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“歴史がない”と揶揄されたカタール。アジア杯優勝で2022年W杯ホスト国の実力を証明

アジアカップ2019の決勝が1日に行われ、カタール代表が日本代表に3-1で勝利し、史上初の優勝を成し遂げた。過去4強にすら勝ち進めなかったカタールが、なぜアジアの頂点に立つことができたのか。大会期間中にカタールを継続して取材していた『Goal』インド版のラフール・バリ記者は、同国の躍進に至った理由をこう分析する。

■育成強化から始まったカタールの強さ

フットボールの歴史がない――。W杯の長い歴史において史上初の中東開催となった2022年大会。ホスト国となったカタールに対しては開催決定当初よりそんな批判にさらされた。

カタールW杯の大会組織委員会は、ドーハで同国の歴史を展示する催しを開催していた。展示場では、中東諸国におけるスポーツの歴史が始まった時期から、2022年のW杯に向けてカタールが準備を進めるところまで、サッカーを通じて中東やカタールの歴史を紹介。「歴史がない」という一部批判が誤りであることを強調していた。

しかし、アジア王者となったいま、その批判はもはや過去のこと。カタールは堂々と自国開催のW杯に向けてまい進することができる。

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迫りくる難敵を次々と退け、7連勝で優勝トロフィーを掲げたカタール。その強さの根源は、国が掲げる壮大なプロジェクトにあった。育成年代では、世界基準のトレーニング施設を完備するなど、国をあげて代表チームに投資を続けている。その結果の表れとも言えるのが、大会史上最多の9ゴールを挙げて得点王に輝き、MVPも受賞したアルモエズ・アリを筆頭としたエリート養成施設(アスパイア・アカデミー)出身プレーヤーの飛躍だ。

最優秀GK賞を受賞したサード・アルシーブ、大会を通じて10アシストと驚異的な数字を残したアクラム・アフィフや、タレク・サルマンといった選手も、エースのアリと同じくアスパイア・アカデミー出身であり、今回の優勝によって国の投資が代表チーム強化につながりがあることを証明した。忠実に育成からテコ入れを図った成果は、チームの平均年齢24.8歳という若さに表れている。

さらに、カタールの今大会における戦いぶりを振り返ると、決して運良く勝利したわけでない。グループステージではサウジアラビアに勝利し、決勝ラウンドではイラク、韓国、UAE、そして日本のようなアジアの強豪国に実力面で確実に勝っていた。

そういった点を鑑みると、カタールにとっては下剋上ですらなかった。7試合で19ゴールを記録し、失点は決勝で南野拓実に奪われた1点のみ。大会を通して1度たりとも怯むことなく、開催国UAEとの準決勝では、完全アウェイの環境にも動じなかった。そして、決勝の日本戦でも1点差に詰め寄られながらも、神経質にならず、ダメ押しの3点目を奪ったメンタリティの強さも感じた。

フェリックス・サンチェス監督の下、この着実な強化を維持することができれば、W杯の舞台で世界の強豪国に勝利することは十分に可能なはずだ。

文=ラフール・バリ/Rahul Bali
構成=Goal編集部

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