横浜FM、元社員が約3300万円を私的流用、懲戒解雇の処分を下す

横浜F・マリノスは元社員が約3300万円を私的流用していたと発表した。

横浜F・マリノスは20日、元社員が2012年から2018年の約7年間、収入印紙の管理担当者に対し業務上必要であるとだましたうえで収入印紙を購入させて着服換金し、クラブの資金約3,300万円を私的に流用していたと発表した。

調査の結果、本人がすべてを認めたため、6月11日付で当該元社員を懲戒解雇、9月18日付で本人が全額弁済していくことを取り決めた。また、これに対しJリーグは横浜FMにけん責と制裁金300万円の処分を科した。

横浜FMの運営会社である横浜マリノス株式会社の黒沢良二代表取締役社長はクラブ公式サイトを通じ、「このような事態を招いた事を深く反省するとともに、ファン、サポーターの皆さま、パートナーの皆さまをはじめ、関係する全ての皆さまにご心配、ご迷惑をおかけする結果となりましたことを、心よりお詫び申し上げます」とコメント。

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原因究明を図り、業務フローの見直し、チェック機能の強化等の再発防止策を策定・実施したという。また黒澤社長の報酬の20%を3ヶ月減額すると決めた。

Jリーグは今回の件を受け、「今後、全クラブに対して、同様の事態が発生しないよう内部統制の整備状況に関する確認と指導を強化する」と発表した。