陸上・山縣亮太選手お墨付き! あの快速FWは「走り方がうまい!」/独占インタビューVol.2

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『Goal』ではサッカー好きを公言する著名人にインタビューを実施。サッカーに興味を持ったきっかけやサッカー愛を聞き、人がサッカーを好きになる原点に迫っていく。日本陸上男子短距離界のエース・山縣亮太選手(セイコー)の第1回に引き続き、第2回のもようをお届けする。

※第1回はこちらから
日本陸上界のエース・山縣亮太選手「武藤嘉紀くんに刺激をもらっています」/独占インタビューVol.1

インタビュー=松岡宗一郎

■日本代表を見て「何やってるんだ、自分は」

2018_11_21_japan

——少し前の話になりますが、ロシア・ワールドカップは結構ご覧になっていましたよね?

はい、見ていました。

――大会前、日本代表の評価はあまり高くありませんでしたが、グループリーグを突破してベスト8にあと一歩まで迫りましたよね。山縣選手はどう見ていましたか?

一人のファンとしては「正直、結構厳しいんじゃないかな」って思っていました。だから初戦のコロンビア戦を見たときは「まさか!」でした(笑)。

――誰も開始わずか3分で相手が退場してPKで先制するなんて思いませんよね(笑)。

その後、セネガルに引き分けてポーランドとベルギーには負けてしまいましたけど、全部惜しかったですよね。特に最後のベルギー戦は「勝った!」と思えるところまでいきましたし。

でもそういうところがスポーツの魅力だと思うんです。言い方は良くないかもしれませんが、最初に「ダメかもしれない」って思いながら見ていても、気迫のこもったプレーを見せられると期待値を大きく上回ってすごく感動できる。僕はすごく感動しましたし、自分も頑張らなきゃって感じさせてくれました。

特に陸上のスプリントの世界って海外の選手がすごく強いんです。正直、「無理かな」って思いたくなることもあるんですけど、あれを見て「日本代表も頑張っているし、自分も頑張らなきゃ」って思いになりました。

——試合を見てモチベーションが上がったり、心理的な影響を受けたりすることもあるんですね?

ありますね。逆にアスリートとしては「何やってるんだ、自分は」みたいな悔しい気持ちを感じつつ、すごく刺激を受けました。

■スプリンターが見るサッカー選手の走り方

2018_11_21_Mbappe

――日本代表以外の試合もご覧になっていましたよね。

はい、フラットな気持ちで見ていました。「ヤバイ!」と思ったのがウルグアイでしたね。特にエディンソン・カバーニ選手の弾丸ミドルを見て、「これは日本人だとなかなか打てないんじゃないかな」と思ったのを覚えています。

――アスリート的な視点ですね。やはり身体能力の部分に目がいくんでしょうか?

いきますね。例えばフランスの(キリアン)ムバッペ選手のスプリントはすごかったです。前提としてスピードがすごいのはもちろん、スプリントの技術的な視点から見てもいい走りをしているんです。ただ速いだけじゃなくて体の動かし方がうまいなって。あれを見たら「そりゃ速いわ」ってなります!

――サッカーを見ていて「この選手、走り方うまいな」って気になったり、気にしてみたりするんですね。面白い!

しますね。あとは速いように見える選手でも体の使い方が上手じゃなくて、「これは肉離れするな」って思うこともあります。そう思いながら見ていたら、本当に肉離れで交代してしまったこともありました。

――さすが専門家ですね。肉離れしそうな走り方って、あるんですね。

あります。体が反り上がって足が後ろに流れるんです。限界までスピードを出すとそうなるんですよ。

――なるほど。ちなみに足が速いサッカー選手は陸上選手と比較されて「30メートル走なら勝てる」と言われることが稀にあるんですが、実際のところどう思いますか?

あると思います。30メートルだけシャッと速く走る走り方と、100メートルをトータルで速く走る体の使い方って結構違うんです。だから30メートルまでならサッカー選手が陸上選手の前にバッと出ることはあると思いますよ!

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