2018-11-25 Perez Boca Juniors Libertadores 2018Getty Images

「試合を強行しようとしていた」ボカ&リーベル両者が南米サッカー連盟への不信感をあらわに

現地時間24日、コパ・リベルタドーレス決勝第2戦、リーベル・プレートvsボカ・ジュニオルスは、会場入りしたボカ・ジュニオルスのバスが襲撃され、負傷者が出る事態に。結果的にモヌメンタルでの試合は翌25日へ延期されることとなってしまった。

ボカMFパブロ・ペレスは腕と目を負傷。また、カルロス・テベスも催涙ガスによって涙を流し、現地TV局『TyC Sports』に「こんな状況で試合なんてできるわけがない。それなのに試合をやれと言われたよ。信じられないね」と語った。

ボカのフェルナンド・ガゴも「南米サッカー連盟(CONMEBOL)や国際サッカー連盟(FIFA)は僕達にプレーをさせたかったようだ」と発言。

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リーベル・プレート指揮官のマルセロ・ガジャルドも「こんな日に試合をしろだなんて馬鹿げている。だが、CONMEBOLや放映権のあるTV局はどうしても今日やらせたかったようだね」と、試合を強行しようとした動きがあったことを明かしている。

試合開始時刻については、24日18時キックオフ予定が19:15開始に変更。だが混乱した状況は収束せず、さらに21:00キックオフへと後ろ倒しされた。

しかし、リーベル、ボカの両チームはこの日の試合は無理であると協議のうえで紳士協定を結び、試合強行に断固拒否の姿勢を見せた。

結果的にCONMEBOLはこの日の試合開催が無理だと判断し、25日17:00(日本時間26日5:00)開始にスライドすることに決めた。CONMEBOLのアレハンドロ・ドミンゲス会長は「これは戦争ではない」と声明を出し、試合の1日延期を発表。だが、その直前まで「トラブルは大きなものではない」と強調し、試合を強行しようとしていた姿勢に批判が集中している。

ファンの暴徒化によって試合が1日延期されたコパ・リベルタドーレス決勝の第2戦。果たして延期された25日の試合は無事にモヌメンタルで開催されるのか。また、負傷者もいるボカの選手たちは問題なく試合に臨めるのか。南米最強クラブを決める一戦で勃発した問題は、余波が広がる状況となっている。

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