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今も貴重な戦力?グアルディオラの下でバイエルンに加入した選手たち
Gettyバイエルン|ペップ政権で加入した選手たち
2021年1月18日に50歳の誕生日を迎えたペップ・グアルディオラ。彼は2013年から16年まで監督を努めたバイエルン時代に、ルイス・スアレス、ケヴィン・デ・ブライネ、エデン・アザールといったトップスターの獲得を目論んでいたとされている。だが、グアルディオラの指揮下で実際に移籍して来たのは別の選手だった。
その中でも今もバイエルンで活躍を続ける者、フィットできずに去った者がいるようだ。今回はペップ時代に加入したバイエルン選手を紹介する。
Getty Imagesマリオ・ゲッツェ:3700万ユーロ
2013年7月に3700万ユーロ(約48億円)でボルシア・ドルトムントからやって来た。
114試合に出場して60点を叩き出した。この数字に間違いはないものの、ドルトムントで見せた最高のパフォーマンスを再現することは一度もなかった。3年後にドルトムントへ戻り、現在はPSVアイントホーフェンでピッチに立っている。
Gettyヤン・キルヒホフ:フリー移籍
2013年7月に移籍金なしで1.FSVマインツ05からやって来た。
12試合に出場したのみで早くも半年後にはシャルケ04へレンタルされた。度重なるケガに苦しめられ、今は3部リーグのKFCユルディンゲン05に籍を置いている。
Getty Imagesチアゴ・アルカンタラ:2500万ユーロ
2013年7月に2500万ユーロ(約33億円)でFCバルセロナからやって来た。
「チアゴか、さもなくば無か」という発言によって、グアルディオラはテチアゴとの契約を非常に重要視していることをはっきりと示した。並外れた才能にもかかわらずしばしば議論の的となり、現在はユルゲン・クロップの下でプレーしている。
Getty Imagesロベルト・レヴァンドフスキ:フリー移籍
2014年7月に移籍金なしでボルシア・ドルトムントからやって来た。
この移籍によって、バイエルンはまたもや長年のライバルであるドルトムントの怒りを買うことになった。しかし、レヴァンドフスキの獲得は素晴らしい成功をもたらし、彼はブンデスリーガで5度得点王になり、2020年にはFIFA最優秀戦選手に選ばれた。
Getty Imagesセバスティアン・ローデ:フリー移籍
2014年7月に移籍金なしでアイントラハト・フランクフルトからやって来た。
フランクフルトの人気者ローデはバイエルンでもドルトムントでも ”高貴な控え”(試合に出られないトッププレーヤー)の域を出ることができず、結局2019年にフランクフルトへ戻った。彼にはフランクフルトが肌に合うようだ。
Getty Imagesフアン・ベルナト:1000万ユーロ
2014年7月に1000万ユーロ(約14億円)でバレンシアCFからやって来た。
バイエルンでは手堅いパフォーマンスを見せたが、とりわけヘーネス会長から “クソ” 呼ばわりされたおかげで我々の記憶に残っている。パリ・サンジェルマンでもだいたいにおいて安定したプレーを見せていたが、現在は十字靭帯断裂により離脱している。
Getty Imagesペペ・レイナ:300万ユーロ
2014年8月に300万ユーロ(約4億円)でリヴァプールFCからやって来た。
1年間マヌエル・ノイアーの控えとしてベンチを温め、3試合に出場した。その後、出場機会を求めてSSCナポリへ移り、スヴェン・ウルライヒが後釜に座った。
AFPメディ・ベナティア:2800万ユーロ
2014年8月に2800万ユーロ(約38億円)でASローマからやって来た。
マルティネスのケガの後、準備が遅れたバイエルンはパニックになってベナティアを雇い入れた。彼はバイエルンに馴染めず、しばしば体調を崩した。2年後、ユヴェントスへレンタル放出された。
Gettyシャビ・アロンソ:900万ユーロ
2014年8月に900万ユーロ(約12億円)でレアル・マドリードからやって来た。
中盤の策士アロンソはシャルケ戦でのパフォーマンスによって加入2日後に早くもファンの心を鷲掴みにした。117試合に出場し、2017年にキャリアを終えた。
Gettyシナン・クルト:300万ユーロ
2014年8月に300万ユーロ(約4億円)でボルシア・メンヒェングラートバッハからやって来た。
当時18歳のクルトの前に大きなキャリアが開かれたように見えたが、出場機会の不足によって頓挫した。現在はスロヴァキアの1部リーグでカムバックへのチャレンジを始動させている。
Alexander Hassenstein / Bongartsドウグラス・コスタ:3000万ユーロ
2015年7月に3000万ユーロ(約41億円)でFCシャフタール・ドネツクからやって来た。
たいていの場合まあまあのパフォ-マンスを見せていたものの、幹部陣を十分に納得させるに至らず、4000万ユーロ(約51億円)でユヴェントスへ譲渡された。2020年10月以来レンタルでバイエルンへ復帰している。
Getty Imagesスヴェン・ウルライヒ:350万ユーロ
2015年7月に350万ユーロ(約5億円)でVfBシュトゥットガルトからやって来た。
前任のレイナ同様、2番手の役割に甘んじなければならなかった。それでも70試合に出場し、多くのタイトルを手にした。現在はハンブルガーSVでゴールを守っている。
Getty Imagesヨシュア・キミッヒ:850万ユーロ
2015年7月に850万ユーロ(約12億円)でVfBシュトゥットガルトからやって来た。
この10年間で最も素晴らしい成果を挙げた移籍の一つである!当時3部リーグのライプツィヒにレンタルされていたキミッヒはトップリーグの経験なしにバイエルンへ移った。今ではバイエルンにとってもドイツフットボール界にとってもなくてはならない存在になっている。
Gettyアルトゥーロ・ビダル:3925万ユーロ
2015年7月に3925万ユーロ(約53億円)でユヴェントスFCからやって来た。
このチリ生まれの戦士は3年間バイエルンに在籍したが、彼の存在意義はしだいに薄れていった。バルセロナで2年を送った後、移籍金なしでインテルへ移った。
Gettyキングスレイ・コマン:700万ユーロ
2015年8月に700万ユーロ(約10億円)のレンタル料でユヴェントスFCからやって来た。
2年のレンタル期間が終わると2100万ユーロ(約25億円)で完全移籍した。ケガが多く、コンディションに安定性を欠くものの、素晴らしい素質に恵まれている。
チャンピオンズリーグ決勝のパリ・サンジェルマン戦で優勝を決めたヘディングシュートを放って以来バイエルンで最高のウィングの一人となり、セルジュ・ニャブリ、レロイ・サネ、ドウグラス・コスタよりはるかに出番が増えている。
Getty Imagesザーダール・タスキ:250万ユーロ
2016年2月に250万ユーロ(約3億円)のレンタル料でFCスパルタク・モスクワからやって来た。
以前のベナティアの場合と同様、当時のバイエルンは負傷者の続出に悩まされていた。タスキはたった一度試合に出てへまをやらかした。買い取りオプションは行使されず、タスキはこの移籍を後悔することになった。
Playing Surface/Goal Indonesia欧州サッカー特集
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