『Goal 50』選出の女子年間最優秀選手はオーストラリア代表カーに！熊谷紗希らを抑えて

「マチルダス」こと女子オーストラリア代表のストライカー、カーが、熊谷紗希、アマンディーヌ・アンリ、ルーシー・ブロンズを抑えて、『Goal 50』アワードの頂点に輝いた。

『Goal 50』の年間最優秀女子選手は、女子オーストラリア代表のスター、サマンサ・カーに決まった。

「マチルダス」こと女子オーストラリア代表のスターは今年4月、AFC女子アジアカップの決勝に母国を導き、またしても最高の結果で1年を締めくくることとなった。

カーは、2018年に行われたトーナメント・オブ・ネイションズでも2得点を挙げ、アレン・スタイチッチ監督率いる女子オーストラリア代表を、優勝したアメリカに得失点差で下回っただけの準優勝に導いた。

また、クラブレベルでも活躍も目覚ましい。アメリカの女子サッカーのトップリーグである、ナショナル・ウイミンズ・サッカー・リーグで通算55得点を記録し、現在の最多記録保持者であるカーは、2シーズン連続でゴールデン・ブーツ（得点王）に輝いている。今年1月に加入したシカゴ・レッドスターでは、わずか19試合で16得点の活躍を見せ、チームをプレーオフに導いた。

その一方、2017-18シーズン中、パース・グローリーFCで13得点を挙げて、オーストラリアのWリーグの得点王にも輝いている。

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女子オーストラリア代表のスタイチッチ監督は、カーについて、「アタッキングサードにおいて、文句なく世界で最も危険な選手」と評しており、女子サッカー専門誌『She Kicks』のアワード選考員たちは、満場一致で、カーを『Goal』の権威ある賞の受賞者に選んだ。

リヨン所属の優れたディフェンシブ・ミッドフィルダーである熊谷紗希も、2018年には素晴らしい活躍をしており、日本代表では、オーストラリア代表を下してAFC女子アジアカップ優勝を勝ち取ったのみならず、8月のアジア大会でも金メダルを獲得している。

さらに、フランス代表の中盤のダイナモ、アマンディーヌ・アンリや、イングランド代表のフルバック、ルーシー・ブロンズも、5月に熊谷とともに、UEFA女子チャンピオンズリーグを制しており、昨年、初年度の『Goal 50』の栄冠に輝いたヴォルフスブルク所属のデンマーク代表FWペルニール・ハーダーも、クラブと代表の双方で、重要なゴールを記録し続けている。

しかしながら、『She Kicks』のメンバーは、スピード、バランス、個性の面を考慮。来年フランスで開催されるFIFA女子ワールドカップで、オーストラリア代表を優勝候補に押し上げる主な要因となりうる、カーの存在を見逃すことはできなかった。

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