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【活躍&低調選手がわかる選手採点】マドリッド・ダービーのMOMは…アトレティコはレマルやモラタらに低評価

リーガ・エスパニョーラ第20節、メトロ・ポリターノを舞台としたアトレティコ・マドリー対レアル・マドリーのダービーは、3-1でレアル・マドリーの勝利に終わった。『Goal』では、この試合をフォーカスマッチとして、選手採点を実施した。

スペイン首都の二大巨塔が激突する同国を代表するダービーだが、今回は首位バルセロナと優勝を争う権利をかけた戦いとなり、結果レアル・マドリーがアトレティコを破って2位に浮上した。アウェーチームは16分にCKからカセミロが先制点を記録。25分にはグリーズマンに1点を返されるも、43分にセルヒオ・ラモスがPKを記録して勝ち越し、75分に途中出場のベイルがダメ押し弾を決めている。

この試合、『Goal』による選手採点は以下のとおり。※5点満点。平均点は【3.0】。出場20分以上の選手が対象

採点・文=江間慎一郎(スペイン在住ジャーナリスト)

■アトレティコ・マドリー選手採点

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GKヤン・オブラク 【3.0】
多くのGKにとってはキャリアを代表するセーブを頻繁に披露している、世界最高の呼び声高いGKは、今回はどんなセーブも見せられず試合を終えた。しかしカセミロのバイシクルシュートも、蹴る方向を当てたセルヒオ・ラモスのPKも、ベイルのダメ押し弾も、止められなかったからといって非難できるものではない。

DFサンティアゴ・アリアス 【2.5】
この試合でも積極的に攻撃に参加したが、チームがボールを失った際には自身の背後をヴィニシウスに取られている。チームメートのケアもなく、彼のサイドがレアル・マドリーの自由通行ゾーンとなっていた。

DFホセ・マリア・ヒメネス 【2.5】
序盤こそ力強い守備を見せていたが、早々にそれを失っていった。1失点目の場面ではカセミロのマークを外し、疑惑の判定ではあったがヴィニシウスを倒してPKも献上している。

DFディエゴ・ゴディン 【3.0】
32歳となり、衰えも指摘されるアトレティコの現キャプテン。ヴィニシウスのスピードについていけない場面もあったものの、的確なポジションニングで及第点の守備を見せている。

DFリュカ・エルナンデス 【2.5】
レアル・マドリーの攻撃が逆サイドから行われていたために出番は比較的少なかったが、その中で「らしくない」ミスが散見された。ルーカス・バスケスとのデュエルにも幾度か敗れた。

MFアンヘル・コレア 【2.5】
グリーズマンのゴールを巧みなスルーパスで演出(その直前、ヴィニシウスのボール奪ったプレーがファウルであった可能性もあるが…)。攻撃では積極性を見せたが、守備ではアリアスを孤立させていた。

⇒MFロドリゴ 【2.5】
コンディションが良くなかったためにベンチスタートに。ピッチに入ったときには、すでにレアル・マドリーが優勢に試合を進めていた。見事な読みからのボール奪取、的確な配球を見せる彼が先発で出場していたならば、また違う試合内容になっていたかもしれない。

MFサウール・ニゲス 【2.5】
負傷明けであることを感じさせるパフォーマンス。立ち上がりこそシメオネ印のインテンシティでプレスを仕掛けたが、その後に存在感を失った。得意とする前線への飛び出しもほとんど見られず。

MFトーマス・パルティ 【2.0】
ベンチスタートとなったロドリゴに代わり、ビルドアップの際のボールのつなぎ役を務めたが、パスミスを連発。やはり2ボランチの縦関係では、強烈なミドルという武器もあることで、後ろより前にいた方が良さを発揮できる。2枚のイエローカードで退場に。

MFトマ・レマル 【2.0】
昨夏、アトレティコ史上最高額の7000万ユーロで加入した選手は、そのネームに引っ張られるようにスタメンで起用され続けてはいるが、その値段の正当性をまったく証明していない。攻撃においてはどんなアクセントにもなり得ず、ビトロとの交代場面ではついにサポーターから指笛を吹かれている。

⇒MFビトロ 【2.5】
レマルとの交代で入り、レマルにはない積極的なプレーを披露。が、チーム全体がすでにトーンダウンしていたために、流れを変えるには至らなかった。

FWアントワーヌ・グリーズマン 【3.5】
このダービーのゴールで、ここ10試合で9得点。現状、チームで唯一頼れる点取り屋であり、ゲームの組み立てにも欠かせない選手だ。リーガでメッシに次ぐ年俸となる2300万ユーロを受け取ることで、クラブ内のエコシステムを崩壊させたという論争も生んでいるが、少なくともレマルよりは給与に値する正当性を証明している。

FWアルバロ・モラタ【2.5】
シメオネ・アトレティコのメカニズムにいまだ適応できていないのは明らか。それでもセンターバックへの積極的なプレスなど、“それらしい”プレーは見せていた。前半はほとんどプレス要員に終始し、後半には巧みな抜け出しからループシュートでネットを揺らしたものの、センチメートル単位のオフサイドによって取り消しに。決まっていれば古巣レアル・マドリー相手のゴールとなったわけだが、ボールが枠に入った際、衝動的に喜んでしまった。

