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香川真司、ベシクタシュの最適解へ…“ベストポジションと役割”を得て「チームを組織化する」トルコ記者語る

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トルコ1部リーグのベシクタシュは1月31日、ボルシア・ドルトムントから今季いっぱいまでのレンタル移籍でMF香川真司を獲得したことを発表した。『Goal』トルコ版の現地記者が香川についての見解を口にした。

ドルトムントで出場機会を得ることができていなかった香川は今冬に移籍を模索した結果、最終日にトルコ行きが決定。現地メディアも「世界的スターが来た」など大きく取り上げており、ガラタサライに所属するDF長友佑都との日本人対決にも期待が高まる。

そのためには、まずはチームの信頼を手にし、ポジションを確保しなければならない。『Goal』トルコ版のセルタク・ククケルシ記者は、現在リーグ戦の6位につけるベシクタシュについて、「彼らはプレーメーカーを必要としている。最終日にはドイツとトルコのユース年代で代表を務めた経験もあるMFトルガイ・アルスランをフェネルバフチェに放出した。もう一人のプレーメーカーであるトルコ代表MFオーウザン・オジャクプも良いプレーができていない。ファンから抗議されるほどにね」とコメント。4-2-3-1を常用するチームの中でプレーメーカーを欠いていると主張した。

そのため、香川としては最も得意なポジションである“トップ下”で、プレーメーカーとしての役割が期待されているという。その中でライバルとなるのが、フィオレンティーナやローマでもプレーしてきた27歳のセルビア代表MFアデム・リャイッチ。セルタク記者は「シェノル・ギュネシュ監督は香川を獲得する前、トップ下の選択肢がリャイッチのみだった。ただ、リャイッチはウイングでもプレーできるため、香川はプレーメーカーとしての役割を任せられるだろう」と語り、リャイッチがポジション争いのライバルではあるものの、香川と共存できる選手だと説明した。

最後にセルタク記者は、「私はギュネシュ監督が、非常に効果的な働きができる香川を起用していくと思う。香川がチームをオーガナイズ(組織化)することを助ける」と、香川がベシクタシュで重要な存在になっていけると、期待をこめて語った。

ドルトムントでは公式戦4試合出場で無得点と苦しいシーズンを過ごしてきた香川だが、現在のベシクタシュの“最適解”になり得る存在。香川が“水を得た魚”となって輝く姿をトルコで見ることができるかもしれない。

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