FUJI XEROX SUPER CUP 2019が16日に埼玉スタジアム2002で行われ、浦和レッズは川崎フロンターレに0-1で敗戦。今季初タイトル獲得のチャンスを逃した。オズワルド・オリヴェイラ監督は、敗戦もリーグ開幕に向けて楽観的な姿勢を見せた。
エヴェルトンや杉本健勇といった新鮮力を起用した浦和は、序盤から川崎Fのハイプレスに苦戦。押し込まれると、前半に2度ゴールネットを揺らされたが、いずれもオフサイドの判定。間一髪でピンチを切り抜けた。
しかし後半に入ると、52分にコンビネーションで崩され、最後はレアンドロ・ダミアンの強烈な一撃を被弾。山中亮輔やマルティノスらを投入したものの、状況は好転せず、そのまま0-1で敗れた。
オリヴェイラ監督は試合後の会見で「本日は良いゲームにすることができなかった」と敗戦を認め、「逆にフロンターレは非常に良いゲームをプレーし、勝利に値したと思う」と、川崎Fを称えた。
「本日の試合はスタート地点である」ことは承知の上で、指揮官にとっては開幕1週間前となるこの時期に「すべてを整えてくるということは難しい状況」だったことを明かした。
川崎Fに対しては昨季、リーグで2連勝を飾っており、オリヴェイラ監督にとっては相性の良い相手だった。しかし「Jリーグのナンバーワンのチームに対し、良い内容でプレーできなかった」と指揮官。その大きな理由として「武藤(雄樹)と青木(拓矢)の不在の影響があった」と述べた。
「去年の方が、私たちがまとまってプレーできていた」のは、「青木と武藤がチームを整えていたから」と、2選手の不在が結果を少なからず左右したと指摘した。
「今日の試合では新しい選手が入ったが、彼らも入ってすぐにすべてができるわけではない。車なら部品を変えても問題なく動くが、選手にはそれぞれ特長があって違いがあるので、時間がかかることもあれば早くフィットする部分もあるかもしれないが、そういった時間が必要だと思う」
その新しい選手として先発に名を連ねたエヴェルトンと杉本健勇は、ハーフタイムで交代した。オリヴェイラ監督は「通常の試合であればハーフタイムで交代することはないし、本日のルールでは5人の交代が可能だった」と前置きしつつ、「彼らが悪かったから代えたわけではない」とした。
代わって入ったアンドリュー・ナバウトと阿部勇樹を投入した意図については「アンドリューを入れることによってスペースでそのスピードを生かすということを求めて、ディフェンスの背後を狙うように指示した。また、中盤を安定させるために阿部を入れた」と説明した。
新シーズンのスタートを告げる同大会での敗戦は、開幕戦に向けて不安材料という見方もある。しかし、指揮官は「心配しすぎることはしていない」とし、「私は浦和の選手のことをよく知っているので、今後必ず本日よりいい試合ができると確信している」と言い切った。
浦和は23日にアウェイでベガルタ仙台との開幕戦に臨む。
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