「欧州のクラブから2年契約を提示された」ウサイン・ボルトの代理人がオファーを明かす

欧州からのオファーが届いたものの、陸上界の元スター選手は豪州に残ることを望んでいるようだ。

陸上界の元スーパースター、ウサイン・ボルトの代理人がヨーロッパのメジャークラブからのオファーを受け取っていると明かした。

オリンピックで8つの金メダルを獲得したボルトは、2017年にスプリント界から引退。かねてからの夢であるプロフットボール選手を目指す同選手は、チャリティマッチに出場したり、ドルトムントなどの練習に参加したりと、精力的な活動を見せる。

そして、現在ボルトは練習生としてオーストラリア・Aリーグのセントラル・コースト・マリナーズのプレシーズンに参加。先日にはプレシーズンマッチで2ゴールを挙げる活躍をするも、クラブ首脳陣は契約に向けて慎重な構えを見せている。

そんな中、代理人を務めるトニー・ラリス氏は、ボルトが他のクラブから契約オファーを受け取っていると明かし、早くにオーストラリアでのプレーを切り上げる可能性があると『ESPN』で話した。

「ボルトに2年契約を提示したヨーロッパのクラブがある。彼らは新しいオーナーに代わり、チャンピオンズリーグの出場権を強く望んでいるクラブだ」

代理人の発言を受け、『ユーロスポーツ』では、ボルトにオファーを送った可能性のあるクラブをミランと予想。中国人オーナーからアメリカの投資ファンドに経営権が移った同クラブは2013-14シーズンを最後にチャンピオンズリーグ出場からも遠ざかっている。

しかし、当のボルトは、2ゴールを挙げたマッカーサー・サウスユナイテッド戦の後、マリナーズとの契約を勝ち取り、オーストラリアでプレーを続ける意思があることを話していた。

今週末に開幕を迎えるAリーグでボルトはプレーするチャンスを得られるのだろうか。それとも欧州でのプレーを選択するのだろうか。今後の動向にも注目が集まる。