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那須川天心と井上拓真どっちが強い?過去の戦績・ファイトスタイルを紹介

那須川天心vs井上拓真は11/24(月・振替)開催!

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11月24日に行われる「Prime Video Boxing 14」で那須川天心vs井上拓真が行われる。

本記事では、那須川天心と井上拓真のファイトスタイルを比較する。


那須川天心のファイトスタイル・過去の戦績は?

那須川天心は、キックボクシング・MMA・ボクシングの3競技で活躍するのストライカーだ。そのボクシングでのファイトスタイルは、サウスポーを軸にしたボクサーファイター型へと進化しており、プロ転向後の7戦で急速な完成度を見せている。

■ファイトスタイル

那須川のスタイルの根幹にあるのは、左利きのサウスポーを軸にした戦術的な組み立てだ。オーソドックス構えの選手が多い中で、サウスポーが生む有利な角度を最大限生かし、相手の死角からジャブや左ストレートを差し込んでいく。特に前手の使い方は独特で、視界の外側から飛んでくるような軌道を描くため、相手にとっては読みづらく、防御が遅れれば一瞬で距離を詰められてしまう。

さらに際立つのがスピードと精度の高さだ。キックボクシング時代から武器としてきた圧倒的なハンドスピードは、ボクシングでも一切の鈍りを見せず、むしろパンチの無駄をそぎ落としたことで、直線的で鋭い一撃に磨かれている。どの局面でもコンパクトに打ち抜くパンチは、世界レベルのスピードを誇るバンタム級の中でも屈指の切れ味を持つ。

フットワークと距離感のコントロールも天心の大きな強みだ。相手の踏み込みに合わせて絶妙に距離を外し、逆に相手が戻る瞬間にはカウンターを打ち込む。攻撃を“誘ってから打つ”というスタイルが完成しているからこそ、攻防の切り替えが速く、読みの鋭さも際立つ。攻撃を外しながら次の攻撃へつなぐ一連の動作は非常に滑らかで、プロ転向直後から「ボクシングでも天才」と評された理由がよく分かる。

また、防御技術の高さも群を抜いている。ステップバックで距離を取りながらの回避、ウィービングやスウェーで軌道をずらす動きはベテラン選手さながらで、被弾率が極めて低い。クリンチワークも巧みで、相手の攻撃を封じた上で即座に攻撃へ転じる切り返しは、すでに世界タイトル級の完成度を感じさせる。

近年ではスタイルの成長も顕著だ。2024年のジョナサン・ロドリゲス戦では、従来のジャブ主体のアウトボクシングから、ストレートとコンビネーションを増やしたボクサーファイター型へと変化。攻撃の圧力が増し、パワー不足と指摘されていた部分を実戦で克服した。エンターテイナーとして魅せる意識が強いがゆえにリスクを負う場面もあるものの、総じて進化の幅は大きく、まだ伸びしろを残した状態で世界挑戦のステージに立とうとしている。

■過去の戦績

種目戦績KO/TKO数
プロボクシング7戦7勝2KO
プロキックボクシング42戦42勝28KO
MMA4戦4勝3KO/TKO
試合日対戦相手(国籍)結果内容
12023年4月8日与那覇勇気(日本)判定勝6R3-0
22023年9月18日ルイス・グスマン(メキシコ)判定勝8R3-0
32024年1月23日ルイス・ロブレス(メキシコ)TKO勝ち3R終了
42024年7月20日ジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)TKO勝ち3R1:49
52024年10月14日ジェルウィン・アシロ(フィリピン)判定勝10R3-0
62025年2月24日ジェイソン・モロニー(オーストラリア)判定勝10R3-0
72025年6月8日ビクター・サンティリャン(ドミニカ共和国)判定勝10R3-0

世界ランカーや元世界王者を次々と撃破し、すでにバンタム級トップ戦線の主役へと浮上している。11月24日のPrime Video Boxing 14で行われるWBC世界バンタム級王座決定戦は、その流れを象徴する一戦となる。


井上拓真のファイトスタイル・過去の戦績は?

