米・エリオット・ファンドの下で新体制となったミランは、GKジャンルイジ・ドンナルンマを放出しない方針であると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
ミラン新体制において、パオロ・スカローニ氏が会長兼CEOに就任し、元ブラジル代表レオナルド氏の入閣が濃厚となるなど、大幅な改革が予想される。だが指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾの続投は確実とされているほか、移籍市場においても、残り期間はあと3週間ほどとなり、大きな動きは見せないようだ。
ミランは、クラブの宝でもある19歳の守護神ドンナルンマや主将のDFレオナルド・ボヌッチ、24歳のFWスソの3選手については、チームの大黒柱として残留させる方針を決めている。万が一、断ることの難しい破格のオファーが届いた場合に限り、3人のうち1人を放出し、FWゴンサロ・イグアインなどビッグネームの獲得資金に充てる。
だがここ数日、3選手のうちで唯一移籍話が報じられたのはボヌッチのみ。友人のGKジャンルイジ・ブッフォンが加入したばかりのパリ・サンジェルマンへの移籍だが、現段階において、交渉はスタートしておらず、ヨーロッパリーグ出場が確定したことで、ボヌッチ自身もSNS上でミラン残留の意思を示している。
このためボヌッチら3選手が全員残り、構想外となっているMFリッカルド・モントリーヴォ、DFグスタボ・ゴメス、FWカルロス・バッカ、FWニコラ・カリニッチ、FWアンドレ・シウヴァを放出するにとどまる可能性もある。
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