セリエAは26日に第18節が行われ、ミランはフロジノーネと対戦した。
現在公式戦4試合勝利から見放されているミラン。リーグ戦では混戦の中で5位につけてはいるものの、ヨーロッパリーグではまさかの敗退となるなど、ガットゥーゾ監督の進退問題も騒がしくなっている。さらに今夏加入のFWイグアインの移籍も騒がれるなど、落ち着かない状況が続いている。
チーム周辺の雰囲気を良くするためにも勝利が欲しい敵地での一戦では、去就が注目されるイグアインも先発。クトローネやカスティジェホも前線に入り、中盤では好調バカヨコがスタメン入を果たした。
試合は、序盤から互いにゴール前に近づくシーンを作っていく。ミランはカスティジェホのシュートがポストに阻まれるなど決定機を作るが、ミスからピンチを迎えるなど不安定な立ち上がりとなる。
前半半ばから相手にビッグチャンスを与えることが多くなり、ドンナルンマの出番が増えていく。すると37分にネットを揺らされる。相手陣内でチャルハノールがボールを奪われてカウンターを許すと、最後は左サイドのクロスにチャーノが合わせた。しかしビデオ判定の結果、チャルハノールが奪われたシーンでファールがあったとしてノーゴールに。ミランは判定に救われる。前半はスコアレスで折り返した。
後半序盤はミランが押し込む時間が増える。しかしリズムが悪く攻撃が停滞し、決定機を作ることができない。流れの悪いミランは74分に2枚替えで打開を図るが、ゴールは生まれない。
終盤には両チームともチャンスは生まれたが、試合はスコアレスで終了。ミランは公式戦5試合勝利なしに。第15節以降、リーグ戦では4試合連続ノーゴールとなった。他試合の結果次第では、欧州カップ戦圏内から転落することになる。進退問題が騒がれているガットゥーゾ監督だが、さらに追い込まれる結果となった。
■試合結果
フロジノーネ 0-0 ミラン
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