井上拓真は、右のオーソドックススタイルを基盤にしたボクサーファイター型で、精密なテクニックと高度なディフェンス力を武器とする選手だ。これまでのプロキャリアで世界王座を2度獲得し、経験値の高さと緻密な戦略眼で試合を支配してきた。ここでは井上拓真のファイトスタイルと、プロ戦績のポイントを整理していく。

■ファイトスタイル

井上のスタイルの中心にあるのが、徹底したディフェンス意識だ。バックステップ、ウィービング、ダッキング、ショルダーブロックといった基本技術を高い精度で使い分け、相手の攻撃を受けさせない「打たせないボクシング」で試合を組み立てる。ディフェンスがかみ合った場面では、相手の有効打をほぼゼロに抑え込むほどで、バンタム級でも屈指の防御力を誇る。

一方でオフェンスの技術も高い水準にあり、左ジャブ、右ストレート、左右のフックをスピードと正確性をもって打ち分ける。特に近距離で繰り出す右ショートアッパーは鋭く、兄である井上尚弥に通じるクオリティを持つと評価されている。基本に忠実なフォームと的確な判断力が相まって、クリーンヒットの比率が高いのも特徴だ。

経験値の高さも井上の大きな武器となっている。長く世界戦線で戦ってきたことで、相手がどの動きを選べばどの反応が返ってくるのかを予測する能力が備わり、試合の流れを読む力に優れている。那須川天心との試合を前に「ボクシングにおける経験値は井上が上回る」とされるのは、この積み重ねによるものだ。

課題として挙げられるのはKO率の低さで、プロ22戦のうち5KOと約22.7%にとどまっている点だ。過去には自身で「退屈だった」と語ったこともあり、パワー不足の指摘が根強い。また、ウバーリ戦や堤聖也戦の敗北では、技術面以上にメンタルや集中力の部分が影響したと分析されており、強いプレッシャーの中で実力を出し切ることが課題とされている。

■過去の戦績

井上拓真のプロ戦績は22戦20勝5KO2敗で、アマチュア時代には57戦52勝5敗という優秀な実績を残している。プロキャリアではWBA世界バンタム級王座とWBC世界バンタム級暫定王座を獲得し、さらにWBOアジアパシフィックやOPBF東洋太平洋で複数タイトルを手にしてきた。

主要タイトル

  • WBA世界バンタム級王座
  • WBC世界バンタム級暫定王座
  • WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座
  • OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座
  • OPBF東洋太平洋バンタム級王座

2つの敗戦

井上が喫した2つの黒星はいずれも世界タイトル戦での判定負けだ。

2019年11月のノルディーヌ・ウバーリ戦では序盤にペースを握られ、4Rにダウンを奪われて0-3の判定負け。暫定王座を失った。2024年10月の堤聖也戦では、チャレンジャーの手数と気迫に中盤以降押し込まれ、3度目の防衛に失敗。井上は試合後「ただ自分が弱かっただけ」と敗因を語った。

世界戦での代表的な勝利

2023年4月にはリボリオ・ソリスに3-0の判定勝ちを収め、WBA世界バンタム級王座を獲得。2024年2月には元世界王者ジェルウィン・アンカハスを9RKOで下し、「キャリア最高の出来」と称賛された。

現在の状況

井上拓真は2025年11月24日に開催されるPrime Video Boxing 14で、無敗の那須川天心を迎え撃つWBC世界バンタム級王座決定戦に挑む。この試合は、堤戦からおよそ13か月ぶりの世界戦であり、再び世界の頂点に返り咲けるかが大きな注目点だ。井上はこの一戦に向けて「俺がしっかり黒星をつけてやる」と強い決意を示している。


那須川天心と井上拓真はどっちが強い?

