欧州サッカー連盟(UEFA)は、チャンピオンズリーグで導入されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の働きに納得しているようだ。
昨夏のロシア・ワールドカップで導入され、現在では世界各国のリーグ戦やカップ戦で使用されるVAR。同システムの採用に慎重な姿勢を見せてきたUEFAも今シーズンのCL決勝トーナメント1回戦より使用することを正式に決め、12日のマンチェスター・ユナイテッド対パリ・サンジェルマン、ローマ対ポルトの一戦で初めて導入された。
12日の両試合でVARは使用されなかったものの、翌13日のアヤックス対レアル・マドリーの一戦で、出番がやって来る。37分、CKの流れからDFニコラス・タグリアフィコがネットを揺らしたが、VARによりドゥシャン・タディッチがオフサイドポジションであり、GKティボー・クルトワのすぐ前でプレーを妨げたと判定された。
この判定を巡っては、賛否が分かれており、一部のサポーターからは「ビデオ・アシスタント・レアル・マドリー」と揶揄されるなど物議をかもし出している。しかし、UEFAの審判部門のトップを務めるロベルト・ロセッティ氏は、この場面のVARの判定に賛同し、この働きに満足していると話した。
「私はあのVARの判定に満足している。テクノロジーは完璧な働きを見せ、レフェリングチームも非常にハイレベルなパフォーマンスだった。我々の頑張りを証明した瞬間だった」
「ヘッドが決まった際、アヤックスの選手がオフサイドポジションにいて、さらにボールへのプレーを試みたゴールキーパーを妨害していたとレフェリーが判断した。VARのプロトコルに一致した判定であり、ゴールは正しく取り消され、オフサイドによる間接フリーキックが与えられた」
一方で、この判定が下されるまでに数分の中断を余儀なくされ、この試合のターニングポイントになったとも考えられている。これを受け、ロセッティ氏は正しい判定が下されるまでに時間が掛かることは止むを得ないと認めた。
「最も重要なことはレフェリーが正しい判定を下すこと。正確性はスピードよりも重要視されるべきだ。我々もできる限り効率よく判定が下されることを望んでいるし、これを良くしようと心がけている」
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