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韓国現地記者が語る“8強敗退”の理由…日程には不満「W杯の翌年にやるべきではない」

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韓国代表は25日のアジアカップ2019・準々決勝で、カタール代表に0-1で敗れ、ベスト8で大会を去った。韓国メディアも「早すぎる敗退」「アブダビの惨事」と伝え、パウロ・ベント監督を批判する論調も出回り始めた。

しかし、『Goal』韓国版のアレックス・キム記者は、現体制の継続を望んでおり、「彼とともに2022年に向けて進んでいかなければならない」と語った。

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韓国は2004年大会でイランに敗れて以来、15年ぶりに準々決勝で姿を消すことに。早すぎる敗戦を韓国メディアは衝撃をもって伝えた。キム記者も「韓国のファンのほとんどがこの結果にひどく失望している」と話し、“敗北の重み”を改めて口にした。

敗因についてベント監督は試合後に「チャンスを効率的に生かすことができなかったのが、我々が脱落した原因である」と語っていたが、キム記者は「負傷により戦列を離れた選手が数名いた」ことが、カタールに勝てなかった最大の理由だと話す。

韓国は、初戦直前の6日にKリーグ2部でMVPと得点王に輝いたナ・サンホをケガで失い、イ・スンウを追加招集。さらに20日にはチームの中心的存在であったキ・ソンヨンが離脱。フィリピンとの初戦で右ハムストリングを痛めたニューカッスル所属のMFは、18日に練習に合流したものの、再び同箇所に違和感を覚えたため、無念の離脱となった。

そのうえで22日のバーレーンとのラウンド16では延長120分を戦ったことで「チームはフィジカルの問題を抱えていた」と、キム記者は指摘した。

負傷者続出について同記者は「アジアカップはW杯の翌年にやるべきではない。別の年に予定されるべきだ」と持論を展開。夏場はW杯で充分な休暇が取れないままプレーし続ける欧州組が、疲労が蓄積した状態でそのままアジアカップを戦うことは、高いパフォーマンスを発揮するうえで弊害になることを理由に挙げた。

「ヨーロッパでプレーする選手が、最高のパフォーマンスを見い出すのに苦労しているように感じる」

韓国は今大会をもってキ・ソンヨンとク・ジャチョルが代表を引退することを発表。12年のロンドン五輪銅メダル獲得に大きく貢献し、長く欧州でプレーしてきた2人の代表引退。キム記者は「迅速な世代交代」の必要性を説いた。

世代交代の必要性が高まった韓国だが、現地報道ではパウロ・ベント監督への風当たりが強くなっており、将来については現時点では不透明だ。

キム記者は「KFA(韓国サッカー協会)からのコメントはまだない」としつつも、「個人的には、彼がチームを形成させるのは長い道のりになる。彼は自分の色を出すために多くの時間が与えられるべきだと思う。彼とともに2022年のカタールW杯に目を向けて進んでいかなければならない」と、続投を支持していた。

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