(C)Getty Imagesリヴァプール×レアル・マドリーの最強ベストイレブン。CL決勝でも輝くのは?
(C)Getty ImagesGKティボー・クルトワ(ベルギー/レアル・マドリー)
50試合:クリーンシート21試合
レアル・マドリー不動の守護神として、今季さらなるレベルに達したクルトワ。チームはCL決勝トーナメントで幾度となく奇跡を起こしてきたが、その奇跡は彼が何度も失点を防いできたからこそ達成できたものだった。PSG戦ではリオネル・メッシのPKストップを始め神がかり的なセーブを連発し、そして未だこの大舞台でノーミス。発言の節々からのぞく強烈なメンタリティと存在感が、今のレアル・マドリーを支えていることは間違いない。試合への影響力は、バロンドール最有力とされるカリム・ベンゼマに匹敵するものだろう。CL決勝の舞台に立つのは、アトレティコ・マドリー時代の2013-14シーズン以来。延長戦の末に1-4で敗れ涙をのんだその時の相手は、なんとレアル・マドリーであった。“聖イケル”カシージャスとも比較されるようになった30歳は、ロス・ブランコスの一員として立つファイナルの舞台でどんなドラマを演出するのだろうか。
(C)Getty ImagesDFトレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド/リヴァプール)
46試合:2ゴール19アシスト
リヴァプール下部組織が生んだ稀代のキッカーは、調子落ちの時期もあった昨シーズンから今シーズンは完全にトップフォームを取り戻した。定位置の右サイドバックとして、積み重ねたアシスト数は実に「19」。23歳ながらも世界最高峰のライトバックとしての地位を確固たるものにしている。今季CLでは、アトレティコ・マドリー戦とビジャレアル戦で計3アシストを記録するなど、ラ・リーガ勢への相性の良さを発揮。今回のファイナルではヴィニシウスという飛ぶ鳥を落とす勢いを見せるアタッカーと対峙することに。このサイドの攻防とマッチアップが試合の行方を左右する大きなポイントの一つとなるだろう。
(C)Getty ImagesDFフィルジル・ファン・ダイク(オランダ/リヴァプール)
50試合:3ゴール5アシスト
リヴァプールを現在のレベルまで引き上げる原動力となった男だ。前十字靭帯損傷で棒に振った昨季から完全復活を果たし、ここまで公式戦50試合に出場。大ケガ前と変わらぬ圧巻のプレーで、ディフェンスラインからチームを引き締めている。一対一でも対峙した相手が尻込みしてしまう抜群の存在感が、彼がいかに圧倒的なディフェンダーかを物語っている。一時は疲労を指摘されることもあり、FAカップ決勝で延長戦前に交代するアクシデントもあったが、ユルゲン・クロップ監督は「問題ない」と話しており、ファイナルの舞台に問題なく立つことが予想される。相手エースであるカリム・ベンゼマとのマッチアップは、試合の行方を大きく左右することになりそうだ。
(C)Getty ImagesDFダヴィド・アラバ(オーストリア/レアル・マドリー)
45試合:3ゴール4アシスト
バイエルンですべてを手にしたダヴィド・アラバは、昨夏にレアル・マドリーへとフリーで加入。マドリーにとって最高の補強となったことは言うまでもない。セルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランといった絶対的なCB退団後だったこともあり、すぐにディフェンスリーダーに定着。安定した守備、カバーリング、そして後方からのフィードも武器としており、エデル・ミリトンとの補完性は高い。またシーズン前半、バルセロナ戦での鮮烈なゴールや、トロフィーではなくイスを掲げるパフォーマンスなどもあってサポーターの心を掴んだ。負傷の影響でここ数試合は欠場しているものの、CLファイナルには間に合う見込み。リヴァプールの強力3トップを抑えるキーマンとなる。
(C)Getty ImagesDFアンドリュー・ロバートソン(スコットランド/リヴァプール)
46試合:3ゴール15アシスト
逆サイドに陣取るトレント・アレクサンダー=アーノルドが「世界最高のサイドバック」として絶賛を浴び続けてはいるが、ロバートソンもチームへの貢献度では一切引けを取らない。惜しみないスプリントとどこからでも合わせられる正確なクロスで左サイドの攻撃に大きな変化をもたらすだけではなく、今季は中央に侵入してフィニッシュを狙う場面も増加。さらなる進化を見せている。リーグ戦での10アシストは全体3位タイのスタッツだ(トップはサラーの13、2位はアレクサンダー=アーノルドの12)。ファイナルでは、ハーフスペースへ侵入してくるルカ・モドリッチやフェデリコ・バルベルデを抑えつつ、可能な限り前線に飛び出して攻撃に厚みを加えたい。
(C)Getty ImagesMFファビーニョ(ブラジル/リヴァプール)
47試合:8ゴール1アシスト
昨季はフィルジル・ファン・ダイクなど負傷者が相次いだセンターバックとしてコンバートされる試合が多かったファビーニョだが、今季は一貫して定位置のアンカーとしてプレー。類まれなボールリカバリー力と危険察知能力を誇る28歳が中盤の底に君臨したことは、チームが4冠に迫るようなパフォーマンスを見せる大きな要因の一つとなった。大腿部の負傷によりFAカップ決勝とサウサンプトン戦、そして最終節のウォルヴァーハンプトン戦を欠場したが、ファイナルには何とか間に合う見込み。言わずもがな、ラ・リーガ最強の攻撃力を誇るレアル・マドリー戦でもキーマンの一人となる。
