理由は、なんといっても独特の方言(関西弁)だ。一躍人気アカウントとなった。
Getty ImagesUCL全勝優勝
2019-2020シーズンのUEFAチャンピオンズリーグで全試合に勝利して優勝を果たしたバイエルン。これはUCL史上初で、ハンス=ディーター・フリック監督率いるドイツの雄が、歴史的偉業を達成したことも話題を呼んだ。
Getty Imagesピルロ監督
ユヴェントスのU-23チームの監督に就任予定だったアンドレア・ピルロ氏が、2020シーズンよりトップチームの指揮官に就任。トップチームでの指揮経験がないなかで、イタリア王者クラブの監督に就任したことは、世界中に衝撃をあたえた。
©︎KAWASAKI FRONTALE中村憲剛引退
ここからは、国内・Jリーグ関連の1年を振り返っていく。
まず、2020年のJリーグを振り返るうえで、欠かせないトピックとなったのは、中村憲剛の引退だ。
川崎Fのバンディエラ。日本サッカー界を長くけん引してきた中村が今季限りで現役引退を表明した。負傷から復帰した今季は、40歳の誕生日で迎えた多摩川クラシコで、決勝点を記録するなど、相変わらず類まれなサッカーセンスを発揮しているが、18年間の輝かしいキャリアに終止符を打つこととなった。
所属クラブの川崎フロンターレはSNSで、「#ケンゴありがとう」というハッシュタグを発信。ファン・サポーターの枠を超えて拡散された。
🄫J.LEAGUE三笘薫
川崎フロンターレの強さが光った2020シーズン。そのなかでめお大卒ルーキーながら驚異的な活躍を遂げた三笘薫に触れないわけにはいかない。リーグ戦ではすでに二桁得点をマーク。今季川崎Fの独走をリードした一人だろう。その衝撃度から年間MVPに推す声もある。
Michael Olunga.もうオルンガはオルンガです
J1に復帰した柏レイソルで異次元の輝きを放っているオルンガ。現時点で唯一J1リーグで20ゴール超えを記録しており、得点王も視野に入っている。
J1第21節の柏レイソルvsヴィッセル神戸で実況を務めた下田恒幸さんは、選手紹介でオルンガについて「もうオルンガはオルンガです」とコメント。話題を呼んだ。
後に下田さんは「今の彼は肩書や形容を越えた存在だと自分の中で認識していた。あの瞬間は今のオルンガ選手を形容する言葉の1つとして最もしっくりくるのはこれだと思った」と振り返っている。
Getty Images気合いが入りすぎているぞ、森下!
8月1日の第8節・FC東京戦でゴールを挙げ、チームの今季初勝利に貢献したサガン鳥栖の森下龍矢。その時は試合終了語に涙を見せていた。
今度は9月27日の同カード、FC東京戦でも値千金の追加点をマーク。今度は喜びのあまり中継に入るほどの雄叫びを上げると、実況の南鉄平さんが「気合いが入りすぎているぞ、森下!」とコメント。SNSで大きな話題を呼んだ。
©DAZN蹴球メガネーズ
蹴球メガネーズとは、水沼貴史氏、北條聡氏、川端暁彦氏のサッカー大好き“メガネのおじさん3人”が昔のこと今のこと「好きなサッカー」を好きなだけ話す縁側サッカートークチャンネルのこと。2020年3月からのスタートし、早くもチャンネル登録者数は約1.7万人。すでに根強い人気を誇り、2021年もさらにサッカー界を盛り上げてくれそうだ。
(C)J.LEAGUE#WashYourHands
新型コロナウイルスの感染拡大防止の一貫として、Jリーグの選手たちがジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネルで公開されている手洗い動画に挑戦。各クラブの選手がYoutubeで動画をアップし、話題となった。
(C)DAZN/Suguru SaitoやべっちF.C.
2002年4月に放送を開始した『やべっちF.C.』が、9月末をもって終了した。
『やべっちF.C.』は、ナインティナインの矢部浩之さんがMCを務めるサッカー情報番組。18年半にわたりJリーグを中心に国内外のサッカー最新情報を放送してきたが、多くのファン・サポーターや選手から惜しまれつつ、番組終了の運びとなった。
しかし、11月末からDAZN(ダゾーン)にて、矢部さんがMCを務める『FOOTBALL PROGRAM(フットボールプログラム)YABECCHI STADIUM(やべっちスタジアム)』のスタートが決定。「デジっち」など『やべっちF.C.』での人気企画も継続される予定とのことだ。
(C)J.LEAGUE秋田無敗で最速優勝
J3のブラウブリッツ秋田が、6節を残してJ3優勝を決めた。無敗での優勝決定は史上初、28試合での決定も史上最速と記録ずくめの結果となった。
Getty Imagesオール海外組
新型コロナウイルスの影響で、今年初の代表活動となった10月シリーズ、11月シリーズ。招集は欧州での遠征ということもあり、すべて欧州クラブでプレーする選手となった。4試合を戦った森保ジャパンは2勝1分1敗で2020年の活動を終えている。
(C)J.LEAGUE内田篤人引退
8月末で鹿島アントラーズとの契約を終え、現役を退くことを発表した内田篤人。ドイツでは名門シャルケでレギュラーとしてチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出も経験。日本代表としても2010年の南アフリカW杯、2014年のブラジルW杯に出場した。
引退後は、DAZNで初の冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』をスタートしたほか、日本サッカー協会が新設した「ロールモデルコーチ」という新役職に任命されるなど、第二のキャリアも順風満帆な様子だ。
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