9日に行われ、3-2で勝利したトルクメニスタン代表戦にフル出場を果たした日本代表MFの柴崎岳は、試合後に苦戦したこの一戦について振り返った。
試合を優位に進めながら、ミスからのカウンターで失点し、1点ビハインドの状況で折り返した前半について「前半…そうですね。なかなか縦パスを配球できても、スペースがちょっと少なかったのかなというのはあります。ちょっと簡単なミスももちろんありましたし、ちょっと初戦としての硬さもあったかなと思います。このチームで初めての公式戦ですし、またフレンドリーマッチと違った勝手があったかなと思っています」と森保一監督が就任してから初の公式戦ということもあり、チーム全体に硬さがあったと認めた。
トルクメニスタン代表が5バックのシステムで戦ったことについて「ミーティングの中では5枚でという情報はなかった」と明かした柴崎だが、「別に経験したことのない相手ではないので、試合の中で修正しながら、合わせながらできたのかなと思っています」と上手く対応できたと評価した。
一方で、この試合ではカウンターの際にボランチの裏を取られ、危険な場面を作られることが何度も生じた。ピッチの中央から見たチーム全体のバランスについても語った柴崎は、自身とディフェンスラインの連携に課題を残したと話した。
「前線のところでミスがでることは仕方ない部分ももちろんありますし、そういったところから僕と冨安(健洋)のところでちょっとバランスが悪かったかなという思いもあります。あとはセンターバックとの連係の中でもうちょっとプッシュアップするのか、僕らが下がるのかという部分が曖昧だったこともあると思います。それを相手のストロングであるカウンターのスピードをうまく使われた部分はあると思います。これはボランチとセンターバック、サイドバックもそうですけど、リスクマネージメントの部分でもうちょっと徹底する必要はあるかなと思います」
また、初めてボランチでコンビを組んだ20歳の冨安との連携についても言及した。「彼も代表で、ボランチでプレーするのは初めてですしね。ましてやフレンドリーマッチではないので、難しい部分も彼自身あったと思いますけれど、よくやってくれていたと思います。彼が守備的で、僕がなるべく攻撃に絡んでいくという部分ははっきりしていたかなと思いますし、特にやりづらさという部分は感じなかったです。彼は彼なりに一生懸命やっていたので、もっともっと良くなるのではないかなと思います」
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