無敗でボクシングに適応し続ける那須川天心と、2度の世界王座獲得を誇る井上拓真。バンタム級の新たな主役を決める一戦として注目が集まるが、2人はキャリアも強みもまったく異なり、どちらが優勢かを一概に断言することはできない。

経験値という観点では井上拓真が一歩リードしている。世界戦の舞台で幾度もラウンドを重ね、強豪との実戦の中で培った技術と判断力はバンタム級でもトップクラスだ。相手の攻撃を受けない距離と角度の作り方は群を抜いており、攻防の完成度はキャリアの深さを反映している。

一方で、打撃の瞬発力やスピード、反応の鋭さでは那須川天心が優る。キックボクシングから受け継ぐ読みの速さと空間把握能力はボクシングへの転向後もそのまま武器となり、プロ7戦目の段階で世界トップレベルの精度とテンポを身につけている。2024年以降は攻撃の圧力も増し、アウトからボクサーファイターへとスタイルを進化させたことで、瞬間的に試合を動かす力が際立つようになった。

スタイルの相性で見れば、那須川天心をやや有利と見る声は少なくない。井上の武器であるディフェンスやショートレンジでの丁寧な攻防は、天心のスピードとフェイントによって狂わされやすく、リズムをつかむまでに時間を要する可能性があるからだ。逆に井上が勝つためには、天心のスピードをいかに封じ、攻撃テンポを削ぎながら自らの土俵に持ち込めるかが重要になる。

ただし、現状の評価は「五分」とされることが多い。両者は強さの軸がまったく違う。井上は経験と精度の積み重ねで勝負するタイプ。対する天心は読みと瞬間の破壊力で試合を決定づけるタイプだ。どちらが強いかは試合展開に大きく依存し、優勢がどちらに傾くかは序盤の攻防で一気に変動する可能性がある。

結局のところ、2人の強さはベクトルが異なるため単純比較は難しい。経験で勝る井上か、勢いとスピードで進化し続ける天心か。WBC世界バンタム級王座を懸けた直接対決が、その答えをリング上で示すことになる。


那須川天心vs井上拓真の試合日時は?

WBC世界バンタム級王座決定戦として注目が集まる那須川天心vs井上拓真は、「Prime Video Boxing 14」のメインカードとして11月24日(月・振替)に開催される。会場は東京都江東区のTOYOTA ARENA TOKYO。プロボクシング転向後7戦無敗(2KO)の那須川天心にとっては初めての世界タイトル戦となり、元WBC暫定世界バンタム級王者、元WBA同級王者でもある井上拓真に挑む構図だ。井上にとっては2024年10月の堤聖也戦以来、約1年1カ月ぶりの再起戦となる。

大会には那須川vs井上のほか、中野幹士、坪井智也、増田陸ら実力派の日本人選手も出場予定。大会全体は11月24日(月・振替)17:00に開始予定となっている。

  • 大会名:Prime Video Boxing 14
  • 開催日時:2025年11月24日(月・振替)17:00
  • メインカード:WBC世界バンタム級王座決定戦 那須川天心 vs 井上拓真
  • 会場:TOYOTA ARENA TOKYO(東京都江東区)

Prime Video Boxing 14の対戦カード

対戦カードタイトル
那須川天心(帝拳) vs 井上拓真(大橋)WBC世界バンタム級王座決定戦
中野幹士(帝拳) vs ライース・アリーム(アメリカ)IBF世界フェザー級挑戦者決定戦
坪井智也(帝拳) vs カルロス・クアドラス(メキシコ)スーパーフライ級10回戦
増田陸(帝拳) vs ホセ・カルデロン(メキシコ)バンタム級10回戦


那須川天心vs井上拓真のテレビ放送・ネット配信予定

那須川天心vs井上拓真を含む「Prime Video Boxing 14」は、ネット配信のAmazonプライムビデオで独占ライブ配信される。地上波や他の配信サービスでの放送は予定されていないため、視聴にはAmazonプライム会員登録が必須となる。

配信開始は11月24日(月・振替)17:00を予定。開始と同時に、全試合がライブ配信で視聴できる。


那須川天心vs井上拓真戦の視聴方法

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