監督:ディエゴ・シメオネ【2.5】
チーム紹介アナウンスでその名が呼ばれると、誰よりも巨大な歓声を生み出せるアトレティコの現人神(この試合で同等の音量が出たのは、クルトワに対する指笛のみ)。だが、この試合では観客を煽るタイミングなく、終了前に彼らから見捨てられることになった。ヴィニシウスに攻め込まれる右サイドの守備の修正を最後まできず、カリニッチ&ビトロではなく、新加入モラタとレマルを起用し続けることにも疑問符。コケが負傷で、ロドリゴが先発で起用できない不運もあった。

■レアル・マドリー選手採点

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GKティボー・クルトワ 【3.0】
レアル・マドリーの新守護神であり、アトレティコサポーターにとっての「ラタ(スペイン語でネズミの意で、卑しい人や裏切り者のことも指す)」。メトロポリターノの観客は彼にブーイングを浴びせるだけでなく、わざわざネズミのぬいぐるみをどこかで買ってきて、それをピッチに投げ込む熱心さを見せた。その影響もあってか、グリーズマンに股抜きシュートを決められるなど、いつもの確実さを欠いた場面も。

DFダニ・カルバハル 【3.5】
彼のCK奪取からカセミロの先制点が生まれはしたものの、今回は攻撃よりも守備面で貢献が目を見張った。いつも低調なレマルではあるが、彼と対面したこの試合ではいつも以上に存在感を薄くしていた。

DFラファエル・ヴァラン 【3.5】
空中戦、地上戦のどちらでもアトレティコの壁として立ちはだかり、特にモラタの自由を奪っていた。

DFセルヒオ・ラモス 【4.0】
レアル・マドリーが低調なときは軽率なミスでその要因となり、好調のときには確かな守備に加えて、その得点力でその要因となる主将。もちろんこの試合では、マドリーが好調である理由を体現していた。GKオブラクを相手にしたPKでは、流石にパネンカ(PK)は控え、鋭いシュートを枠の左に突き刺している。

DFレギロン・ロドリゲス 【4.5】☆Goal選出マン・オブ・ザ・マッチ
調子を落とすマルセロの火付け役からマルセロとポジションを争うライバルになるなど、短期間で飛躍を果たしているレギロンだが、このダービーがその地位を決定づけるものになるのかもしれない。守備ではアンヘル・コレアをシャットアウトし、オーバーラップのタイミングも見事。まだ22歳ながら、驚異的な安定感を誇った。

MFカセミロ 【4.0】
配球においては危なっかしい場面もあったが、確かなカバーリングによってチームの中盤を支え、豪快なバイシクルシュートも決めている。

MFトニ・クロース 【4.0】
先に負傷から復帰したばかりだが、調子をみるみると上げている。攻撃を展開させるパスの正確さは素晴らしく、ボール奪取でも存在感を見せる。

MFルカ・モドリッチ 【4.0】
ロシア・ワールドカップの肉体及び精神的な消耗から、完全に抜け出したようだ。チームが不調の際には「これじゃダメだ」とはっきり言い放ち、納得がいかないことを言われればシメオネにさえ歯向かう、永遠に気高き魂を持つ2018年のバロンドーラーは、その栄光に恥じぬプレーを見せ続けている。マドリーが好調となった要因の一つには、彼がよりゴールの近くにポジションを取って、相手DFの陣形を乱したり、ラストパスやフィニッシュにこれまで以上に絡むことが挙げられる。この試合の後半にはベイルのゴールを絶妙なスルーパスでお膳立てしたが、許されるならば0.5得点という記録を与えたいプレーぶり。

FWルーカス・バスケス 【3.5】
ソラーリに重用される理由を再び証明。最前線で攻守のバランスに気遣い、汗をかいた。労力を惜しむことなく、全速力で後方へと戻る彼の姿に、アトレティコの選手たちは面目を潰されている。

FWカリム・ベンゼマ【3.5】
ゴールこそなかったものの、そこにいたのはここ数試合と同じ“最高のベンゼマ”。バロンドール最終候補に選ばれるポテンシャルを持った選手である。前線から中盤に下がって、ひし形のパスコースの頂点となり、他選手の攻め上がりを促すと、そこからストライカーとなって自らゴールを狙う……。ヴィニシウスはクリティアーノ・ロナウドに代わる相棒となりつつある。

FWヴィニシウス【4.5】
シーズン開幕当初、マドリーの未来とされた選手は、もはやマドリーの輝かしき現在を象徴している。チームがクライシスに陥ったとき、そのスピードとテクニックにあふれる積極果敢なドリブルによって、サポーターに光を見せたブラジル人FWは、初となるダービーでもチームの道を切り拓いた。左サイドから再三にわたってアトレティコの守備を切り崩し、ホセ・ヒメネスに倒されてPKも獲得している。課題があるとすれば、フィニッシュフェーズでのプレー精度。

⇒MFガレス・ベイル【3.5】
ヴィニシウスとの交代で登場したガラスのエース。ヴィニシウスがいたときにあった流れるような攻撃を淀ませたものの、それでも一発を持っていることを証明した。

監督:サンティアゴ・ソラーリ【4.0】
アルゼンチン代表の元チームメートであり、サン・ロレンソでは半年間にわたって指導を受けたシメオネ率いるチームに勝利。イスコ、アセンシオ、マルセロ、ベイルなどのネームにこだわらることなく、若手などしっかり働ける選手を積極起用する方針で、レアル・マドリーを上昇気流に乗せた。

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