(C)Getty ImagesMFジョーダン・ヘンダーソン(イングランド/リヴァプール)
56試合:3ゴール7アシスト
負傷に苦しむシーズンもありながら、今季はフル稼働。先発、途中出場にかかわらずほぼすべての試合に関与している。攻守で戦えることはもちろんのこと、献身的なプレーで主将としてチームを盛り立てられる点もクロップ監督から評価される部分のひとつだろう。高いキック精度が持ち味で、正確なサイドチェンジをもってチームにリズムを与える。また、今季CLではミラン戦で強烈なボレーシュートを叩き込み、レジェンドのスティーブン・ジェラードを彷彿とさせるシーンも。決勝はチアゴ・アルカンタラが万全ではないため、ヘンダーソンがスタメン入りすることはほぼ間違いない。熱いプレーでチームを支えたい。
(C)Getty ImagesMFルカ・モドリッチ(クロアチア/レアル・マドリー)
43試合:3ゴール12アシスト
現レアル・マドリーで“マドリディスモ”を最も体現する1人。年齢も考慮してカルロ・アンチェロッティ監督が途中で下げる場面も増えたが、だからこそピッチ上での輝きは衰えるどころかさらに凄みを増している。ボール保持時に奪われることは皆無であり、ピッチ上のすべてのエリアに顔を出しながらビルドアップ→チャンスメイク→フィニッシュ→プレッシング→撤退守備と、ゲーム中の全フェーズで多大な影響力を発揮している。そしてなにより、ベンゼマとともにチームの精神的な支柱として絶対に外すことのできない選手だ。これまでイケル・カシージャスやセルヒオ・ラモスなど、どんなレジェンドであっても30歳を超えた選手に別れを告げてきたレアル・マドリーが、36歳の彼と契約を延長しようとしていることからも絶大な信頼が表れている。今回のファイナルでも、試合を決める1人になるだろう。
(C)Getty ImagesFWモハメド・サラー(エジプト/リヴァプール)
50試合:31ゴール16アシスト
サラーは、この決勝に対して最も期する思いで臨む一人だろう。2017-18シーズンの決勝、レアル・マドリー戦では前半にセルヒオ・ラモスとの交錯で負傷。涙を流してピッチを後にすることになった。チームとしては翌シーズンに欧州制覇を成し遂げてリベンジを果たしたが、今回はサラーにとって苦い思い出となった当時の再戦に。29歳となったエジプト代表アタッカーは今季ゴール数を大台の「30」に乗せており、まさに成熟期。レアル・マドリーのアキレス腱とも言えるサイドを切り裂くことができるか。
(C)Getty ImagesFWカリム・ベンゼマ(フランス/レアル・マドリー)
45試合:44ゴール15アシスト
34歳にして自身のピークを更新し続けているカリム・ベンゼマ。今季のラ・リーガ制覇、CL決勝進出はまさしく彼の力によるところが大きい。ラウンド16のパリ・サンジェルマン戦では逆転が必要なセカンドレグでハットトリックを記録。準々決勝チェルシーとのセカンドレグでも相手GKのミスを誘って貴重なゴールを挙げた。そして、準決勝のマンチェスター・シティ戦。何もないところからゴールを生み出す、まさにストライカーが何たるかというものを示す3ゴール1アシストの働きを見せた。この活躍ぶりにはリオ・ファーディナンド氏やグティ氏、スティーブ・マクマナマン氏といった識者が口々に「別次元」と評価。自身5度目のビッグイヤーを掲げることになれば、今年のバロンドールは彼のものだろう。
(C)Getty ImagesFWヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/レアル・マドリー)
51試合:21ゴール20アシスト
公式戦6ゴールに終わった昨季を考えれば、いかに今季のヴィニシウスが“進化”したかが理解できる。かつて前線の連携面でベンゼマに苛立たれていた男は、そのエースにとって最高の相棒に成長。互いに活かし、活かし合う関係で白い巨人の最前線を支え、ヴィニシウスも「シーズンを通じて、カリムとのつながりは非常に良かった。彼がここマドリーで引退するまで、この関係性を続けていきたいと思っている」と話す。また、得点につながらないシーンでも長い距離を持ち運んでの仕掛けで貴重な攻撃オプションに。実際、ラ・リーガでは最も多くのドリブルを成功させ、最も多くアタッキングサードに進入した選手となっている。果敢なドリブルが決勝でも違いを生み出す可能性は大いにあり、リヴァプール戦でも鋭い突破に期待したいところだ。
(C)Goalリヴァプール×レアル・マドリー合同ベスト11
@goal_japan GOALが選ぶ #チャンピオンズリーグ 決勝の合同ベストイレブン!#サッカー #フットボール #リヴァプール #レアル・マドリー #UCL #CL決勝
♬ Champions League Anthem goes the Greek way - kiestorGK:クルトワ
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファン・ダイク、アラバ、ロバートソン
MF:ファビーニョ、ヘンダーソン、モドリッチ
FW:サラー、ベンゼマ、ヴィニシウス
▶欧州CL決勝を独占ライブ配信!ここからの加入でWOWOW無料視聴可能
チャンピオンズリーグ|最新情報



