アジアカップ2019は22日にラウンド16が行われ、韓国がバーレーンに2-1で勝利。延長に及ぶ戦いを制して準々決勝進出を決めた。8強ではカタールとイラクの勝者と対戦する。
グループステージを3連勝で突破した韓国は、バーレーン戦を前にキ・ソンヨンが負傷のために離脱することを発表。3度のW杯出場を経験している頼れるMFを欠いて、ノックアウトステージを戦うことになった。
パウロ・ベント監督は中国戦から先発を2人変更。最終ラインにイ・ヨンとホン・チョルを起用。キャプテンマークを巻くのは、中国戦で今大会初出場を果たしたソン・フンミン。トッテナムに所属し、アジア・ナンバーワンの呼び声高いエースがトップ下で先発入りした。1トップにはガンバ大阪で昨季リーグ戦で16ゴールを記録したファン・ウィジョが入った。
対するバーレーンはA組を1勝1分1敗の3位で通過。04年の中国大会で記録した最高成績のベスト4を目指す。
試合は序盤から韓国が圧倒。80パーセント近いポゼッションでバーレーンゴールに攻め込む。43分、ソン・フンミンから右に展開されると、駆け上がったイ・ヨンがグラウンダーのクロスを送る。ゴール前でファン・ウィジョが詰めるとボールがこぼれる。これに詰めていたファン・ヒチャンがきっちり決めて韓国が先制に成功した。
対するバーレーンはボールを奪っても単調な攻撃と個人突破に終止。前半はこれといった決定機を迎えることなく折り返した。
後半に入っても韓国ペースは変わらない。49分にファン・インボムからファン・ウィジョとつなぎ、フィニッシュまで持ち込んだが、これはGKがセーブした。
54分にはファン・ヒチャンが得意のドリブルで中央突破を試みると、バーレーンはファウルで阻止。佐藤隆治主審はFKを与えた。このFKをチョン・ウヨンが低い弾道のシュートで狙ったが、わずかにゴールを外れた。
追う展開となったバーレーンも必死の攻めを見せる。左サイドでのセットプレーから素早くリスタートし、最後はアルシャムサンがミドルシュートを狙ったが、大きく枠を外してしまった。69分にはCKのこぼれ球にラシェドが左足でコースを突いた、強烈なシュートを放つが、韓国の守護神キム・スンギュが横っ飛びでセーブした。
しかし77分、反撃を試みるバーレーンに歓喜の瞬間が訪れる。左サイド寄りからミドルシュートを放つと、ゴール前にこぼれ球が流れる。これを詰めていたアルロマイヒが左足で押し込み、同点。試合を振り出しに戻した。
息を吹き替えしたバーレーンはその後もミドルシュートなどで韓国ゴールを強襲。韓国も終了間際にファン・ウィジョがビッグチャンスを迎えるが、90分で追加点は決まらず。試合は延長戦に突入した。
延長に入ると、攻め込む韓国に、時間を上手く使って耐えるバーレーンの構図に。韓国は途中投入のイ・スンウが再三シュートでゴールを狙うが、枠を捉えることができず。バーレーンはGKハビブが足を痛め、控えGKのファルダンとの交代を余儀なくされた。
攻勢に出る韓国は105+2分、イ・ヨンの左クロスにキム・ジンスが頭で合わせて、ようやく勝ち越しゴールを奪取。延長後半は相手の出足を伺いつつ、カウンターで応酬。最後までバーレーンの反撃を許さず2-1で勝利。準々決勝進出を決めた。
8強入りを決めた韓国は、準々決勝でカタールとイラクの勝者と対戦する。
■試合結果
韓国 2-1 バーレーン
■得点者
韓国:ファン・ヒチャン(43分)キム・ジンス(105+2分)
バーレーン:アルロマイヒ(77分)
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