パチューカを退団する見通しの日本代表本田圭佑だが、新天地はまだ確定していない。だが、ロシア・ワールドカップ後の来季、オーストラリアを新天地に選ぶ可能性があるようだ。
オーストラリア『SBS』は本田について「かつてCSKAモスクワ、ミランでプレーした31歳の日本人選手はマーキープレーヤーとしての最初の打診を拒否したようだ。彼のマネージャーを務める実の兄、本田弘幸氏はオファーこそ断ったものの、その条件は悪い内容ではなかった模様」と伝えている。
オファーが合意に至らなかった一方、Aリーグの幹部グレッグ・オローク氏は『The World Game』に対して「ホンダはぜひオーストラリアで見たいプレーヤーだね」と公言し、獲得を諦めない意向を示した。
「彼が実際に他のチームと正式契約を結ぶまで、我々は諦めずに交渉を続けるつもりだ。それにロシアW杯直前で、今すぐ決まることだとは思っていない。我々は引き続き優れたプレーヤーに(オーストラリアへ)来てもらえるよう尽力する」
オーストラリアのAリーグは集客力の向上のため、サラリーキャップ制の制限を受けずに年俸を設定できる、マーキープレーヤー(marquee player)を各クラブ1人獲得可能となっている。本田についてはこの枠の適用を想定し、すでにオファーを送っていたことは確かなようだが、まとまらなかった模様。しかし、Aリーグ側は引き続き交渉を希望する意向を明らかにしており、本田圭佑が来季、南半球でプレーする可能性もまだ十分にありそうだ。
なお、現地オーストラリアでは、本田圭佑と元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスがこのマーキープレーヤーの候補として報じられ、話題となっている。

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